学校では教えてくれない
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子どもをとりまく環境が急激に変化し、多様化が進む未来に向け、これまで学校教育では深く取り扱われなかったジャンルに焦点を当て多方面で活躍する人々にインタビュー。言葉は知っているけど子どもにどう伝えたらいいか?と悩むママに向け、専門家や当事者の話を通して、正しい知識や子どもとの接し方などを発信していきます。
2022.07.13
Twitterフォロワー10.8万人!漫画『コウノドリ』取材協力&今橋先生の中の人としておなじみの新生児科医・今西洋介先生に、乳児を育てるママや妊婦さんがいだきがちな不安をテーマにさまざまなお悩みに回答していただきます。
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妊婦さんがコロナになることの一番のリスクは、免疫力が落ちていることから重症化しやすいということ。
コロナになった妊婦さんをたくさん見てきましたが、肺炎になる方が多く、酸素化が良くないという地獄のような常態で陣痛を迎え、お産をされていて、みんな本当にしんどそうでした。
あまりニュースにはなっていませんが、赤ちゃんを生んだ瞬間に力尽きて、気管挿管されて肺炎の治療をしたり、人工呼吸器に繋がれている妊婦さんが結構います。
コロナになった妊婦さんの出産は通常時より命がけなので、特別な理由がない限り、ワクチンを打っていただきたいと思います。
また、よく質問されるのは、授乳婦さんから「コロナワクチンを打っても授乳して大丈夫ですか」という質問。
母乳にはワクチンの成分は出ず、ワクチンで作られた抗体のみが、母乳に出ます。
赤ちゃんはまだワクチンを打てませんが、当然赤ちゃんもコロナウイルスにかかりますから、お母さんがワクチンを打ち、その母乳をあげることで赤ちゃんに免疫を与えてあげることが重要です。
妊娠中の過ごし方の注意点としては、ワクチンをうち、なるべく人混みを避けることが大切です。
食事に関しては、コロナ禍だからとくに控えたほうがよい食べ物というものはなく、通常時同様、生モノや、生肉といったものには注意が必要だと思います。