共働きのママやパパが子どもとの時間を作るための工夫。ご飯の支度や食事の時間のすごし方

共働きのママやパパが子どもとの時間を作るための工夫。ご飯の支度や食事の時間のすごし方

共働きの家庭では子どもとの時間をどのように作るのか気になっているママやパパもいるかもしれません。今回の記事では、ご飯の支度をスムーズにする工夫や、食事のときなど子どもとすごす時間を作る工夫、仕事と子育てを両立するコツについて、ママやパパの体験談を交えてご紹介します。

共働き夫婦の子育ての悩み

共働きの夫婦は仕事をしながら子育てをするため、さまざまな悩みをもっているようです。ママやパパの悩みについて聞いてみました。

「朝早くからご飯の支度を始め、夜家に帰るとすぐに夕ご飯の支度をしているので、平日は子どもと遊ぶ時間もなく一日が終わるように感じています」(30代ママ)

「私は仕事で帰りが遅いこともあり家事を妻に任せがちです。もっと積極的に家事を協力したいと思いますが、何をすればよいかわからず困っています」(40代パパ)

「朝は出勤の支度で慌ただしく、帰宅後は家事で忙しいので、子どもとの時間がゆっくりとれないことが悩みです」(30代ママ)

共働きの家庭では、毎日のご飯作りや片づけ、掃除洗濯などの家事で忙しく、子どもとの時間が思うようにとれないと悩むママやパパがいるようです。

実際に、ご飯の支度をスムーズにするためママたちはどのような工夫をしているのでしょう。

ご飯の支度をスムーズにする工夫

毎日のご飯の支度をスムーズにするために、共働きのママたちが工夫していることを聞きました。


週末に下ごしらえをしておく

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「私は週末に1週間分の食事の献立を考えて下ごしらえをしておきます。野菜などは蒸して冷蔵庫や冷凍庫に保存しておくことで、平日のご飯作りにかかる時間が減るように感じています」(40代ママ)

時間がある週末に、1週間分の食事の予定を考えて下ごしらえをしているママがいました。ママのなかには、休日に子どもといっしょにハンバーグの種を作り、平日は焼くだけにしているという声もありました。


食材はまとめ買いをする

「私は週末に翌週に使う食材をまとめて買うことを心がけています。平日は仕事帰りに買い物をする手間が省けるので、その分早くご飯の支度に取りかかれます」(30代ママ)

共働きの家庭では仕事帰りに献立を考えながら食材を購入するのでなく、休日に1週間分まとめ買いをしておくことでご飯の支度が早くできるかもしれません。食材の宅配を利用して買い物の時間を減らしているというママの声もありました。


調理家電を利用する

「私は仕事で遅くなる日もあるので便利な調理家電を購入しました。就寝前に食材と調味料を入れておくと朝起きる頃にはご飯のおかずができているので、朝の時間にゆとりがもてます」(40代ママ)

便利な調理家電を利用することで、ご飯の支度にゆとりがもてると感じるママもいるようです。ミキサーなどを使うと下ごしらえの時間を短縮することや、加熱時間や温度が自動調節できる家電を使うと調理を楽にすることができるかもしれません。

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子どもとすごす時間を作る工夫

共働きの家庭では子どもとの時間をどのように作っているのでしょう。ママやパパが工夫していることを聞いてみました。


食事の時間をゆっくりとる

「私は食事の時間を長めに取り、子どもとゆっくり会話をするように心がけています。平日はなかなか子どもとの時間を取りにくいので、ご飯を食べながら保育園の様子や好きな遊びの話を聞いています」(30代ママ)

「我が家ではゆっくり食事をするために食洗機で食事の片づけをしています。食事の片づけをする時間を減らすことで、子どもといっしょにご飯を食べる時間を増やすことができました」(30代パパ)

子どもとの時間を作るために食事の時間をゆっくりとるようにしているママやパパがいました。食事の時間を長くするために、支度や片づけを短く済ませる工夫ができるとよいかもしれません。


子どもとの日課を決める

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「私は平日の忙しい日も、保育園の様子を聞く時間を30分以上とるようにしています。仕事から帰って着替えたらすぐに子どもと向きあってじっくり話を聞くことを心がけています」(40代ママ)

「我が家では寝る前に絵本の読み聞かせをするという約束を子どもとしています。子どもとの約束をやぶらないよう、仕事で疲れた日も家事が間にあわないときも、夫婦のどちらかが必ず読み聞かせをするようにしています」(40代パパ)

日課を決めることで、子どもとの時間を作っているというママやパパもいるようです。子どもと話す時間や絵本の読み聞かせの時間を約束することで、子どもとのスキンシップをしっかりとることができるかもしれません。


家事は子どもが寝てから

「私は次の日の準備やたまっている家事などは子どもが寝てから行うように意識しています。家事がたまって焦ることもありますが、子どもが起きている間は子どもとの時間を優先しています」(30代ママ)

共働きの場合は家事がたまってしまうこともあるかもしれません。子どもとの時間を大切にするために、家事は子どもが寝てからにすることも工夫のようです。洗濯物の片づけなどは子どもが寝た後に夫婦でいっしょに行っているという声もありました。

仕事と子育てを両立するコツ

共働きの夫婦が仕事と子育てを両立するにはどのようなコツがあるのでしょう。ママやパパに聞きました。


夫婦で役割分担について話しあう

「私たちは仕事と子育てを両立するために、気になっていることはその都度話し合うようにしています。共働きの家庭では家事や子育てがどちらかの負担にならないようにすることが両立のコツだと思います」(30代ママ)

共働きをしている夫婦は、家事や子育てについて話しあって分担することも大切かもしれません。ママが食事の支度をしている間はパパが子どもと遊ぶなど、役割を確かめておくとよさそうです。毎日子どもとお風呂に入ることが自分の役割になっているというパパの声もありました。


無理をしない

「子どもが病気になって仕事をすぐに休めないときは、実家やベビーシッターにお願いすることにしています。どちらかが無理をすることのないように、仕事を休めないときの子どもの預け先を日頃から考えていますす」(40代パパ)

共働きの家庭では、子どもが急に熱を出したときなどの対応をあらかじめ考えておくと慌てずに対応できそうです。子育てや家事をがんばりすぎず、頼れる先を見つけておくなど、無理をしないことも両立のコツかもしれません。

共働きをしながら子どもとの時間を楽しもう

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共働きのママやパパは子どもとの時間を作るためにさまざまな工夫をしているようです。食事の支度や片づけの時間を短くして、子どもとゆっくりご飯を食べながら話をするなど、夫婦揃って子どもとすごす時間を楽しめるとよいですね。

2018.10.08

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