妊娠しても仕事を続ける女性は多く、職場環境さえ整っていれば、出産ギリギリまで働く女性が増えてきているようです。妊娠初期はまだお腹が目立たない時期。今回は、つわりなどの体調のトラブルが気になる妊娠初期の働き方、職場に報告するタイミングなど、先輩ママの体験談と共にご紹介していきます。
妊婦の半数以上が経験するといわれているつわり。つわりといっても症状は人それぞれで、吐き気や嘔吐などの症状の「吐きつわり」や、食べ物を食べていないと気持ち悪くなる「食べつわり」、特定のにおいを嗅ぐと気持ち悪くなる「においつわり」など、さまざまな症状があります。
妊娠を機に便秘になった、というママも多数いました。つわりによる偏食やホルモンの働きで、妊娠中は便秘になりやすいようです。適度な運動や十分な水分補給、できるだけストレスを溜め込まないようにすることが、便秘解消に繋がるようです。
妊娠中は自己判断で薬を飲むのは控えましょう。どうしても便秘が気になる場合は、お医者さんに相談する方が良いでしょう。
妊娠初期はお腹の痛みや張りを感じることがあります。人によって症状はさまざまですが、無理をしたり自己判断をせず早めに病院へ受診するようにしましょう。
「吐きつわりがひどく、妊娠後期でもずっと気持ち悪かった!食べ物の好みもその日で変わるので、何かを食べられると思ったら口にしてました」
「レモン入りの炭酸水しかうけつけなくて、常に持ち歩いていました!」
「食べつわりだったので、仕事のすきま時間に軽食をとったり、飴を常備したり、デスクの中にお菓子を忍ばせていました」
「気持ち悪さを紛らわすために、水分はしっかり摂っていました」
「マスクでにおいを防御!」
妊娠初期は、つわりがあったというママがほとんどでした。自分がラクな姿勢や、食べられるもの、リラックスできる方法を探してくださいね。
「妊娠中はとにかく眠くて、いつもより早く就寝していました。空いた時間を見つけては仮眠していました」
「しっかり休んでるつもりでも体がだるくて、妊娠中でも飲める栄養ドリンクを飲んで仕事に行っていました」
ママの体はお腹の赤ちゃんに栄養や血液を送っているので、倦怠感や疲労感を感じることがあるようです。疲れたな、と感じたらしっかり休むようにしましょう。
「妊娠が分かってすぐに上司に報告しました」
「母子手帳を受け取ったタイミングで職場に報告しました」
「業務に支障が出るので、妊娠してすぐに同じ課やグループの方たちに伝えました」
「妊娠が分かってすぐに上司に報告しました」
「つわりがひどく、仕事を休まざるをえなかったので、妊娠初期に報告しました」
「つわり、貧血やお腹の張りなど体調のトラブルが続き、安定期に入る前に上司に報告しました」
「忙しい時期だったことと、幸いつわりが全くなかったので、安定期入ったあたりで報告しました」
妊娠4カ月ぐらいまでに上司や仕事でよく関わる人に報告、安定期に入ってから職場全体に報告という方が多くいました。つわりの症状がない人でも、妊娠中はどのようなトラブルが起こるか分かりません。
妊娠の報告をしていないと、大きな仕事を任せられたり、残業のある仕事をしたりと心身ともに負担がかかる場合があります。妊娠が周囲にも分かっていれば、それに合った対応も可能かもしれません。
仕事の引継ぎや、出産したあとも仕事復帰を考えているママは、復帰時期、勤務時間短縮など会社と早めに相談しておくと安心ですね。
「座りっぱなしの仕事で、同じ姿勢が続くのが苦しくてこまめに動くようにしていました」
「立ち仕事で貧血もひどかったので、妊娠中はよく休憩に入るようにしていました」
「重いものを持つときは、周囲の人が代わってくれました」
「妊娠を機に、残業のあまりない業務に変えてもらいました」
「電車で通勤していましたが、ラッシュでなかなか座れず、つわりもひどかったので妊娠中は上司に車通勤を許可してもらいました。」
「いつもは最短ルートで通勤していましたが、家を出る時間を早くして少しでも混雑を避けるためにルート変更して通勤していました。」
通勤時の満員電車は、とてもつらいですよね。どうしても満員電車に乗らなければならないという方は、女性専用車両に乗ったり、なるべく壁に寄りかかれるようにドア付近に移動したり、つわり対策と感染予防のためにマスクをつける、などの工夫をしている方が多いようです。
「母性健康管理指導事項連絡カード」(以下「母健連絡カード」)を知っていますか?働く妊婦さんがお医者さんから休憩や通勤緩和などの指導を受けた場合に、その内容を勤務先に伝えるものです。
自治体により、母子健康手帳の中に母健連絡カードの様式が記載されていて、それをコピーして使用することも可能だそうです。厚生労働省のHPからダウンロードや、産婦人科でもらうこともできます。元気に仕事を続けるためにも、利用できる制度は活用してみてはいかがでしょうか。
妊娠は病気ではありませんが、妊娠中は体調のトラブルで思うように体が動かず、体力や精神的につらいこともあります。特に妊娠初期はお腹が目立たない時期ですが、赤ちゃんが成長していくとても大事なときです。
働くママが無理をせずに体を大切にして、安心して出産に臨めることを願います。
2017年09月25日
妊娠中に飲み物を飲むときは、どのようなことを気をつけるとよいのでしょうか。妊娠中に注意したい飲み物や飲み物を上手に活用する方法など、ママたちの体験談をもとにまとめました。
妊娠中に食べ物を食べるとき、どのようなことを気をつけるとよいのでしょうか。妊娠中に気をつける食材や意識したい栄養素、バランスのよい食事のメニューについて、ご紹介します。
母子手帳の交付を申請するときに、マイナンバーカードが必要かどうか気になるママもいるのではないでしょうか。今回の記事では、母子手帳申請時のマイナンバーの提示の仕方や事前に確認したこと、マイナンバーを紛失したときの手続きについて、国の資料やママやパパたちの体験談を交えてご紹介します。
妊娠中に結婚式の招待状が届いたとき、参列するか悩んだり食事メニューは配慮してもらえるか気になったりすることもあるかもしれません。今回は、料理についての希望を伝えるなど結婚式に参列する前に準備したことと、靴やドレスなど服装の選び方の他に、結婚式当日に意識したことについてご紹介します。
妊娠を旦那さんに報告したときに想像より反応が薄いと感じたり、妊娠後の夫婦関係がうまくいかないと悩んだりしているママもいるかもしれません。今回は、妊娠中の旦那さんの家事協力で助かったことや旦那さんの反応で嬉しかったこと、よい夫婦関係を保つために意識していることなどについて体験談を交えてご紹介します。
2人目や3人目などの妊娠では、つわりのときに上の子とどのようにすごせばよいのか悩むママもいるかもしれません。今回は、ごはんの準備やお世話などママたちがつわりで大変だと感じた場面や、つわりのときの上の子とのすごし方の他に、上の子がいるときのつわりを乗り切るポイントについてご紹介します。
妊娠中の家事について、共働きで家事全部をパパと分担している家庭や、専業主婦で夫は家事しないという家庭でも、改めて分担の見直しをしたいと感じることもあるかもしれません。この記事では妊娠中にパパがやってくれた家事や、家事分担をするときに心がけたことなどについて、体験談を交えてご紹介します。
妊娠中の働き方が気になるママは多くいるのではないでしょうか。妊娠したら仕事はどうするのか、妊娠中にできる仕事を新たに始めるのか気になる場合もあるでしょう。今回は、妊娠する前に考えていた妊娠中の働き方、妊娠時期別の働き方の変化をママたちの体験談を交えてご紹介します。
妊娠中の夫婦での関わり方について知りたいママやパパもいるのではないでしょうか。今回の記事では、妊娠時期別に夫にサポートしてもらって嬉しかったことや、家事や自身の健康など夫が妻の妊娠を期に意識したこと、妊娠中に夫婦円満でいるためのポイントなどについて、体験談を交えてご紹介します。
妊娠中に健康のことを考え、豆乳を取り入れている妊婦さんもいるのではないでしょうか。妊娠中は豆乳を飲んでもよいのか、豆乳の効果や妊娠中に豆乳を取り入れる際の注意点、選び方や摂取量の目安について詳しく解説します。
杉山太朗(田園調布オリーブレディースクリニック)
マタニティ期に、自宅で運動をしたいママや外に出て身体を動かしてリフレッシュしたいと考えるママもいるのではないでしょうか。今回の記事では、ストレッチなど自宅で気軽にできる運動や近所のクラスなどに参加して楽しくできる運動、運動するときにママたちが意識したことについて体験談を交えてご紹介します。
妊娠中に陣痛がきたとき、病院や産院への移動手段のひとつとしてマタニティタクシーを利用したいと考えている方もいるのではないでしょうか。今回の記事は、マタニティタクシーを使うシーンや利用の仕方、マタニティタクシーを使ってよかったことについてママたちの体験談を交えてお伝えします。