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妊婦が仕事を休む理由をどう伝える?妊娠中、職場に上手く伝えるコツや体験談

妊婦が仕事を休む理由をどう伝える?妊娠中、職場に上手く伝えるコツや体験談

妊娠中に仕事を休むことを躊躇している妊婦の方も多いのではないでしょうか。でも、妊娠中に無理をすると、腰痛や腹痛が悪化して休職せざるを得ないほど体調が悪化してしまうことも。本当は働きたい、でも辛い、そんなとき、どのように休む理由を伝えれば職場の人たちの理解を得やすいのか考えてみました。

妊娠中に仕事を休むのが辛かった体験談

自分だけが休みがち

「たまたま同僚と同じタイミングで妊娠が発覚。同僚はつわりがほとんどないようでしたが、私はつわりがひどく、仕事を休みがちに。ほとんど同じ週数なのに、毎日仕事を頑張る同僚と比較して、自分はなんなんだろうと罪悪感に駆られる日々でした。上司は”気にすることない”と声をかけてくれましたが、休んだ翌日に出社すると人手不足で大変だったであろう痕跡があちこちに。本当は出社したいのに、と休むのが本当に辛かったです」(販売職/2児のママ)

取引先とのやりとりに悩む日々

「職場は妊婦に対しての理解はあったものの、担当している取引先によっては簡単に仕事を休むわけにはいきませんでした。重要な取引先の担当を任されていると、先方とのやりとりも難しく、社内的なプレッシャーもあったため、他の人に仕事をお願いすることもできず。そんななかどうしても体調が悪く仕事を休むとなると、取引先にも職場のみんなにも迷惑をかけてしまうため、休んでいる間も心が休まらなかったです」(営業職/1児のママ)

本当は仕事を休みたくない、周りに迷惑をかけたくない、という思いと、コントロールできない妊娠による体調不良との間で板挟みになり、辛い思いをする妊婦さんが多いようです。

妊娠への理解が少ない職場であったり、仕事上でかかわるお客さんからの理解が得られない場合は、どんなに体調が悪くても無理をしてしまいがちですよね。

たとえ仕事を休んでも、心が休まらない状態が続いてはなかなか体調も回復しづらいでしょう。妊娠中は仕事で無理をし続けると予期せぬトラブルが起こることもあるので、注意が必要です。

無理をするとどうなる?

ドクターストップがかかった

「気難しいお客様の担当をしていたため、辛くても休むわけにはいかずストレスを感じながら無理をして仕事をしていました。妊娠5カ月のとき、お腹の痛みが取れず急いで病院に行くと”流産の危険がある”ということで即ドクターストップ。まずは1週間絶対安静、それでも体調が良くならず次は1カ月安静、という日々が続き、結果的にそのまま産休(休職)に入りました。今になってみると、お腹の子を危険にさらしてまで無理をする必要はなかったと、我が子に申し訳ない気持ちです」(営業職/1児のママ)

自分で自分を追い込む結果に

働く妊婦

「繁忙期で社内全体が忙しく、毎日自分を奮い立たせ、お腹が張っていても残業をしていました。とはいえ以前のようなペースで仕事ができない自分にイライラ。気がつくと休日もずっと仕事のことで頭がいっぱいになり、常に気が立っている状態に。ある日夫に”お腹の子をいちばんに考えよう”と言われ、はっとしました。翌週上司に相談して出勤時間を短くしてもらうことになりましたが、誰かに指摘されたわけでもないのに、なぜあんなに自分のこと追い込んでいたのかと後悔してます。限られた妊娠期間をもっと大切に過ごすべきでした」(事務職/1児のママ)

妊娠は病気ではないとはいえ、ときに人の命にかかわる重大な体調の変化をもたらします。どんなに仕事を頑張りたくても、周囲に指摘される前に、自分の意思で仕事を休む勇気も必要なのかもしれませんね。

休む理由はどう伝えるべきか

仕事を頑張る妊婦さんにとって、休みが頻繁に続く場合や、繁忙期に仕事を休む場合などは、休む理由をどのように会社に伝えるかは悩ましい問題です。

自身の心境や体調をきちんと職場の人たちに理解してもらうには、どのように伝えたらよいのでしょうか?

正直に現在の症状を伝える

重いつわりや腰痛などが続く場合、”同じ理由では何度も会社を休みづらい”と思ってしまう妊婦さんもいるのではないでしょうか。

「会社の方たちに悪いな」とか「甘えたくない」という気持ちも分かりますが、無理をしたり妊娠による体調不良が続く場合は、正直に現状を伝え、周囲の理解を仰ぎましょう。

母子健康管理指導事項連絡カードを利用する

母子健康管理指導事項連絡カードとは、働く妊婦さんが医師などから通勤緩和などの指導を受けた場合、その指導内容を客観的に会社に伝えられるようにするカードです。

厚生労働省ホームぺージ:母性健康管理指導事項連絡カードの活用方法について

企業は労働基準法により、妊婦本人からの申し出があった場合は妊婦に対して業務緩和などの措置を取らなければなりません。自身で妊娠による体調の変化をうまく職場に伝えられない場合は、母子健康管理指導事項連絡カードを利用することをおすすめします。

数字などを用いて具体的に説明する

職場に妊娠の知識がある人が少ないような場合は、数字などを用いて具体的な説明をすると理解が得やすくなるかもしれません。

例えば「妊娠2~3カ月の間は一般的につわりが重いケースが多く、現在2カ月です」など、妊娠の知識と自身の現状を掛け合わせて説明してみると、「つわりが酷い」という一言よりも説得力がありますね。

感謝の意を伝えることを忘れずに

仕事を休むということに対し、多くの妊婦さんは「申し訳ない」という気持ちばかりが大きくなってしまいがち。しかし、謝罪だけでなく、自身の仕事をフォローしてくれる周囲の人々への感謝の意を伝えることも重要と意識を変えてみてはいかがでしょうか。

「ご迷惑おかけして申し訳ありません。皆さんのお陰で本当に助かっています」など、感謝の言葉を述べるだけで相手が受け取る印象も変わってくるかもしれません。

自分を責めなくて大丈夫

働く妊婦

妊娠による体調不良で仕事を休みがちになると、自身を責めてしまう妊婦の方も多いことでしょう。仕事を頑張るのはとても素晴らしいことですが、まずはお腹の赤ちゃんを守ることを最優先に考えるのが大切です。上手に周囲からの理解を得ながら、無理のない範囲で仕事を頑張れるとよいですね。

※記事内で使用している参照に関する内容は、2017年9月26日時点の情報となります。

2017年09月27日

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