子育てを学ぶ。子育てから学ぶ。ママ・パパのための情報メディア「KIDSNA」

2018年04月06日

【取材】「働きがいのある会社」受賞。女性が平等に挑戦できる環境と自由な働き方

【取材】「働きがいのある会社」受賞。女性が平等に挑戦できる環境と自由な働き方

働くママにとって、子育てと仕事の両立は大変なこともありますよね。近年、女性のワークライフバランスにかかわる働き方やキャリアアップについて、さまざまな取り組みを始める企業もあるようです。そこで今回は、そんな企業のひとつをKIDSNA編集部が取材レポートします。

株式会社セールスフォース・ドットコム
「日本における働きがいのある会社」のトロフィー

Great Place to Work Instituteが発表した2018年の日本における「働きがいのある会社」の第4位を受賞したセールスフォース・ドットコム。今回は子育てと仕事を両立させながら、女性管理職として働く常務執行役員、人事本部長の石井早苗さんにお話をうかがいました。

常務執行役員、人事本部長の石井早苗さん

多様な背景を受け入れる「Ohana (オハナ)」の文化

セールスフォース・ドットコムでは近年、産休・育休後に仕事復帰をするママ社員の方も増えているようです。その背景には、セールスフォース・ドットコムの「Ohana(オハナ)」の文化が深くかかわっているそうです。

「“Ohana(オハナ)”はハワイ語で“家族”を意味します。セールスフォース・ドットコムの社員や社員の家族もセールスフォース・ドットコムの家族として大切にされ、かかわりを持ってよかったと思える会社でありたいと思っています。多様な立場の人が集まる家族のように、さまざまな違いを乗り越えて一つになっているという意味もこの文化には込めれています」

社員それぞれが持つ背景を受け入れ、助け合う会社の雰囲気は、ママ社員にとっても産休後・育休後の仕事復帰に前向きになれたり、子育てと仕事の両立もしやすいかもしれませんね。

育休・産休後も働きやすい職場で

「育休・産休後は配置部署は変わらず、元の部署で仕事復帰できるようにしています。ママ社員からも理解し合っているマネージャーや仲間といっしょに仕事をした方が働きやすいという声を聞いています」

子どもの体調不良などで、急なスケジュールの変更などがあるママにとって、理解してくれる環境で仕事できるのは助かりますよね。

その他にも、初めての出産から復職するママに対して、すでに子育て中のママ社員に相談できる機会や、ママ社員同士のランチ会を提案するなど、産休・育休を経てもスムーズに仕事復帰ができるような取り組みがされています。

自由な働き方で仕事と子育てを両立

ママ社員が状況に合わせて働けるように、セールスフォース・ドットコムではスーパーフレックス制や在宅勤務などの働き方が選択できます。

「3人の子どもを育てるママ社員がいますが、朝は早めに出社して、16時頃には退社、子どもの身支度を済ませて22時頃からまた家で仕事に戻るなど、とてもパワフルに働いています。

その分、スーパーフレックス制や在宅勤務などを活用して、ゆっくり休む日や子どもと接する日を設けるなど、メリハリのある生活をしていますね」

子育てと仕事を両立していると、家に帰らなければいけないけど仕事はきっちりこなしたいと、焦りを感じることもあると思います。細かく勤怠を取れるような仕組みを導入したことで、ママ社員の状況に合わせた働き方の選択ができるようです。

どんな仕事にも挑戦できる、ママ社員のキャリアアップ

子育てをしながらとはいえ、仕事をするからには結果を出したい、もっとスキルアップやキャリアアップをしたいと思うママ社員の方もいるかもしれません。セールスフォース・ドットコムでは、女性も平等にキャリアアップすることが受け入れられ、さまざまな仕事にチャレンジできる環境が整っています。

ママ社員も平等にキャリアアップ

「どんな立場であっても賃金や仕事の機会は平等です。女性やママにかかわらず、どの仕事でも挑戦できますね。やりたいプロジェクトやチャレンジしたいポジションがあれば手を挙げられる雰囲気ですし、積極的に採用しています」

社内公募が盛んだったりスキル支援チームがあるなど、ママたちの挑戦を後押しする取り組みもされています。

ママ社員の海外出張

海外に本社や拠点があるセールスフォース・ドットコムでは、ママ社員の方でも海外出張に行くこともあり、石井さん自身も昨年8回、合計で8週間の海外出張に行かれたそうです。

「子どもを両親や親戚に預けたり、周りに協力してもらいながら海外出張に行っています。ときには出張期間中のほとんどを、夫一人で子どもの面倒をみることもありますが、宿題のプリントの写真を撮って送ってもらい、電話しながら教えたりと工夫しています」

海外出張の際の万が一に備えて、24時間対応の緊急アシスタンスを利用できるなど、安心して仕事に挑戦できるような仕組みづくりがされています。出張後は仕事を休んで旦那さんとお子さんと過ごす時間を作っているママ社員の方もいるそうです。

女性が管理職として働くために

女性やママであることにかかわらず、さまざまな仕事にチャレンジできるセールスフォース・ドットコム。最後に、子育てをしながら管理職として働くために、石井さんが意識していることについておききしました。

「28(ニッパチ)ルール」で自分を許す

「女性のなかには、自分自身を許せず全ての仕事を完璧にこなそうと頑張る方もいる思います。私も30代、40代の頃は結果を出したくて全て100%こなそうと躍起になっていました。

でも子育てしていると思い通りにいかないこともありますよね。私は子育ても仕事も『8割できたら合格、あとの2割は進みながら考える』という『28(ニッパチ)ルール』を意識して仕事しています」

石井さんは、仕事を早く切り上げて友だちと食事をすることもあり、リフレッシュや仕事につながるよい話を聞けたこともあるそうです。

いつかは部下も家族を持つ

「子育てをしてわかったことは、子どもや家族がいかに大切な存在になるかということです。いつかは部下も子どもを持ち、大切な家族を守っていく立場になることを考えると、仕事ばかりを押し付けるのではなく、持ちつ持たれつの関係でいたいと思いました」

子育てをしたからこそ、部下のこれからのライフステージに目を向け、支え合うような働き方ができるのかもしれませんね。

女性が輝ける今の時代に

セールスフォース・ドットコムでは、全ての人に平等に挑戦する機会があり、家族のように助け合いながら働く文化が大切にされていました。子育てと仕事を両立させながら、いきいきと働く石井さんはこう語ります。

「女性が輝いて仕事できる時代になったからこそ、女性たちはみんな同じ悩みを抱えていると思います。会社や身近なネットワークなど、社会全体で助けてくれるような環境が徐々に整ってきている今、みんなで助け合って乗り越えていきたいですね」

女性のライフステージが変化しても、いつまでもやりたいことに挑戦できるような仕組みづくりと環境の大切さがわかった取材でした。

セールスフォース・ドットコム

セールスフォース・ドットコムは、クラウド型顧客管理ソリューション(CRM)を大企業や中小企業に提供しています。1999年の創立以来、革新的なアイデアで業界をリードし、現在では世界 No.1 の顧客管理ソリューションを提供する企業となりました。

その他にも、営業支援やカスタマーサポートサービス、マーケティングにおいて、企業が顧客とより密接な関係を築き、企業の生産性と顧客の満足度の両方を高めるソリューションを開発し提供しています。

仕事の関連記事
カテゴリ一覧