ブランクがあっても大丈夫?専業主婦の仕事復帰はいつから

ブランクがあっても大丈夫?専業主婦の仕事復帰はいつから

2017.11.30

結婚や出産を機に専業主婦になったけれど、そろそろ仕事を始めたい。でも、いつからが復帰のタイミングなのか、ブランクがあっても大丈夫なのか、と悩む女性は多いかもしれません。復帰への不安を抱く専業主婦の方に向けて先輩ママの体験談や、今からしておいた方がよいことをご紹介します。

仕事復帰の前に考えること

仕事をする目的

何のために仕事をしたいのか、をはっきりさせるとよいかもしれません。先輩ママたちによると家計のため、社会とのつながりを持つため、または自分自身の成長のため、と考える人が多いようです。自分の気持ちや家庭の現状を考えることが、勤務時間や条件の判断材料となりそうです。


仕事と家庭の両立

筆者が専業主婦から仕事復帰するとき、仕事と家庭の両立について考えました。子どもの病気やケガで急に休まなければいけないとき、周りに子どもを預けられる場所があるか確認したり、急に休まなくてはならなくなった場合、どのように対応するか相談しておくとよいでしょう。

仕事復帰には家族のサポートや理解が必要でしょう。一度悩みを共有できるとよいかもしれません。

専業主婦が仕事復帰するタイミングはいつから?

仕事に復帰している先輩ママたちは復帰のタイミングをいつから考えたのか、体験談をご紹介します。


子どもの入園

「入園前は子どもとできるだけいっしょに遊ぶ時間を取りたかったので、園に入園するタイミングで働こうと考えていました」

入園すると、子どもとの時間はなかなか取れなくなるかもしれません。筆者の周りでも、入園のタイミングから仕事復帰するママが多くいました。


子育てがひと段落した

「子どもを望んでいる間は仕事を始めることに躊躇していましたが、今は出産が終わったので仕事をしています」
「子どもを3人出産し、下の子が保育園に入園して4歳になり子育てが落ち着いたので働き始めました」

仕事を始めたら、できるだけ長く勤めたいですよね。そう考えるママは、子育てが落ち着いてくると仕事復帰しやすいと感じるようです。


母乳からの卒業

「子どもが生まれ、母乳で育てている間は働きづらいと思っていました。卒乳のタイミングで仕事を探し始めました」
「周りのママを見て母乳で育てたいと考えていたため、母乳からの卒業をきっかけに働きました」

子どもの卒乳を考えてタイミングを検討している人もいるようです。

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ブランクがあっても大丈夫?

仕事のブランクが長いほど、仕事についていけるのか不安に感じる人も多いかもしれません。先輩ママたちはどのように復職したのでしょうか。


子育てを活かせる職場だった

託児所の先生
maroke/shutterstock.com

「ブランク期間での、自分の子育てが活かせる職場だったため安心でした。子育ての経験が役に立ちました」(託児所)
「普段からしている家事なら、仕事に活かせると思いました」(調理)

子育て中の経験や感じたことを活かせる仕事、例えば、資格を取って保育士のサポートをする「子育て支援員」という仕事もあるそうです。出産を経験した今だからこそ仕事に活かせる、と感じるママが多くいました。


前職と同じ職種に就職

「最初は久しぶりの仕事復帰に不安や焦りもありましたが、前職と同じ職種に就いたため、次第に慣れることができました」
「経験がありベースができていたので、久しぶりでも気持ちが楽でした」

今までの経験が活かされ、スムーズに仕事復帰できたようです。


インターンシップを利用

「仕事復帰を考えているとき、インターンシップを利用しました。事前に職場体験ができたのは良かったです。仕事にも慣れ、仕事の内容にも納得できました」

インターンシップと聞くと学生向けのイメージがあるかもしれませんが、社会人向けの募集もあるようです。こういった制度も利用できるとよいかもしれません。

今からしておいた方がよいこと

資格取得や希望職種の勉強

仕事復帰の前に資格を取ることで、選択肢が広がるかもしれません。専業主婦の人気資格には、医療事務、介護ヘルパー、日商簿記検定、保育士、パソコン関連などがあり、仕事復帰の武器になりそうです。

筆者はハローワークの職業相談で、「経験したことのない分野でも、今から勉強を始めれば大丈夫!仕事に対する熱意や姿勢が大事」とアドバイスをもらい、社会保険や労働保険について勉強しました。

その姿勢を評価され、社会保険事務所の面接で良い話をいただきました。


求人情報の収集

仕事復帰を考えたら、求人情報を収集してみましょう。ハローワークやインターネット、求人情報誌、フリーペーパー、新聞の求人広告や店頭の募集チラシなどに求人情報があるようです。

今はインターネットで職務経歴や希望条件を登録すると、希望職種の情報がメールで送られてきたり、サイトによって興味を持ってくれた企業や人材派遣会社からメールが届いたりするサービスがあるようです。

さまざまな方法で情報収集するとよいかもしれません。


ハローワークの就職支援を利用する

ハローワークは、さまざまな支援があるようです。
・パソコンによる求人情報検索
・職業相談
・履歴書、職務経歴書作りや面接対策
・職業訓練

また、子育てをしながら仕事復帰を希望している人向けに「マザーズコーナー」が設けられたり、「マザーズハローワーク」を実施していたりする地域も増えているようです。

筆者は、ハローワークで履歴書や職務経歴書の作り方をアドバイスしてもらい、とても勉強になりました。個別で、希望の企業ごとに細やかに対応してくれます。職業訓練も利用して資格を取得し、現在も役に立っています。

こういった仕組みを利用するのもよいかもしれません。

仕事復帰をしたいと思ったときがタイミング

仕事 女性
leungchopan/shutterstock.com

専業主婦の仕事復帰は、ブランクや子育てとのバランスで「いつから復帰しよう」と悩むことも多いかもしれません。しかし、仕事復帰を考えることをきっかけに将来について家族と話し合ったり、仕事やプライベートで大切にしていることを考えたり、自分の人生に向き合う良い機会になりそうです。

まずは、復帰するときの生活スタイルをイメージしながら情報収集をしてみてはいかかでしょうか。

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2017.11.30

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