離乳食のバナナはいつから？初期〜完了期の進め方や目安

離乳食を始めるときに食材別のスタート時期や形状・硬さ、さらに進め方の目安などどう進めていくのか悩むママもいるのではないでしょうか。厚生労働省や自治体の資料を参考にしながら、いつから離乳食に取り入れたのか、メニュー例や保存方法などの体験談について紹介します。今回はバナナです。

バナナは簡単にすりつぶすことができ、調理することなく食べられるので、離乳食には取り入れやすい食材かもしれません。

加熱せずに与える場合には、手洗いや調理器具は清潔にして衛生面に気をつけ、子どもの体調や様子を見ながら少しずつ与えるようにしましょう。

バナナはいつから離乳食に使用できるのでしょう？

離乳食の開始時期の目安としては、

・授乳の間隔があき、タイミングも一定になってきた
・食物に興味をもつようになってきた
・スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる

などがあげられるようです。

離乳食初期（5～6カ月）

食事のタイミングは、体調やご機嫌が良いなど子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始める。

離乳食中期（7～8カ月）

離乳食を開始して1カ月を過ぎた頃から、1日2回食で食事のリズムをつけていくようになるでしょう。

離乳食後期（9～11カ月）

生後9カ月頃から、授乳やミルクがメインではなくなる子が増えてくるかもしれません。1日3回食に進めていくなど、大人と同じ食生活が始まる時期といえるでしょう。

離乳食完了期（12～18カ月）

1日3回の食事のリズムを大切にすることが、生活リズムを整えるきっかけの一つと言えそうです。

調理用計量スプーンの大さじは15ml、小さじは5mlです。1mlを約1gとして考えれば、量の目安にできそうです。

離乳食初期（5～6カ月）

調理形態の目安は、なめらかにすりつぶした状態
子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始める

離乳食中期（7～8カ月）

調理形態の目安は、舌でつぶせる硬さ（豆腐くらい）
1回当たりの目安量は20~30g

離乳食後期（9～11カ月）

調理形態の目安は歯ぐきでつぶせる硬さ（バナナくらい）
1回当たりの目安量は30~40g

離乳食完了期（12～18カ月）

調理形態の目安としては、歯ぐきで噛める硬さ（肉団子や茹で卵の白身くらい）
1回当たりの目安量は40~50g

バナナ・きなこ粥

「7カ月の頃、お粥にレンジで加熱したバナナときなこを少しずつ加えて与えました。おいしかったようで、おかわりをせがみました」（30代ママ）

初期から中期の、お粥に慣れた頃、バナナを与えたというママが多くいました。

バナナのカップケーキ

「1歳の頃によく作ったメニューです。バナナをつぶし、豆腐を加えて混ぜ、ホットケーキミックスを加えてよく混ぜ合わせ、お弁当用の小さなシリコンカップに入れてオーブンレンジで作りました」（30代ママ）

後期から完了期の離乳食は、子どもが自分から食事できるように、工夫して作るママもいるようです。

初期・中期

「皮を剥く前のバナナはそのまま冷凍保存パックに入れて冷凍し、皮を剥いたバナナは輪切りにしてラップに包み冷凍していました。バナナは自然解凍して、レンジなどで加熱して使いました」（20代ママ）

離乳食が始まった頃の初期・中期は1日の食事の回数や、1回の量も多くないので、冷凍保存しても多く作らなかったという声もありました。

後期・完了期

「バナナホットケーキなど冷凍保存できるレシピを3食ほど作り置きしておき、もう1品欲しい場合などにレンジで温めてサッと出せるようにしておきました」（20代ママ）

食事のタイミングに子どもを待たせることなく出せるように、すぐに食べられる状態に調理してから冷凍保存しているママもいるようです。

下ごしらえ

「バナナは加熱せずにそのまま与えることが多かったので、調理器具を清潔にして、使い捨ての調理用手袋をしていました」（20代ママ）

バナナはつぶしやすく、硬さもちょうどよいですが、下ごしらえのときから衛生面に気をつけているママが多いようでした。

調理時

「1歳の頃、バナナをパンケーキにして与えました。おいしかったのか何度も欲しがったので、バナナとほうれん草やにんじんなど食べさせたい食材を混ぜて作るようにしました」（30代ママ）

バナナはレンジなどで加熱することで甘さが増し、子どもがより喜んで食べるようで、普段はちょっと苦手な食材を加えてあげるといっしょに食べてしまうようです。

バナナは離乳食初期・中期・後期・完了期に使いやすい食材のようです。簡単にすりつぶして子どもに与えられ、程よい硬さが噛む練習に適しているようです。初めのうちは加熱して、子どもの様子を見ながら少量ずつ与えるとよいでしょう。

下ごしらえや冷凍保存もしやすいようなので、加工方法など工夫をして食事に取り入れていけるとよさそうですね。離乳食の時期が進めば家族と同じようなメニューをいっしょに食べることで食事の楽しさを伝えてあげられるとよいですね。

※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

※記事内で使用している参照に関する内容は、2017年12月12日時点の情報となります。