二人目の子どもの出産時、上の子はどこに預ける?

二人目の子どもの出産時、上の子はどこに預ける?

二人目の出産に向けて準備を進めるママも出産は二回目なので、何を準備すればよいのかイメージしやすいでしょう。しかし、二人目の出産・入院のときに上の子どもを預ける際にどうするのかを悩むママも多いかもしれません。先輩ママたちが乗り切った方法を紹介します。

家族に協力してもらう

ママとしては上の子が気になるものの、出産という大仕事が待ち受けています。そんなときに一番の協力者となるのは家族かもしれません。家族に協力してもらった先輩ママたちに聞いてみました。


パパにみてもらう

まず頼れる存在なのは一番近くにいるパパかもしれません。

「私は全面的にパパにお願いしました。比較的有休がとりやすい会社なので、入院中はまとめて休みを取ってもらいました。普段はなかなかいっしょにいられないパパとゆっくり過ごせて、娘にとってもよい時間になったようです。普段から家事にも協力的なパパは、入院中も家事をこなしてくれて助かりました」
「二人目出産時、上の子は幼稚園年中。幼稚園の送迎はパパにお願いしました。帰りは預かり保育を利用して6時まで幼稚園で過ごし、パパの仕事が終わってからお迎えに行ってもらいました。朝と夕方の時間がいつもより忙しくなってしまうので、パパの家事・育児の負担が減るように準備をしておきました」

やはりパパだと子どもにとっても安心だという声が多いようです。家事の不得意なパパには事前の準備をしておくと安心かもしれません。


ママ・パパの実家に預ける

「私は自分の実家に預けました。実家なので特に気兼ねもなく、気持ち的にもラクでストレスなし。上の子も普段からおばあちゃんとよく会っていたので、「ばあば!ばあば!」とお泊まりできるのを喜んでいました」

上の子をパパといっしょにパパの実家に預けたママもいました。

「自分の両親は共働きで預けるのが難しかったため、主人の実家に預けました。主人の実家は自宅からわりと近かったため、上の子とパパの二人でお泊りしてもらいました。年少だったので、日中は幼稚園へ。パパもいたので、義理の両親にそこまで負担をかけることもなく良かったです」

パパの協力が難しい場合は、ママやパパの両親が大きな味方となってくれそうです。特に自分の実家はあまり気を使うことがなく、楽に感じるママが多いようです。


ママ・パパの親に来てもらう

おばあちゃんと孫
maroke/Shutterstock.com

ママのお母さんを呼んで、自宅で上の子を見てもらったママもいます。

「2歳の息子は保育園へ通っていました。自宅で見てもらった方が保育園の送り迎えや準備にも便利だったので、母に頼んで自宅に数日泊まってもらいました。自宅でいつもと同じ環境で過ごすことができたので、息子への負担も少なかったのではないかと思います。パパは帰宅が深夜になることも多く、母との距離感も程よくとれて、どちらにとってもストレスになることはなかったようです」

パパのお母さんに来てもらったというママもいます。

「出産時から退院の日まで主人のお母さんが自宅に泊まってくれました。娘は幼稚園年長。入院中にちょうど参観日があり、普段参観に来られないおばあちゃんが来てくれて娘もうれしそうにしていました。また、お義母さんも幼稚園での娘の姿を見ることができて喜んでいました」

保育園や幼稚園に行っている場合、ママやパパの実家ではなく自宅で過ごす方が便利な場合もあります。また子どももいつもと同じ環境で過ごせるので、安心感があるようです。

周りの人の協力がむずかしい場合

子連れ入院する

パパや両親にも預けるのがむずかしい場合や、上の子がママっ子で離れるのがむずかしい場合は上の子といっしょに子連れ入院するママもいます。産院によってできるところ・できないところがあるので、事前にリサーチしておきましょう。

追加料金を払えば上の子の食事も出してもらえたり、パパも泊まることができたりする産院もあるようです。ママは少し大変ですが、上の子と過ごせるのは安心でしょう。


ファミリーサポートやシッターを利用する

各自治体で利用することができるファミリーサポートやシッターに上の子を預けたというママもいます。ファミリーサポートの方の家に宿泊することも可能ですが、実際は幼稚園や保育園の送迎をお願いするケースが多いようです。

「うちは朝パパに上の子を保育園に送ってもらい、園へのお迎えはファミサポさんに頼みました。降園後はファミサポさんの家で過ごし、仕事が終ったらパパに迎えに行ってもらいました。上の子もなついてくれて安心でした」


ショートステイを利用する

さまざまな事情でどうしても頼れる人がいない場合ショートステイを利用する方法があるようです。保護者の病気や出産などの理由で、一時的に乳児院や児童養護施設などで子どもを見てもらうことができるという制度です。

価格や内容などは各自治体によってさまざまなので、預け先がなくて困っているママは一度相談してみるとよいかもしれません。

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入院時の家族のための準備

入院時に備えて、家族の負担を軽減するための準備をしていたママも多くいました。


通園の準備リスト

「幼稚園の送迎はパパにお願いしていました。毎日の園の準備は忘れ物がないように、玄関前にチェックリストを貼っておいたので、パパにも分かりやすかったようです。入院中に準備物をマスターしたパパは、産後も準備を手伝ってくれて助かりました!」
「保育園に毎日持っていくものを入れるカゴを作っておきました。洗濯したあとは必ずそのカゴに入れるようにして、少しでも忘れ物がないようにしていました。」

パパが園の細かい準備をするのが苦手、という家庭ではママが予め準備をしやすいような工夫をしていた、という声がありました。


お弁当の工夫

「幼稚園は週3回お弁当の日があるので、冷凍食品をまとめ買いして朝詰めるだけでよいようにしておきました」
「母に頼んでお弁当のおかずを作って持ってきてもらっていました」

お弁当も場合によっては負担になる場合もありますよね。なるべく負担がかからないようにママたちがさまざまな努力をしていたようです。


家事食事の工夫

「パパは料理が苦手。出産前に1週間分のおかずをまとめて作って冷凍して、ごはんさえ炊けば食事できるようにしておきました」
「洗濯するとき困らないように、洗濯機の前に、操作の仕方を書いたメモを貼っておきました。洗剤の軽量の手間を省くために、洗剤を液体洗剤からジェルボールに変えました」

家事はたまると大変ですよね。毎日のことなので、少しでも簡単に出来るようにママたちも工夫をしていたようです。

家庭の状況に合わせて選択

ママと娘
Casezy idea/Shutterstock.com

二人目出産時の上の子どもの預ける先について、先輩ママたちの体験談をいくつか紹介しました。思わぬトラブルが起こることもあるので、万一に備えいくつかの選択肢を持っておくと安心でしょう。家庭の状況に合わせて、できるだけ上の子どもにとってよい方法を検討してみてはいかがでしょうか。

2017.11.29

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