離乳食で食べられる食材が増えてくると、いろいろな具材をのせたピザのようなものをつくってあげたいと考えるママもいるのではないでしょうか。今回の記事では、離乳食でピザを作ろうと思ったきっかけや、作るときの工夫、食パンやじゃがいもなどの生地を使ったピザ風レシピを体験談を交えてご紹介します。
離乳食でピザを作ったママたちに、どのようなきっかけで作ろうと思ったのか聞いてみました。
「子どもにいろいろな食材を食べてほしいと思い、さまざまな食材をトッピングしたピザ風の離乳食を作ってみました」(11カ月の赤ちゃんのママ)
「手づかみ食べをさせたいと思い、ピザ風トーストを作りました。子どもの目の前に置いたら上手に手づかみして食べてくれました」(1歳児のママ)
いろいろな食材を取り入れやすく、手づかみ食べの練習にもなりそうとの理由から、離乳食でピザを作っているママもいるようです。離乳食に慣れてきて好き嫌いや偏食が出てきた赤ちゃんに、具材をアレンジしたピザを作ってあげるのもよいかもしれません。赤ちゃんが喜んで食べてくれるピザ風のレシピが知りたいというママの声もありました。
離乳食をピザ風にアレンジするとき、どのように工夫していたのでしょうか。ママたちに聞いてみました。
「ピザを作ったときに1個のサイズが大きすぎて食べにくそうだったので、一口大のサイズに切ってあげました」(1歳児のママ)
ピザを子どもが一口で食べられる大きさにすると、子どもも食べやすく、手づかみ食べの練習にもなるかもしれません。ピザの形を長方形にして手にとりやすい形にしていたママもいました。
「ピザの具を赤緑黄色と彩りよくのせると、見栄えがよくなり子どもも喜んで食べてくれました。赤色にトマト、緑色にブロッコリー、黄色はチーズを使いました」(1歳児のママ)
ピザの具を緑色や赤色などの食材を入れて彩りよくすると、見た目もカラフルになって子どもも食べる意欲が湧いてくるかもしれません。具にさまざまな色の食材を使うことで、たくさんの種類の食材を食べてもらえることにも繋がるようです。
「ピザ風にしようと生地にケチャップを塗りますが、濃い味にならないように薄くまばらに塗りました」(1歳児のママ)
「ピザに塗るケチャップは1歳から使える子ども用のケチャップを使用していました」
(1歳児のママ)
ピザにケチャップを塗るときは薄く塗ったり子ども用のケチャップを使ったりと工夫しているママもいるようです。ピザに使うチーズに少し塩分が含まれているので他の食材には塩分がないものを選んでトッピングしたというママの声もありました。全体のバランスをみながら味を調整するとよいかもしれませんね。
離乳食初期や中期から取り入れているママもいる食パンは、ピザの生地として使いやすいかもしれません。食パンを使ったピザ風の離乳食レシピをママたちに聞いてみました。
「離乳食後期の子どもに、ピザ風トーストを作りました。細かくみじん切りにしたピーマンと、熱湯をかけて塩抜きしたシラスを、食べやすい大きさに切った食パンにのせます。溶けるチーズをのせてトースターで焼き、チーズが溶けたらできあがりです」(11カ月の赤ちゃんのママ)
具の上に溶けるチーズをのせることで食べるときに具がこぼれ落ちにくくなったというママの声もありました。チーズを粉チーズに変えると塩分が抑えられるかもしれません。
「ピザの具には、柔らかく茹でたブロッコリーの穂先と、皮をむいて小さく切ったトマトを用意します。食パンはケチャップを薄く塗って具をのせ、上にチーズをまぶしてトースターで焼いたらできあがりです」(1歳児のママ)
ブロッコリーの緑色とトマトの赤色で見た目も彩りのよいピザができるようです。ツナや茹でて細かく切ったササミ肉、白身魚などのタンパク質を加えて栄養のバランスを心がけたというママの声もありました。
離乳食初期から取り入れやすいじゃがいもは、ピザ風の生地にもなるようです。じゃがいものピザ風離乳食レシピをご紹介します。
「子どもはじゃがいもが好きなので、ピザ風にアレンジしてみようと思いました。熱湯をかけて塩抜きしたツナと、柔らかく茹でて小さく切ったにんじんを、茹でてマッシュしてあるじゃがいもにのせてトースターで焼くだけです。そこにピザ用チーズをのせるときもあります」(1歳児のママ)
おだやかな味のじゃがいもは、さまざまな具材と相性がよいようです。茹でてマッシュしたじゃがいもを、一口大に丸めて手のひらでつぶすと、ピザ風の生地にもなるようなので使いやすい食材かもしれません。
「鶏ひき肉とみじん切りにしたたまねぎを炒めて、少量のケチャップで味付けします。茹でてマッシュしたじゃがいもを小さな円形にして、具をのせたら手で上から少し押し付けます。トースターで焼いたらできあがりです」(1歳児のママ)
ピザの具を落ちにくくするために、のせた具を生地の中に少し押し付ける工夫をしているママもいるようです。ピザの具に肉や火の通りにくい野菜を使うときは、前もって火を通しておくと安心かもしれません。
普段から食べ慣れているごはんをピザ風にアレンジできるか気になるママもいるかもしれません。ごはんを使ったピザ風離乳食レシピをママたちに聞いてみました。
「ごはんを生地代わりに使うために、軟飯のままだと形が作りづらかったので小麦粉を混ぜました。子どもの手のひらサイズくらいの大きさで平に成形したごはんをフライパンで両面焼きます。茹でてみじん切りにしたピーマンと熱湯で塩抜きしたツナ、チーズをのせて蒸し焼きにしてできあがりです」(11カ月の赤ちゃんのママ)
小麦粉を混ぜた軟飯を生地として使い、ピザ風にしているママもいました。小麦粉を混ぜたときは粉っぽさが残らないようにしっかり混ぜるようにするとよいようです。
「離乳食完了期に作っていたレシピです。柔らかく茹でて細かく刻んだひじきと小松菜、すりおろしたじゃがいもをご飯に入れ混ぜます。少量の油をひいたフライパンに、タネをスプーンですくって入れ、両面焼き色がつくまで焼きます」(1歳児のママ)
小松菜の具の他にほうれん草やツナを入れたりと、いろいろなバリエーションができそうです。トッピングにごまや青のりを少量まぶすと風味が出て子どもが食べてくれたというママの声もありました。
さまざまなきっかけで離乳食にピザを作ってあげたママの声がありました。ピザを作るときの工夫は、大きさや見た目、味を子どもの離乳食時期にあわせるといかもしれません。食パンやじゃがいも、ごはんとさまざまな食材で簡単に生地の代用ができるようなので、レシピを取り入れながら子どもが喜ぶピザ風の離乳食が作れるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2018年8月1日時点で作成した記事になります。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。
2018年08月03日
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