マタニティ用の喪服の選び方。ストッキングなどの小物や季節にあわせた着方

マタニティ用の喪服の選び方。ストッキングなどの小物や季節にあわせた着方

妊娠中にマタニティ用の喪服でお葬式に参列しようと考えたとき、夏や冬などの季節を意識したり、体型によって大きいサイズを用意したりするのかなど、選び方が気になる方もいるかもしれません。今回は、マタニティ用の喪服の選び方や用意の仕方、ストッキングをあわせるときなど気をつけたいことをママたちの体験談を交えてご紹介します。

お葬式のときの妊婦の服装

妊娠中にお葬式に参列することがある場合、服装について迷うことがあるかもしれません。お葬式に出席したことのあるママたちに、服装について悩んだことを聞いてみました。

「妊娠中に急にお葬式に参列することになりましたが、喪服を準備するか手持ちの黒い服で代用するか迷いました」(30代ママ)

「妊娠8カ月の夏の時期にお葬式に出席することになりました。喪服を選ぶ際、お腹も目立ってきていたので大きいサイズの喪服はあるのか、夏を意識して選ぶとよいのかなどで悩みました」(20代ママ)

「妊娠中に着る喪服を用意するとき、着る機会は少ないかもしれないと思いました。着る頻度を考えると用意の仕方に迷いました」(30代ママ)

お葬式のときの妊婦の服装について、選び方や用意の仕方などに悩んでいたという声がありました。お葬式に着る洋服のなかには、妊娠中の体型にあわせた作りになっているマタニティ用の喪服があるようです。

実際に、マタニティ用の喪服を着ようと考えたとき、選び方のポイントや用意の仕方にはどのようなことがあるのでしょうか。

マタニティ用喪服の選び方のポイント

マタニティ用の喪服を選ぶとき、どのようなことを意識するとよいのでしょうか。実際にマタニティ喪服を選んだママたちに、選び方のポイントを聞いてみました。


サイズ

「おなかの膨らみが目立っている時期だったので、大きいサイズを選ぼうと思いました。お腹まわりがゆったりしていて締めつけ感が少ないサイズを選びました」(20代ママ)

「マタニティ用の喪服を用意するときは、手持ちの妊婦服のサイズを参考にしました。特にお腹周りのサイズが気になったので、膨らみのあるウエスト部分は自分でもサイズを測って確認していました」(30代ママ)

マタニティ用の喪服を選ぶとき、体型にあったサイズを用意しているというママもいるようです。ママのなかには、近い親戚だったので、お葬式後の四十九日のときにも喪服を着ることを考え、妊娠中期から後期の体型変化にも対応できるよう少し大きいサイズの喪服を選んていたという声もありました。


デザイン

喪服
iStock.com/Hana-Photo

「マタニティ用の喪服はボレロを羽織ったように見えるデザインのものを選びました。ボレロの部分をめくると前開きのファスナーがついており、妊娠中の体でも着脱しやすいので便利でした」(30代ママ)

「Aラインになっていてワンピース1枚で着られるデザインを選びました。すとんと落ちる形なので、おなかも目立たずよかったです」(30代ママ)

デザインを重視してマタニティ用の喪服を選んだというママもいるようです。ママのなかには、妊娠期だけではなく出産してからも着用できるものをと考え、授乳口のあるデザインのものを選んだという声もありました。


季節にあわせて

「夏にお葬式があったので、七分袖の喪服を選びました。お葬式の日はとても暑かったのですが、エアコンのきいた室内ですごす時間が長かったので、七分袖でも暑さをあまり感じずにいられました」(30代ママ)

「冬の時期のお葬式では、ワンピースの上にジャケットを羽織るタイプのマタニティ用の喪服を選びました。腕の部分の重なりが2枚になるので、暖かくてよかったです」(30代ママ)

夏や冬などの季節にあわせてマタニティ用の喪服を選んだというママもいました。喪服には夏用で少し薄い生地のものや、1年を通して着られるものなどさまざまなタイプがあるようなので、季節や当日の動きにあわせて選べるとよいかもしれません。

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マタニティ用喪服の用意の仕方

マタニティ用の喪服を用意するとき、購入するかレンタルするかなど、用意の仕方に迷うこともあるかもしれません。ママたちに、理由などとあわせて用意の仕方について聞いてみました。


購入した

「近い親戚の不幸だったので、お通夜や告別式だけではなく、四十九日や一周忌にも出席することが考えられました。妊娠中にも何度か着る機会があると思い、マタニティ用の喪服を購入しました」(20代ママ)

「自分にあったサイズのものを着たいと考えて購入することにしました。お店で試着をしてから購入することができたので、お腹部分にはゆとりをもちつつすっきりしたシルエットのものが選べました」(30代ママ)

マタニティ用の喪服を購入したというママもいるようです。ママのなかには、小さい子どもといっしょにお葬式へ参列するため、汚してしまうことが不安で購入をしたという声もありました。


レンタルした

「遠い親戚のお葬式だったのでお通夜と告別式のみの参列でした。そのときしか着ないものなので、レンタルを選びました」(20代ママ)

「夕方までに注文すれば即日発送してくれ、翌日には到着するインターネットのショップサイトがありました。購入するよりも手軽だと思い、レンタルを利用しました」(30代ママ)

着る頻度や用意の手軽さを考えてマタニティ用の喪服をレンタルしたというママもいるようです。他にも、マタニティ用の喪服を購入しても家に保管場所がないのでレンタルにしたというママの声もありました。

マタニティ用喪服を着るときに気をつけたこと

妊娠中にマタニティ用の喪服を着てお葬式に参列するとき、気をつけていたことをママたちに聞いてみました。


あわせるストッキングや靴

「ストッキングの色は季節関係なく黒を選びました。また、膨らんだお腹がすっぽり覆えるよう、マタニティ用のストッキングを用意しました」(20代ママ)

「妊娠中の体を考えて、靴は黒でヒールがないフラットなものを選びました。お葬式のときは意外と靴の着脱の機会が多かったので、履いたり脱いだりしやすいものがよいと思います」(30代ママ)

あわせるストッキングや靴に気をつけていたというママもいるようです。破けたときのために替えのストッキングを持参したというママの声もありました。


こまめに体温調節をする

「夏はエアコンの風で体が冷えないように、すぐに首に巻くことができる黒い薄手のストールを持って行きました。屋外に出るときは巻いていたストールを外すなどして体温調節をしていました」(30代ママ)

「黒いブランケットを持って行き、寒いときに対応できるようにしました。会場内の移動の際や部屋の場所によっても寒さを感じることがあったのでブランケットが役立ちました」(20代ママ)

こまめに体温調節ができる小物を持って行ったというママもいました。外の気候や室内の空調などによる、暑さや寒さのどちらにも対応できるように、寒暖調節しやすいものを準備しておくとよいかもしれません。

お葬式の場にふさわしい喪服の着用を

喪服を来た女性
iStock.com/karinsasaki

妊娠中にお葬式に参列することがある場合、マタニティ用の喪服を着用している方もいるようです。体型にあわせて大きいサイズを選んだり、夏や冬などの季節にあわせて選んだりと、選ぶときにポイントとしていることはママによってさまざまなようでした。妊娠中はストッキングや靴などの小物にも配慮し、お葬式の場にふさわしい喪服の着用ができるとよいですね。

2018.10.05

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