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首都圏の緊急事態宣言が解除。子育て世帯は大型連休をどう過ごす?
2021年3月21日、1都3県に出されていた緊急事態宣言が解除された。緊急事態宣言中に我慢していた旅行やお出かけ・帰省を検討する人も増えそうだが、5月に控える大型連休についてはどのように考えているのだろうか。ニュースを受け、実際に子育てをしながら働くママ・パパの声を聞いた。
「大型連休にお出かけする予定を立てているか」の質問に、全体の55.6%が「検討中」と回答
「大型連休にお出かけする予定を立てているか」という質問に、「検討中」55.6%、「はい」33.3%、「いいえ」11.1%と、「検討中」が最も多い結果となった。
また「大型連休にお出かけする予定を立てている」かつ「予約まで済んでいる」と回答した人は全体のわずか11%であったことからも、見通しがはっきりしない人が多そうだ。
「大型連休にお出かけする予定を立てている」と答えた人は
30代 長男5歳のママ
40代 長女10歳のパパ
長野の蓼科に泊まりがけで旅行。
と予定をしているとのこと。
本当に出かけてもいいのか判断をしかねている人が最も多い
回答の最も多かった「検討中」の意見だが、理由を聞いてみるとさまざまな声が挙げられた。
30代 長女13歳のママ
メディアではGWバブルで感染者が拡大するのでは?と言われているので、旅行に行きたい気持ちもあるけど、果たして行って良いのか……悩ましい。
30代 長男10歳・長女7歳・次男5歳のママ
都内に住んでいるので車を借りて自然のあるところへ行きたいくらいの漠然とした予定。ただ、遠出が良くないみたいに言われてしまうので、都内を出ないなら車を借りてまで行く意味はあるのか、と悩みます。
緊急事態宣言が解除されるからといって本当に出かけてもいいのか、まだ判断に迷っているという人は多いようだ。
30代 長女4歳のパパ
帰省を考えているが、緊急事態宣言解除されたからといって帰ってもいいものか検討中。
30代 長男3歳のママ
四国の実家へ帰省するか悩んでいます。毎年帰省していたのですが、コロナの影響でお正月もいっしょに過ごすことができなかったので、孫の顔を見せに行きたいとは思っていますが、田舎の方々から見ると東京から帰ってくることに対して多少なりとも嫌悪感があるかもしれない。両親は帰ってきてもいいのでは、と言ってくれていますが、決断しきれない部分も。もう少し感染状況を見極めながら帰省するかどうか決めようと話し合っています。
帰省についても近隣の人の目が気になったり、実家に迷惑をかけたくない等、慎重になってしまう風潮もあるようだ。
40代 長男7歳・長女11ヶ月のパパ
連休中は混雑しているので、敢えてこの時期に行かなくてもと思いつつ、せっかくの連休なので行きたいという気持ちのせめぎあいのある中で、キャンプ場等は既に予約が埋まってしまっているという現実があるため。
人込みを避けてキャンプ場など自然の多い場所も人気が高まっているが、予約を取るのも一苦労のようだ。
中には「出かけられない状況に慣れてしまった」という意見も
少数派ではあったが「大型連休にお出かけする予定を立てていない」という人からは
40代 長女13歳・長男9歳のパパ
まだ情勢がどうなるか分からないから。
30代 長男0歳のママ
なんとなく出かけないことに慣れてしまった。
といったコメントも挙げられた。
なお今回のアンケートで海外旅行を予定している人はいなかった。沖縄振興開発金融公庫と公益財団法人日本交通公社が今月17日に公表した調査によると、世帯年収1千万円以上の高所得層が最も行きたい旅行先が「海外」から「沖縄」へとシフトしているということも分かっている。
首都圏と地方では意識にも違いがあるかもしれない。遠出の旅行ができない場合も、家族でゆっくりと過ごせる工夫も考えていきたい。
緊急事態宣言が解除されても飲食店の時間短縮営業要請は依然続いたり、感染拡大防止策は引き続き行われていくなかで、今後の国の動きに引き続き着目していきたい。
【調査概要】
・対象:ママ・パパに向けてアンケート調査を実施
・調査期間:2021年3月18日~2019年3月19日
・回答数:18人
親族の結婚式に泊まりがけで参加。