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2017年12月09日

妊婦の体験談。妊娠時期に仕事を休むと罪悪感、迷惑かもと感じる?診断書を提出など

妊婦の体験談。妊娠時期に仕事を休むと罪悪感、迷惑かもと感じる?診断書を提出など

妊娠時期も仕事を頑張るママの多くが、仕事を休むことに罪悪感や感じたり、“迷惑かな?”と思った経験があるようです。今回は、診断書の提出や周囲への説明方法など、妊婦さんが前向きに仕事を続けるためにはどうしたらよいかを考えてみました。

働く妊婦さんの悩み

妊娠時期は仕事と体調不良の板挟みで、辛い思いをする妊婦さんもいるようです。

まずは妊娠中も仕事していた経験のある妊婦さんたちがどのような悩みを抱えていたのかについて聞いてみました。

「妊娠初期は早朝のつわりが特にひどく、身支度さえできない状態だったので頻繁に仕事を休んでいました。職場に迷惑だと思われているのではないかと不安に感じ、常に罪悪感にかられていました」(20代1児のママ)

「つわりの時期、朝の満員電車が本当に辛かったです。何度も途中下車して会社に行くこともしばしば。このまま辞めた方がいいのかなあと思っていました」(30代1児のママ)

「独身者しかいない会社だったので、妊婦だからといって配慮してもらえる環境でははなく無理をしてハードワークをこなしていました。とはいえ思うように仕事がはかどらず、自己嫌悪に陥って帰宅後によく泣いていました」(30代2児のママ)

多くのママが、以前のように働けないもどかしさを感じながら仕事を続けていたようです。

妊娠時期はいつ体調不良になるかわからないため、急な休みが増えてしまうのは仕方のないことなのかもしれません。職場の理解を得ながら、「迷惑かな」と罪悪感を感じずに仕事を続けるにはどうしたらよいのでしょうか。

妊娠時期、仕事を続けるためのポイント

妊婦さんの仕事
PhotoFomin/Shutterstock.com

妊婦になると体調が不安定な時期もありますが、できるだけ職場に迷惑をかけたくないという気持ちもありますよね。そのためのいくつかのポイントについて考えてみました。

早めの時期に報告する

以前は「職場へは安定期に入ってから妊娠報告をする」という考えが主流だったようですが、最近では妊娠が発覚した2~3カ月の初期の時期に職場へ妊娠報告をするケースも多くなってきているようです。

妊娠中でも特に初期のうちは、つわりによる体調不良で仕事を休むことが多くなってしまう傾向にあります。だからこそ、早い時期から職場へ報告して、周囲の理解を得ることが必要なのかもしれませんね。

周囲の協力を仰ぐ

妊婦さんが無理をせずに働くためには、周囲の協力が何よりも大切なのかもしれません。

妊娠中は以前と同じように仕事をすることが難しくなってくるので、周囲の人たちに協力を仰ぎ、立ち仕事や力仕事などは代わってもらったり、ときには自分の仕事をフォローしてもらう機会も増えてくるでしょう。無理をして全てを自分ひとりで抱えこもうとせず、周囲の人たちへ罪悪感ではなく感謝の気持ちを持って仕事をこなしていく姿勢が重要なのかもしれません。

また、1人でもよいので職場に妊娠中の仕事の悩みを相談できる相手を見つけることで、精神的に楽になる妊婦さんも多いようですよ。

制度を利用して休む

診断書で
graphbottles/Shutterstock.com

日本では働く妊婦さんを守るため、妊婦の健康管理にまつわる保護制度などが制定されています。

制度を利用することで妊娠中の勤務緩和などの措置を受けられることがありますが、企業側の理解が乏しい場合、実際に制度を利用することが困難なケースもあるようです。

その場合は下記のような書類を担当医師に作成してもらうのもひとつの手です。

診断書

病院によって診断書を作成する基準は異なるようですが、妊娠中につわりがひどくてまともに会社に行けない、お腹の張りが続いて通常業務をするのが難しい、というような場合は、主治医に相談して診断書を書いてもらう方法もあります。

急な休みが続き有給があまり残っていない場合など、診断書を提出すれば産休前に休職期間を取得できる場合もあるようです。

「診断書なんて大げさでは?」と思わずに、辛い場合はまずは医師に相談してみるのがよいかもしれませんね。

母性健康管理指導事項連絡カード

診断書と同等の効力を持つ書類として、母性健康管理指導事項連絡カードがあるようです。

企業側はこのカードを妊婦から提出された場合、主治医の指導内容に基づいて勤務内容を緩和させなければならないと定められているそうです。

「勤務時間を遅らせてほしい」「休憩時間を増やしてほしい」

など、自身の口からは言いづらい企業側への要望をこのカードを通して伝えることができるので、通勤が辛く悩んでいる場合などにこのカードを活用してみてもよいかもしれませんね。

「母性健康管理指導事項連絡カードの活用方法について」厚生労働省

妊娠中に救われた言葉

これまでに記載してきたように、妊娠中の仕事はどうしても辛い時期を乗り越えなければならないこともあるようです。そんな時期に、ママたちが周囲からかけてもらって支えになったという言葉を紹介していきます。

「つわりがひどかった時期、家で、今日は1日なにもしなくていいよと夫に言われました。実際何もしないわけにはいきませんが、やらなくていいと思うと心が軽くなりました」

「職場の上司に、妊娠中は楽しい仕事しかしなくていいよ、と言われ、気を遣ってもらっているのがわかりとても嬉しかったです。もちろんそういうわけにはいきませんが、罪悪感が減って心が軽くなりました」

「得意先の方に、『できれば産後も仕事を続けて欲しいけど、産後の過ごし方は人それぞれ。専業主婦として子どもと全力で向き合うのも立派な選択肢だよ』という言葉をかけていただき、妊娠することで得意先に迷惑をかけてしまうかもという気持ちが少し軽くなりました」

辛い時期にかけてもらった言葉だからこそ、時間が経っても記憶から薄れることなく、今でもこの言葉を思い出して励みにしているというママが多いようです。

妊娠中は大変なこともたくさんあるかと思いますが、だからこそ周囲の人の優しさを強く実感できる期間なのかもしれませんね。

妊娠中は無理をしない働き方を

妊娠時期の仕事
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責任感が強い方ほど、妊娠中に仕事を休むことに迷惑かなと罪悪感を感じてしまうようです。

仕事をする妊婦さんは社会人であると同時に、小さな命を守るママでもあります。診断書などを活用してたまには心身ともにしっかりと休むことも大切な仕事なのかもしれません。

日々の仕事を前向きな気持ちで取り組めるよう、ゆっくりと自分のペースで向かい合えるとよいですね。

※記事内で使用している参照内容は、2017年12月7日時点で作成した記事になります。

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