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いよいよ仕事復帰!職場への挨拶やメール、手土産用のお菓子について
出産という大きな仕事を終えて、体調が回復してくると気になるのが仕事復帰のこと。「職場へ挨拶に行くのはどのタイミング?」「手土産のお菓子はどんな物を選べばよいの?」「出産の報告ってどんな言葉を使うべき?」そんな育休からの職場復帰を目指すママの悩みに具体的なポイントをお伝えします。
まずは仕事復帰のタイミングを明確に
いつから仕事が始められるのか、具体的な日にちを伝えましょう。労働基準法では、原則産後8週間は働かせてはいけないと決まっています。ただし、ママの希望と医師の診断があれば、産後6週間から働くことも可能です。
育児休業は、原則子どもが1歳になるまで休業できる制度です。保育園に入園できないなどの状況がある場合、最長2年間延長することが可能です。
預け先の確保については人それぞれ状況が異なりますが、子どもの預け先が正式に決まった時点で会社に一報を入れておくとよいでしょう。
出典:育児休業期間の延長/厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000169736.pdf
育休中にぜひやっておきたいこと
①出産の報告
自分の体調が落ち着き次第、なるべく早く出産の報告をしましょう。とはいえ、どのように報告してよいか迷うこともあるかと思います。電話や手紙などの手段もありますが、相手側の業務に差し支えないメールでの報告が一般的なようです。
では、どのような言葉を使えばよいのでしょうか?具体的なメールの例文とポイントを紹介します。
件名:第一子出産のご報告
この度は出産により長いお休みをいただきありがとうございます。
〇月〇日、無事に男の子(女の子)を出産いたしました。
おかげさまで母子ともに経過良好です。
引き続き産後休暇をいただくためご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
皆様には、お心遣いをいただき本当にありがとうございました。
まずは出産の報告と、妊娠中に皆さんにサポートいただいたことの感謝をお伝えできればと存じます。
この時点で、具体的な復帰日が決まっていればその点も添えておきましょう。決まっていない場合は相談したい旨を記載してください。くれぐれも上司より先に同僚に報告しないようにしましょう。
②育休が長引く場合は、定期的に近況報告を
育休の長さにもよりますが、まったく音信がないということのないようにしましょう。
とはいえ、忙しい職場になんの用もなくメールや電話をするのは気が引けると思いますので、例えば
- 育休手当の手続きや保育園の就業証明書が必要になったなど、事務的な用事が発生したとき
- 職場の異動のタイミングで様子を聞いてみる
- 年賀状や暑中見舞いなど、季節の挨拶を利用する
などきっかけを考えてみるといいかもしれません。
内容は自身の近況を伝えたり、仕事場の様子をうかがったり挨拶程度でかまわないでしょう。
③仕事復帰の1~2カ月前
いよいよ仕事復帰が近づいてきました。子どもとある程度いっしょに過ごして、自分はどのように働いていきたいのか、子どもの保育園や夫など家族のサポート体制も含め、ママ自身の考えや方針も固まってくる頃だと思います。
このタイミングで一度職場に挨拶に行きたい旨を伝え、復職後の仕事方法について相談するママが多いようです。
- 就業日・時間について
- 給与について
- 希望の部署で働けるか
- 子どもが病気になった際の対応について
など、事前に決めておくことがスムーズに仕事復帰できるポイントかもしれません。
④仕事復帰の1週間前~前日
職場復帰の直前に、もう一度挨拶のメールをする人もいるようです。
件名:〇月〇日より復職いたします
この度は長い育児休暇をいただき、皆様に大変感謝しております。ありがとうございました。
おかげさまで息子(娘)の成長をじっくりと見守ることができました。
職場復帰に当たって少しづつ準備を整えてきたつもりですが、ご迷惑をおかけすることもあるかと思います。
できるだけ早くブランクを埋められるよう、精いっぱい努力してまいりたいと思います。
皆様とまた働けることをとてもうれしく思っております。
今後ともよろしくお願いいたします。
以上はあくまでも例文ですが、最善の形で復帰できるよう感謝の気持ちを伝えつつ、言葉を考えながら働く意欲をアピールしておきましょう。
やっぱり実際に会社に行ったほうがいい?
会社の雰囲気にもよりますが、復帰の1カ月前頃や、会社の業務が落ち着いた頃など、一度は顔を出して挨拶をしておこうと考えるママが多いようです。
あらかじめ挨拶する日時の確認を
会社へ挨拶に行く際は必ず日時の確認を取りましょう。忙しい時期はなるべく避け、お昼休みなどの会社の方々の業務に差し支えない時間を選ぶのがよいですね。
もし上司の方から返信などで「赤ちゃんを連れておいで」など温かい言葉がいただけるようなら、連れていくのもよいでしょう。
挨拶のときの手土産の選び方・渡し方
挨拶に加え、会社の方々に向けて手土産を用意していくとよいかもしれません。
お菓子などを一人一人に手渡せば、コミュニケーションのきっかけにもなりますし、感謝の気持ちも伝えやすくなるでしょう。
お菓子を選ぶ際のポイントとしては、
- 渡しやすい個包装の詰め合わせ
- なるべく賞味期限が長いもの
- クセが少なく手に取りやすいもの
など、誰もが手が伸ばしやすいものを選ぶのがポイントのようです。個包装の袋に手書きの一言メッセージを添えてみたりと、工夫をしてもよいと思います。お菓子を渡す際には、まずはお世話になっていた上司に手渡すとよいかもしれません。
顔を合わせて復帰後の働き方を相談することによって、円滑に仕事がスタートができたと話すママが多数でした。
都合が合わず事前に挨拶に行けない場合は、復帰初日にお菓子などを持参するとよいかもしれません。
仕事復帰の挨拶で配るお菓子のおすすめ
仕事復帰の挨拶で配るお菓子はどのようなものがあるでしょうか。育休からの仕事復帰を経験したことがある先輩ママに聞いてみました。
「クッキーはあまり嫌いな人がいないと思ったので、個別包装になっているクッキーの詰め合わせを持っていきました。」(30代ママ)
「女性の多い職場なので、SNSなどで話題になっているチョコ系のスイーツを百貨店に買いに行きました。みんな喜んでくれたのでよかったです」(30代ママ)
「あまり若い人がいない職場なので、年齢層に合わせてどら焼きなど和菓子の詰め合わせを配りました。個別包装になっているので、あまり甘いものを食べない男性社員も、家族のお土産にされていました」(30代ママ)
仕事復帰の挨拶で配るお菓子は、年齢層や男女比など職場の特性に合わせて用意するとよいかもしれません。
手土産のお菓子の金額の目安
手土産のお菓子の金額はいくらくらいのものを選択すべきか気になる人もいるかもしれません。ですが、いっしょに働くチームの人数や職場の風土によって違うので、一概には言えません。
ただ、百貨店で3千円~5千円くらいのお菓子の詰め合わせをチーム単位で用意したというママの意見が多いようです。百貨店が近くにないのであれば、インターネットで購入してもよいでかもしれません。
もし、特別にお世話になった人がいれば、個別ギフトを用意して感謝の気持ちを伝えるのもよいでしょう。
前向きな気持ちで仕事復帰を
仕事復帰において大切なのは、会社の方々に感謝の気持ちと仕事への意欲を伝えることでしょう。挨拶の際には、丁寧な言葉づかいや姿勢を心がけつつ、ちょっとした気遣いからお菓子などの手土産を渡してみてもよいでしょう。職場の環境やチームメンバーの特徴を見て、手土産のお菓子を選択できるとよいですね。
職場にもしプライベートな話ができる同僚や先輩ママがいるなら、復帰前に一度相談されてみてはいかがでしょうか。適度に連絡を取り、明るい気持ちで職場復帰ができるとよいですね。