教育熱心はどこまで?
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不安定な社会情勢やSNSなどを通じて得る過剰な教育情報によって、子どもの教育に奔走し、過干渉な子育てをする親が増加しています。行き過ぎた「教育熱心」が及ぼす危険性とは?そして子どもを疲弊させないために、親がどうあるべきか、各専門家に取材しました。
読者からお悩みを募集し、子育て、教育、健康など各分野の専門家にご回答いただく人生相談コーナー。今回はフリーアナウンサーの吉田明世さんが、産後の働き方について悩むママのお悩みに答えます。
お子さんへの愛情、そしてお仕事への想いがとても伝わってきました。お子さんを保育園に預けて、「さぁ!働くぞ!」と思っても、最初の1〜2年はなかなかリズムも掴めず、出産前の働き方とのギャップに戸惑った経験のあるお母さん、きっと多いのではないでしょうか。もちろん、私もその一人です。
もともと仕事が大好きだった人にとっては、なんだか、このまま社会から取り残されてしまうのではないか、そんな風に不安に思ってしまうかもしれません。でも、大丈夫ですよ。
これは私の考えですが、先々のキャリアのことや、プランはその時期に無理に決めなくてもいいと思っています。
子どもがいない頃はキャリアプランに沿って邁進できた人も、そこに育児が加わることで、子どもの急な発熱、夜泣きといった予測できないアクシデントが日々発生します。
そのなかで「本当はあの仕事がしたいな」とか、「この仕事は未来のキャリアアップに繋がるのかな?」といった不安が起こるのも分かるのですが、子育ては仕事のようにはいかない、むしろ仕事以上にコントロールできないものなんです。
一方、復帰後思うように働けなくても、限られた時間の中で目の前の仕事を一つ一つ丁寧に、全力で取り組む姿は、必ず誰かかの目にとまります。すると、次の仕事につながったり、思いがけない方向からチャンスがやってきたりするものです。
今の状態が、ずーっと続くわけではありません。お子さんも日々免疫を獲得しながら、保育園という小さな社会の中で、たくましく成長しています。
数年後、また仕事に邁進できる日のために、今は二足の草鞋でオンオフを切り替えながらまずは今できることから頑張りましょう!(これ、自分にも言い聞かせています!笑)
仕事も子育ても忙しいって、とっても大変なことですが、とってもとっても幸せなことだなと思うのです。
時短で働くことも、私は素晴らしいことだと思います。だって、今子育てという、誰にも代えが効かない、大きな大きな仕事も担っているのですから。
時短だからこそできたお子さんとの時間は、今この瞬間にしかないものですし、お金にも、何にも代え難いものです。
ぜひ、今しかないお子さんとの時間を大切にしながら、お仕事を楽しんでくださいね。
Profile
2021年10月12日
共働き家庭が増加している昨今、夫婦ともに実家が遠いと、どうしてもシッターが必要になることもあるのではないでしょうか。今回の記事では、共働き家庭のママが有資格者のみが登録できるKIDSNAシッターのサービスをはじめて利用した様子をレポートします。
妊娠前は、子育てをしながらも仕事をフルタイムでこなし、忙しいながらも充実した日々送るワーママ像をなんとなく想像していました。
しかし、実際子どもが1歳で仕事復帰したところ、発熱でのお迎え要請は頻発、風邪の連続で保育園にまともに通えない日々が続きました。
結果、仕事も思うよう進められず、時短に切り替えたことで、育児には余裕がでましたが、給与は減り、自分が担当していたプロジェクトからもはずれました。
会社が子育てに理解を示してくれていることはありがたいことですが、忙しい職務から離れて仕事に対するモチベーションも失った気がします。
今は子どもが1歳なので目先の「仕事と子育ての両立」で手一杯ですが、いつか元のポジションに戻り、仕事に打ち込みたいです。
子どもはもちろんかわいいですが、それとは別に、自分の人生を考え、子どもが3歳、5歳と成長していったとき、自分が社会から取り残さてしまわないように、どのように「先々のキャリアプラン」を立てていくべきでしょうか?