【体験談】授乳の姿勢や体勢はどうしている?快適な授乳をするためにしていた工夫

【体験談】授乳の姿勢や体勢はどうしている?快適な授乳をするためにしていた工夫

1日に何度もある授乳、ママたちはどのような姿勢でやっていますか?長い時間同じ体勢で授乳していると、つらい場合もあるようです。授乳しやすくするにはどうしたらよいのでしょう。周りのママに、授乳の姿勢や快適に授乳するための工夫について聞きました。

いつも同じ姿勢で授乳してない?

赤ちゃんが産まれたらすぐに始まる授乳生活、幸せな反面、頻回授乳で疲れてしまったり、母乳トラブルに悩むママも多いかもしれません。赤ちゃんが寝るまで授乳し続けるときもあるかと思います。筆者も母乳育児をしている一児のママですが、助産師の方から「同じ姿勢で授乳するよりもバランスよく」「無理な姿勢をしないほうが良い」というアドバイスをもらった経験があります。

どのような姿勢や環境であればママも無理なく母乳を続けられるのでしょう。母乳で育てた経験のあるママに、授乳の姿勢について話を聞きました。

どんな姿勢で授乳する?

横抱きで授乳するママ
iStock.com/iryouchin

横抱き

「身体が不安定な新生児期は、しっかり固定できる横抱きで授乳をしていました」(3児のママ)

「ミルクをあげた後そのままの姿勢ですぐに母乳をあげられるので、1歳すぎた今でも横抱きで授乳しています」(1児のママ)

話を聞いたママたち全員が、最初の頃は横抱きで授乳をしていたと答えてくれました。授乳に慣れないママもやりやすい授乳方法のようです。新生児期などは体重も軽い場合が多いため、腕にかかる負担も少なくてすむのかもしれませんね。


縦抱き

縦抱きで授乳をするママ
iStock.com/Mitsuo Tamaki

「1人座りができるようになってからは縦抱きで授乳しています。外出先でも幅をとらないので授乳しやすいです」(1児のママ)

「横抱きで授乳していましたが、腕で子どもの頭を支えるのが辛いときは縦抱きに切り替えていました」(2児のママ)

赤ちゃんが1人でも座れるようになってくると、縦抱きで授乳を始めるママも多いようです。「授乳クッションがなくても授乳しやすい」という声もありました。「縦抱きの授乳は子どもが嫌がる」というママもいて、赤ちゃんによってもやりやすさは変わるようです。


フットボール抱き

「出産直後からフットボール抱きでした。子どもの顔がよく見えるので、ちゃんと飲めているか様子を伺いながら授乳できたのがよかったです」(2児のママ)

「胸の下あたりが痛くなり母乳外来へ。助産師さんに『しこりがある部分に赤ちゃんの下唇がくるように』とフットボール抱きを勧められました。痛みが和らいだので、それからはフットボール抱きもときどきするようにしています」(1児のママ)

フットボールのように赤ちゃんを脇に抱え、顔を胸の前に持ってきて授乳する姿勢をフットボール抱きと言うようです。横抱きや縦抱きと比べこの体勢で授乳したママは少ないようですが、母乳トラブルをきっかけに始めたママも多くいました。いつもの体勢で授乳するのがつらいとき、フットボール抱きを挑戦してみてもよいかもしれませんね。

ママが無理にかがむ必要がないよう、高さのあるクッションの上に赤ちゃんを乗せるとスムーズに授乳ができるようです。


添い乳

「寝かしつけや夜泣きしたときは添い乳で対応しています」(1児のママ)

「添い乳で寝かしつけ、ぐっすり眠り始めたら子ども用布団に移して自分も寝ます」(3児のママ)

身体を休めながら授乳できる添い乳は、夜の授乳に取り入れやすい姿勢のようです。身体が密着しているためなのか「添い乳だと子どもがすぐに寝てくれる」と言うママもいました。


四つん這いでの授乳

「添い乳中、反対側を吸ってもらいたいときは子どもに覆いかぶさるように四つん這いになって授乳していました。寝そうな子どもを動かすことなく授乳できたのがよかったです」(2児のママ)

「胸にしこりができて痛いとき、少しの間だけ子どもの上に四つん這いになり、授乳しています。あまり吸われていない部分を吸ってもらえるので、しこりも柔らかくなりすっきりします」(1児のママ)

長時間の授乳は難しいかもしれませんが、赤ちゃんに覆いかぶさるような四つん這いの体勢で授乳をしたママもいるようです。ママの身体を自身の腕と足で支えなければならないので、授乳をするときは無理をしないよう気をつけたいですね。

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快適な授乳をするために

授乳後に寝る赤ちゃん
MIA Studio/Shutterstock.com

月齢が小さいほど授乳をする機会が多いかと思います。快適に授乳をするための工夫について、ママの声を参考に調べました。


ママの姿勢を意識

赤ちゃんを寝かしつけたいときなど、授乳時間が長くなってしまうときもあるかと思います。授乳中、猫背になったり赤ちゃんの方へ身体を傾けたりしていませんか?授乳のときだけ、と思っていても積み重なると肩や腰がつらくなってしまうかもしれません。

授乳はできるだけママに負担のかからない姿勢でできるとよいかと思います。授乳クッションやタオルなどを使って、胸の位置と赤ちゃんの口の位置を細かく調整するとよいでしょう。赤ちゃんの姿勢とママの姿勢、両方気にかけて授乳するとストレスを感じにくくなるかもしれません。


授乳に便利なグッズ

赤ちゃんを腕で支えるのがつらいとき、身体がぐらついて不安定なときなど、授乳クッションや座布団などを利用したママも多いようです。クッションなどを使えば赤ちゃんを腕の力だけで支えなくてすむので、ママとしては嬉しいですよね。

スリングや抱っこ紐の中で授乳をしているママもいるようです。遮光された状態になるので、寝かしつけにも便利だったという声もありました。


授乳環境

授乳中はママは身動きがとりづらいですよね。授乳しなきゃ、と思ったら授乳する周りの環境を気にかけておくとよいかと思います。授乳するのに十分なスペースがあるか、テレビの音や周りの音が大きすぎないかなど、赤ちゃんが授乳に集中しやすい環境作りができるとよいでしょう。

飲み物やリモコンなど、必要なときにすぐ取り出せるよう手元に置いておくとママも快適に過ごせるかもしれませんね。


赤ちゃんが眠ってしまったら

授乳していたら赤ちゃんが眠ってしまった、なんてこともあるかと思います。お昼寝の時間は、ママが一息つける貴重な時間ですよね。子どもを起こさず寝かしつけられるよう、特に月齢が小さいうちはお昼寝スペースを確保しておくとよいかもしれません。お昼寝用に布団をだそうとしたら起きてしまった、という状況にならないよう注意したいですね。

無理なく授乳ができるように

授乳をするママ
mrvirgin/Shutterstock.com

気持ちよく授乳できるよう、授乳の姿勢や環境作りを意識しているママは多いようでした。授乳の姿勢がつらくなってしまってはママも大変ですよね。無理なく授乳が続けられるよう、やりやすい体勢などを見直してみてはいかがでしょうか。

2018.01.18

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