子どもの浴衣の着付けの仕方。作り帯やタオルなど用意したものなど

男の子や女の子にした浴衣の着付けの工夫

子どもの浴衣の着付けの仕方。作り帯やタオルなど用意したものなど

子どもに浴衣の着付けをするとき、帯の選び方や結び方について知りたいママもいるのではないでしょうか。今回は、作り帯やへこ帯、タオルなど子どもの浴衣の着付けに用意するもの、帯を金魚帯や文庫結びにするなど男の子や女の子の着付けの仕方や浴衣を着付けするときの工夫を体験談を交えてご紹介します。

子どもの浴衣の着付けをするとき

夏になると、地域のお祭りや幼稚園や保育園の行事などで、子どもが浴衣を着るシーンもあるのではないでしょうか。子どもに浴衣の着付けをするとき、用意するものや着付けの仕方が気になるママもいるかもしれません。

今回は、子どもに浴衣の着付けをするとき用意したものや、着付けの方法についてママたちに聞きました。

子どもの浴衣の着付けに用意するもの

子どもの浴衣の着付けには、どのようなものを用意するのでしょうか。ママたちに、用意したものや選ぶとときに意識したことを聞きました。


浴衣

女の子の浴衣
© aykfree - Fotolia

「息子には、洋服と同じサイズの浴衣を用意しました。ジャストサイズの浴衣を選ぶと、裾を引きずることなく子どもも着心地がよさそうでした」(5歳男の子のママ)

「洋服のような感覚で着ることができそうだと考え2ピースタイプの浴衣を用意しました。浴衣の着付けをしたことがなくても、簡単に着ることができたので気に入っています」(3歳女の子のママ)

子ども用に浴衣を用意するときは、サイズや着付けのしやすさを意識するとよいようです。大きいサイズの浴衣を用意するときは、肩上げや裾上げをして子どもの体の大きさに調整することで2シーズン着ることができたというママの声もありました。


「子どもが初めて浴衣を着るとき、へこ帯を用意しました。薄手でやわらかい生地で作られているので締め付ける感じがしなかったのか、着慣れない浴衣でもご機嫌にすごしてくれました」(2歳男の子のママ)

浴衣といっしょに帯を用意するとき、へこ帯を選んだママがいるようです。子ども用の帯には、半幅帯や作り帯などの種類もあるようなので、用意した浴衣の雰囲気や子どもへの着付けのしやすさを意識して用意するとよいかもしれませんね。


履物やタオル

「浴衣を着たとき、足元には子ども用の下駄を用意しました。鼻緒の部分がやわらかいタイプを選ぶと指の間が痛くなりにくかったようで、お祭りが終わって帰宅するまで『抱っこして』と言わずに自分で歩いてくれました」(4歳女の子のママ)

浴衣にあわせて子ども用の下駄やサンダルを用意すると、足元も涼しい雰囲気になりそうですね。履物の他にも、子どものウエストが細い場合は、お腹にタオルを巻くと帯を結びやすくなったというママの声もありました。

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子どもの浴衣の着付けの仕方

子ども用の浴衣は、どのように着付けをするとよいのか知りたいママもいるかもしれません。実際に、ママたちに聞いた子どもの浴衣の着付けの仕方をご紹介します。


浴衣の着付けの仕方

「背中の中心に浴衣の縫い目をあわせ、浴衣の前身頃が左前になるように重ねます。浴衣に縫い付けられた紐を、背中側へ回してから体の正面で結びます。このとき、結びは作らずに余った紐を巻き付けておくと、結び目が体にあたらないので着心地がよさそうだと思いました」(6歳男の子のママ)

浴衣の着付けでは左前にすることや背中の縫い目を意識すると、仕上がりがきれいにできそうですね。他にも、浴衣が大きい場合や裾が長い場合、子どものくるぶしよりも高い位置に浴衣の裾がくるように調整すると、裾を踏みにくくなって歩きやすそうだったというママの声もありました。


帯の結び方

浴衣の帯
Purino/Shutterstock.com

「男の子用の作り帯として、貝ノ口結びのものを用意しました。浴衣の生地の背中の中心にあわせて作り帯をあて、帯をお腹に巻きます。作り帯についている細い紐を帯の上側で結びます。紐の結び目を帯の内側に入れたら完成です」(4歳男の子のママ)

「子どものお腹に半幅帯を1周半巻き、片側が長い状態にしてひと結びします。輪が小さめのリボン結びをし、しっかりと締めて輪をほぐして広げます。長い方の帯を屏風のようにたたみ、結び目の下からくぐらせ、結び目が隠れるように調整します。短い方は下側に輪を作り、結び目の下から上に向けてくぐらせると結び目を金魚に見立てた金魚帯の完成です」(5歳女の子のママ)

作り帯や半幅帯など帯の種類によってさまざまな結び方があるようです。ママのなかには、浴衣の雰囲気にあわせて文庫結びやダブルリボンなどの結び方をしたという声もありました。

浴衣を着付けするときの工夫

子どもに浴衣を着付けするとき、どのような工夫があるのでしょうか。ママたちに聞いた、浴衣を着付けするときの工夫をご紹介します。


浴衣の下に肌着を着る

「浴衣を着るとき、綿素材の肌着を子どもに着てもらいました。通気性や吸水性がよい素材の肌着を着ると、浴衣を着た状態で汗をかいても肌がベタつきにくくすごしやすいようです」(2歳男の子のママ)

浴衣の下に着る肌着は、綿など通気性のよい素材のものを用意するよう工夫したママがいるようです。他にも、女の子用として裾よけの代用品にスリット入りのペチコートやステテコを用意すると、浴衣の生地が足にまとわりつかず歩きやすいかもしれませんね。


肩上げや裾上げをする

「用意した浴衣が少し大きいサイズだったので、袖を短くするための肩上げと長い裾を短くするための裾上げをしました。子どもの体型にあわせて袖や裾の長さを調整して縫うことで、ジャストサイズになり着付けをしたときも見栄えがよくなりました」(3歳女の子のママ)

大きいサイズの浴衣を用意した場合、子どもの体型にあわせて肩上げや裾上げしておくのもよいかもしれません。肩上げや裾上げをするときは、縫い目の大きさをあわせて生地がひきつれないよう工夫するときれいな仕上がりになったというママの声もありました。

着付けのしやすさを考えて浴衣を選ぼう

女の子の浴衣を直すママ
Purino/Shutterstock.com

子どもに浴衣の着付けをするときに、浴衣の他に作り帯やへこ帯、サンダルなども用意するとよいようです。着付けのポイントとして裾をくるぶし丈にあわせ、浴衣の襟が左前になるようにするとよいでしょう。

帯の結び方は、金魚に見立てた金魚帯や文庫結びなど浴衣の生地や雰囲気にあわせたというママの声もありました。浴衣が大きいときや裾が長い場合は、お腹にタオルを巻いたり、肩上げや裾上げをするなど工夫もして、男の子や女の子がすごしやすい浴衣を用意できるとよいですね。

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2019.05.10

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