主婦の仕事とは?家事は仕事に入る?主婦の悩みと解決法

主婦の仕事とは?家事は仕事に入る?主婦の悩みと解決法

主婦の仕事とは何でしょうか。辞書で「仕事」と引くと“何かを作り出す、または、成し遂げるための行動”とあります。家事は仕事に入るのでしょうか。家事や育児、仕事に追われ、ゆっくり休む暇なんてない!と感じているママたちの苦労と解決方法を聞いてみました。

主婦の仕事とは

主婦の仕事とは、どのようなものが考えられるでしょうか。炊事、洗濯、掃除、買い物、家計管理など家にまつわる「家事」や子どもにかかわる「育児」、場合によっては「介護」なども入るかもしれません。


主婦の仕事とは、家事?

「365日休みなく働く家事は立派な仕事に入ると思います」(30代ママ)

「家事は家の中を円滑に回すために重要だけれど、賃金が発生するものが仕事だと思うので、仕事という表現には違和感を感じる」(30代パパ)

家事は暮らしを営む上で大切、という考えは多くの人に共通するようですが、仕事だと感じるかどうかは、人それぞれ異なるようです。


主婦の気持ち

「家事は終わりがなくお給料も発生しないので、やりがいを見つけるのが難しい」

「家事と育児や仕事を両立するのはすごく大変なのに、パパには大変さが伝わっていないように感じます」

「共働きでも女性が家事をするのは、当たり前と家族に思われているのがつらい」

多くの主婦は家事と育児、さらに仕事との両立に悩み、自分なりに頑張っているのに、なかなか家族に理解してもらえないもどかしさを感じているようです。

主婦の1日の過ごし方

スケジュール帳と時計を気にする女性
Nikita Savostikov/Shutterstock.com

筆者が最も大変と感じていた時期の過ごし方をご紹介します。
当時は娘が5歳の幼稚園児、息子が2歳で、筆者は幼稚園の役員長をしていました。そのため、家事が溜まったり、家が散らかったりしてイライラすることが多く、1日の過ごし方を一から見直すきっかけになりました。


6:00 起床。自分の身支度と洗濯 
6:20 朝食と娘のお弁当作り
6:50 家族を起こして朝食
7:40 パパ出勤
8:00 子どもの身支度と簡単な掃除
8:50 上の子を幼稚園へ送迎


日中

10:00 下の子を児童館や公園、プレスクールへ連れて行く
12:00 昼食
13:30 下の子のお昼寝中に夕食の下準備
14:00 買い物や洗濯物の取り込み
15:30 上の子のお迎え
16:00 外遊びや習い事
17:30 夕飯の準備


18:00 夕飯
19:00 お風呂
20:00 パパ帰宅。夕飯の用意
20:30 子どもの就寝準備(歯磨き・トイレ・読み聞かせ)
21:00 子ども就寝(自分も寝てしまうことがある)
21:30 片づけ
22:00 お便りの確認や役員の仕事など
23:30 就寝


他にも子どもの遊び相手をする、機嫌の悪いときは気分転換をさせる、子どもの年齢によっては授乳、オムツ交換、夜泣きをすれば抱っこやおんぶが必要なママもいるでしょう。
仕事をしているママは「園のお迎えから就寝までの時間が特に忙しい」という声が多数ありました。実家の両親や夫婦で協力している方も多いようです。


自分の時間

「テレビの時間は就寝時間と引き換えになるし、流行りの音楽にはついていけない」

「疲れきって添い寝のまま寝てしまい、朝起きて『またやってしまった』と後悔する」

「3人の子育てと仕事もあるので、5時起きして朝1人のコーヒータイムが唯一の休息タイム」

ママは自分だけの時間を確保するのが、なかなか難しいようです。

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大変だと感じるとき

予定通りに進まない

「買い物に行っても子どもがカートに乗ってくれないなど、何をするにも時間がかかり、イライラすることがあります」

「兄妹がいると風邪が順番にうつり、自分も看病疲れで体調を崩すと、病院通いや家事が大変」

小さな子どもがいると急に体調を崩すこともあります。自分の考えているペースで物事が進まないことに、ストレスや疲れを感じるママもいるようです。


仕事や育児との両立

「仕事をしている時間が、自分の時間。両立は大変だけれど精神的、経済的にも辞められない」

「パパは家事をあまり手伝ってくれない。夫婦で家事・育児をもう少し分担したいと思う」

働きながら家事や育児をしているママは、子どもや家族のことを優先しながら日々奮闘していることが分かりました。
忙しくても経済的に仕事を辞めることができないと感じるママもいるようです。

家事はどうすれば楽になる?

効率化する

「掃除機をコードレスに変えて、隙間時間でも掃除できるようにしました」

「乾燥機を利用して、洗濯物を『洗う・干す・たたむ・しまう』を、1か所でできる仕組みに変えたら時間に余裕ができました」

毎日の当たり前の行動を見直し、時短家事を行える環境作りも大切なようです。


助けを求める

「働いている自分へのご褒美と割り切り、思い切って掃除代行を利用したら家はすっきりし、気持ちに余裕が出て自分には合っていると感じました」

「パパがゴミ捨てや皿洗いをしてくれるようになったら、すごく助かりました」

「家事を分担したいと家族に相談することで身も心も負担が軽くなり、家族の絆も深まりました」

家事を分担したいと提案して、家族とコミュニケーションを取ることや、パパができる家事は小さなことでもやってもらうなど、家族で協力していくのも、家事の負担を減らす一つの方法のようですね。


力を抜いてみる

「”今日はここまで”と自分で終わりを決めるようにしたら気持ちが楽になった」

「毎日時間に追われてイライラしている自分。ふと鏡をみると自分の顔が怖かった。家族にとって家事が完璧なことよりも、私が笑っている方がよいのかもしれない、と感じるようになった」

頑張りが足りないのかもしれない、と自分を責めるより、休憩して心を休めるほうが大切なのかもしれません。

完璧な家事よりも家族の笑顔を優先させる

笑顔の女の子
MIA Studio/Shutterstock.com

主婦の仕事とはどのようなものか、主婦の一日の過ごし方や家事の大変さ、楽にする方法など考えてみました。ママだけでなく、家族で家事を共有したり、小さなことでも「ありがとう」と感謝の気持ちを伝え合えれば、家族みんなの心がフッと軽くなり、自然と笑顔がこぼれるようになるかもしれませんね。
主婦の仕事とは、完璧な家事だけではなく家族の笑顔を引き出すことも大事と感じているママも多いようです。

2017.12.04

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