【まめと私】#02〜夫にイライラした時は……~
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イラストレーター。2015年に生まれた3歳の息子まめくん(愛称)とのほっこりかわいらしいエピソードを連載。2017年8月に第二子ゆめこさん(愛称)を出産し、連載にも登場し横峰家の子育てや家族のエピソードを執筆。Instagramでは30万人以上のフォロワーで人気沸騰中。新刊に「まめ旅inハワイ」(光文社)を発売中!
<毎月第1、第3水曜日更新>【まめと私】イラストレーターの横峰沙弥香さんの連載第2話です。
今でこそ平和なゆる育児を楽しんでいる私たち夫婦ですが、子育てが軌道に乗るまでの間は小さな喧嘩が絶えずこんなことでやっていけるのだろうかと私は毎晩のように悩んでいました。
ある日、寝かしつけの話が発端となって言い争いになり夫が信じられない一言を吐き捨てて出かけてしまったことで私の怒りは限界に達しついに私は信じられない行動を取ってしまったのです。
あのときの自分の行動は自分でも説明がつきません……
私は夫がいない間、こともあろうにまめに向かって夫のどんなところが好きか、という惚気話を切々と聞かせ続けたのです。
おそらく何かの本で読んだ「パートナーの悪口は絶対に子供に聞かせてはいけない」という一節が強く残っていたのでしょう。
一緒にいる時間が長い母親が、父親の愚痴や悪口を子供に吹き込むなんてフェアじゃない。だけど何か吐き出さないと気持ちがおさまらない……そんな心理状態だったんじゃないかと分析しています。
意外なことに、これ、結構すっきりするんですよね。
そうだそうだ、私はパパの天真爛漫なところが好きだったんだ、それなのにそんなパパの良さをつぶすようなことを私が言っちゃってたわ!
ってな具合に、自分の気持ちに整理がついて怒りはおさまるし、息子に嫌なことを聞かせずにすむし。
以来、愚痴を言いたくなるたびまめ相手にパパのいいところを呪詛のように呟き続けていたためか(もしくは偶然かわかりませんが 笑)
まめはすっかりパパっ子になり
喋れるようになった今ではパパかっこいいかっこいい!パパしゅきしゅき!と言いながらパパを追い回しています。
悪口なんて言ってもいいことなんて一つもありませんものね……
偶然とはいえ思わぬ収穫でした。
作者:横峰 沙弥香
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横峰沙弥香
イラストレーター。2015年に生まれた2歳の息子まめくん(愛称)とのほっこりかわいらしいエピソードを連載。2017年8月に第二子ゆめこさん(愛称)を出産し、連載にも登場し横峰家の子育てや家族のエピソードを執筆。Instagramでは30万人以上のフォロワーで人気沸騰中。
2017.04.05