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土屋鞄製造所が「ランドセル選び」に関するアンケート調査を実施
「ジェンダーレスデザイン」と「非接触サービス」に焦点を当て調査を実施。ランドセルのカラーについて「性別による固定観念をなくしたほうがいいと思う」と回答した親が8割を超える結果に。コロナ禍において「ラン活」も変化している傾向があり、非接触希望が約7割
老舗ランドセルメーカー「土屋鞄製造所」が、2022年春に小学校に入学する子どもを持つ親326人を対象に、「ランドセル選び」に関するアンケート調査を実施。
今年各社が注力する「ジェンダーレスのランドセル」と「非接触のラン活サービス」に焦点を当て、4月14日(水)~4月15日(木)にかけてインターネット上で調査された。
「色の固定観念ない方がよい」が8割超
まずランドセルのカラーについて、「性別による固定観念をなくしたほうがいいと思う」と回答した親が8割を超える結果に。
実際にランドセルを購入する際に、親が大事にしていることとしては「子どもが好きな色・デザインであること」(71.5%)が最も多い回答になっている。
一方で「自分が小学生だった頃のランドセルの色」については、「赤」もしくは「黒」が約9割を占めており、その親の中でも半数以上が「もっとカラーやデザインが選べたらよかった」と回答。
加えてジェンダーレスについては約86%が「共感する」と答えており、親世代の意識の変化を受け、ランドセルも「男の子は黒、女の子は赤が主流」といった従来の傾向はますます薄れているようだ。
こうした変化の波を捉えようと、ランドセルを販売する各社は今年、ジェンダーレスなデザインや色を採用した新商品を新たに発表。「可愛すぎたり」「キラキラ光ったり」「原色カラー」ではない、シンプルさや中性さ、モダンさを表現した色やカラーが特徴のランドセルが並ぶ。
「ジェンダーレス」を代表例に、「SDGs」にあるような多様な価値観が求められる現代社会において、ランドセルは“固定観念の変化”を表すひとつの物差しになりそうだ。
コロナ禍で「ラン活」も変化、非接触希望が約7割
店舗や展示会に足を運び、理想のランドセル選びをする「ラン活」に関しても、コロナ禍での意識調査を実施。
「自宅での試着やアプリ等での擬似体験ができるとしたら、行いたいと思いますか」の質問に対し、7割以上が「行いたい」と回答、非接触サービスへの関心の高さが伺える結果となった。
また、ランドセル選びでの不安については、「人混みが気になる」と回答した方が最も多い約45%に。
各社は今年、ランドセルのレンタルや疑似体験のできるアプリなどを開発しており、自宅でゆっくりランドセルの試着ができる「非接触サービス」に注力。
コロナ禍以降、店舗での長時間滞在を避けたい方や来店前の下調べを十分にしたい方は増えていると考えられ、「おうちでラン活」ができるサービスは今後ますます求められそうだ。
“性別を問わない色”で個性を後押しする「RECO」
カタログやWEBサイトに、性別で分けた製品案内をしていない「土屋鞄製造所」では、性別の枠にとらわれないカラーを目指し、2022年度入学用ランドセルの新シリーズ「RECO (レコ)」を開発。
販売は好調となっており、今年3月10日(水)の注文受付開始から約3カ月間の集計で、全61商品のランドセルのトップ5のうち4商品を「RECO」が占めている。
「RECO」は、90年代頃まで主流だった男の子は「黒」で女の子は「赤」といった固定観念にとらわれず、誰でも、どの色でも、「子どもの個性に合わせて好きな色を選んでほしい」という想いを形にした商品。
「色選びの自由を広げる」というコンセプトのもと、性別を問わないベーシックなカラー全5色(ディープレッド、ブラウン、ネイビーなど)を採用し、鮮やかな原色ではない、モダンでシックな色が引き立つよう、背あてや内装は同系色に揃えることですっきりとしたデザインに仕上げている。特に「RECO」のブラックは今年1番人気となっており、7月末で完売が決定している。
さらに「土屋鞄製造所」では、店舗で長時間滞在を避けたいというコロナ禍の消費者ニーズに対応するため、背負い心地や使い勝手などを自宅で試せる、2泊3日の有料レンタルサービス「レンタルランドセル」を今年3月に初導入。
2022年度向け全商品61種を試着できると好評で、初回受付分は即完売し、現在は在庫を約2倍と受付枠を増やして、対応している。
WEBサイトからのみ、受付中。さらに、LINEの相談窓口「LINEでスタッフ相談」も開設し、チャットやビデオ通話で気軽に質問できる体制を整えている。
子どもたちの個性を尊重し、コロナ禍の「ラン活」をサポートする老舗ランドセルを、この機会にぜひチェックしてみては。
ランドセル選びに関するアンケート調査
調査方法/インターネット調査
調査期間/2021年4月14日(水)~15日(木)
有効回答/2022年に小学校に入学する子どもを持つ親326人
問い合わせ先/土屋鞄製造所
tel.0120-907-647(平日10:00~17:00) ※年末年始休業・臨時休業あり
jr-support@tsuchiya-kaban.com