離乳食初期にラディッシュは食べられる?色をいかしたレシピや皮・葉の使い方

離乳食初期の進め方もあわせてご紹介

離乳食初期にラディッシュは食べられる?色をいかしたレシピや皮・葉の使い方

離乳食初期のメニューにラディッシュを取り入れたいと考えるママやパパもいるかもしれません。ラディッシュはいつから与えてよいのでしょうか。皮や葉は食べられるのか、レシピや食べやすく作るポイントについてご紹介します。

離乳食初期の進め方

離乳食初期とは具体的にどのような時期なのか、あらためて知りたいというママやパパもいるでしょう。食べられる固さや食事量についてご紹介します。


離乳食初期はいつから?

授乳・離乳の支援ガイドによると、離乳食初期は生後5カ月~6カ月頃とされています。赤ちゃんは離乳食初期の頃に、くちびるを閉じて飲み込むことや、口に入ったものを舌で前から後ろへ送り込むことができるようになります。

この時期に離乳食を与える目的は、食べものから栄養を得ることよりも、舌触りや味に慣れることにあります。うまく食べられないことがあっても焦らず続けることが大切でしょう。


離乳食の量の目安

離乳食の食器
iStock.com/coco312

離乳食初期は母乳やミルクを飲みながら、赤ちゃんの様子をみて離乳食を1日1回1さじずつから与える時期です。

授乳・離乳の支援ガイドには、離乳食初期における1回の食事量の目安については特に規定がありません。つぶし粥からはじめ、その次にすりつぶした野菜を試し、慣れてきたころに豆腐や白身魚、卵黄等を与えるとよいようです。

離乳食に徐々に慣れていく時期のため、少ない量しか食べられなくても心配する必要はないでしょう。

出典:授乳・離乳の支援ガイド / 厚生労働省

ラディッシュはいつから食べられる?

ラディッシュにはさまざまな品種がありますが、丸い形をしているものが多いため、かぶの仲間と思われていることもあるようです。実際には西洋品種の大根の一種で、日本では二十日大根と呼ばれているものもあります。

鮮やかな赤い色の皮をいかして、生のサラダや酢の物で食べるイメージがあるかもしれませんが、加熱するとやわらかくなるので、大根と同様に離乳食初期から食べさせているママもいるようです。

皮に近い部分は繊維が固い場合があるので、皮をむくときは厚めにむいてあげると赤ちゃんも食べやすいでしょう。

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離乳食初期に食べられるラディッシュのレシピ

離乳食初期に取り入れられる、ラディッシュのレシピをご紹介します。


ラディッシュのペースト

1.  ラディッシュの皮を厚めにむき、いちょう切りにしてからやわらかくなるまで茹でる

2.  ラディッシュの葉をやわらかくなるまで茹でる

3.  1と2を熱いうちにすりつぶして裏ごしするか、ブレンダーでペースト状にする

ラディッシュの葉はやわらかくしてペースト状にすれば、根と同様に食べることができます。ペーストは根と葉を別々に作っても、いっしょに作って混ぜてしまってもよいでしょう。

冷凍する際は製氷皿や離乳食用のトレーに入れて小分けにしておくと、調理に使うときに便利そうですね。


ほんのりピンク色のお粥

料理をする女性
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1.  ラディッシュの皮をむき、皮のみを少量のお湯で茹でる

2.  お湯がピンク色になったら皮を取り出して捨てる

3.  ラディッシュの根はいちょう切りにし、やわらかくなるまで別のお湯で茹でる

4.  3をすりつぶすかブレンダーでペースト状にする

5.  10倍粥に2のお湯と4のペーストを混ぜる

ラディッシュの皮の鮮やかな赤色をいかしたメニューです。皮そのものは離乳食として食べることはできませんが、皮から色を抽出してお粥に混ぜると、かわいいピンク色になります。普段と違う色に赤ちゃんが興味を持って食べてくれるとよいですね。


ラディッシュと鯛のくず煮

1.  鯛の刺身を熱湯で茹で、すりつぶす

2.  ラディッシュの皮をむき、根をすりおろす

3.  鍋にだし汁と2を入れ、ラディッシュが透明になるまで煮る

4.  3に1を加え、水溶き片栗粉でとろみをつける

離乳食初期に食べられる白身魚とあわせてラディッシュを味わえます。刺身を使うと魚の下ごしらえが必要ないので時間短縮になるでしょう。魚はパサパサした食感になってしまうこともあるため、とろみをつけると食べやすいようです。


ラディッシュのポタージュ

1. ラディッシュの葉を除き、皮がついたままの根をいちょう切りにする

2. じゃがいも、たまねぎなどの野菜を薄切りにする

3. 鍋に水と1.2を入れて火にかけ、沸騰したら弱火にして煮込む

4. 食材がやわらかくなるまで煮込んだら火を止め、粉ミルクを加えて粗熱をとる

5. ミキサーで4をポタージュ状にする

こちらもラディッシュの皮を使っているので、ほんのりピンク色のポタージュに仕上がります。赤ちゃんに与える分を取り分けたあとに、味つけをして大人の食事のメニューとしてアレンジすると、いっしょに食事を楽しめてよいかもしれませんね。

離乳食初期のメニューにラディッシュを取り入れよう

離乳食を食べる赤ちゃん
© UTS - Fotolia

ラディッシュは大人向けのメニューではサラダや酢の物に使われることが多いため、離乳食には向かないのではと思うかもしれませんが、調理方法を工夫して離乳食初期のレシピに取り入れているママもいました。

いつから食べさせればよいか迷っているというママは、まずは根の部分をじっくり煮てペースト状にしたものを、1日1回1さじずつの少量から試すとよいでしょう。

皮の鮮やかな赤色をいかしたレシピなども取り入れながら、離乳食初期の赤ちゃんがおいしくラディッシュを食べられるとよいですね。


※記事内で使用している参照内容は、2019年8月23日時点で作成した記事になります。

※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

離乳食中期に楽しめるラディッシュのアレンジレシピ。皮・葉の使い方など

ラディッシュ 離乳食中期

2019.09.01

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