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帽子よりもハンディファンよりも効果的…熱中症研究者が「絶対、携帯して」という100均にもあるアイテム

帽子よりもハンディファンよりも効果的…熱中症研究者が「絶対、携帯して」という100均にもあるアイテム

2026.08.29

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猛暑の外出時、帽子をかぶり、ハンディファンを回す人は多い。だが、長年、熱中症研究を続けてきた東洋大学教授の加藤和則さんは「それらよりももっと効果的な熱中症対策アイテムがある。暑さが身体を壊すとき、細胞を傷つけているのは熱だけではないからだ」という――。 ※本稿は、加藤和則『血管細胞を強くすれば熱中症は予防できる 熱中症やヒートショックに強い身体に変える3つの成分』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。

なぜ、太陽の下にいるだけで疲れるのか

熱中症対策を考える場合には「熱」だけでなく、「光・紫外線」への対策がいかに重要かという観点も、ぜひお伝えしておきたいと思います。

夏の日中、外に出ているだけでものすごく疲れた、という経験はどなたにもあるでしょう。あの疲労感は、気温の高さだけでは説明できません。光の影響が非常に大きいのです。

熱中症といえば気温とWBGT(暑さ指数)に注目が集まりますが、同じ気温であっても、直射日光の下にいるのと日陰にいるのとでは、身体が受けている負荷はまるで違います。その差を生んでいるのが、光です。

赤外線は温度を上げ、紫外線は炎症を起こす

太陽光が身体の表面に直接当たると、二つのことが同時に起こります。

一つは、太陽光に含まれる赤外線によって、体表の温度が上昇することです。空気の温度とは別に、光そのものが身体を直接温めてしまいます。

もう一つは、紫外線が細胞にダメージを与え、炎症を引き起こすことです。日焼けというのは、皮膚で炎症が起きている状態にほかなりません。

問題は、この二つが重なることです。熱ストレスと光ストレスが同時に加わることで、ダメージが増強されて、より深刻なものになります。細胞は、熱と光の両方によって傷んでいるのです。

これまで本連載でお話ししてきたように、熱中症の重症化のカギを握るのは、血管の内側を覆う血管内皮細胞です。その細胞に、熱と光という二つのストレスが同時にかかっている。そう考えると、炎天下での作業や運動がなぜこれほど危険なのかが、あらためて見えてきます。

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