学校では教えてくれない
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子どもをとりまく環境が急激に変化し、多様化が進む未来に向け、これまで学校教育では深く取り扱われなかったジャンルに焦点を当て多方面で活躍する人々にインタビュー。言葉は知っているけど子どもにどう伝えたらいいか?と悩むママに向け、専門家や当事者の話を通して、正しい知識や子どもとの接し方などを発信していきます。
2022.07.26
不妊治療の結末は誰にも予想ができず、努力をしたからといって必ずしも望んでいた結果が得られるわけではない。「だからこそ、ゴールをどこに置くのかが重要」と産婦人科医の高尾美穂先生は話す。パートナーと同じゴールに向かって協力することが必要不可欠だが、不妊治療のゴールとはどのように設定するのがよいのだろうか
これは不妊治療の開始時の不安に関する資料。治療の結果本当に妊娠できるか、仕事と両立できるかなど、様々な不安を抱えながら治療に望むことが窺い知れる。
自然妊娠は叶わずに不妊治療を受けるパートナーは多いが、実は、妊娠しやすいタイミングを誤解している人は多い。
まずは排卵日を正しく理解すること。そして、排卵予定日に性交渉を行うのではなく、約7日間の生理期間が終わってから排卵予定日までの次の約7日間に、2日か3日おきに性交渉を行うこと。このタイミングを知ったうえで、時間的にもメンタル的にも余裕のある生活環境に変えることから始めてほしいと、高尾先生は話す。
妊娠・出産にかかわることは、努力したからといって、誰もが100%望んだとおりの結果を得られるわけではない。だからこそ、あらかじめパートナーと考えておいてほしいことあると高尾先生は話す。
パートナーとふたりで『不妊治療のゴール』をどこに置くのか。子どもを持つことをゴールに置いてしまうと、そこに辿り着けなかったときに悲しみ、自信を失ってしまったり、パートナーとの関係が悪くなってしまったり。それが残念でなりません。
それでは、不妊治療のその先には何があると考えたらよいのだろうか。
ふたりで一緒に努力を積み重ねて、子どもができてもできなくても絆をさらに深めて、その後の人生も仲良く過ごしていくこと。そういうことを妊活や不妊治療のゴールと考えてもらえたらいいなと願っています。
様々な不安を抱えながら不妊治療に臨むパートナーの方々へ、不妊治療のゴールの設定について、高尾先生の考えを動画にまとめた。
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