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おせち料理のいくら、かまぼこ、れんこん、伊達巻など縁起が良い食材と意味

おせち料理のいくら、かまぼこ、れんこん、伊達巻など縁起が良い食材と意味

お正月料理の代表の一つと言えば、おせち料理。手作りする人も、お店から買う人もいますが、おせち料理に入っている食材にはそれぞれお正月に食べるにふさわしい意味を持っていることをご存知でしょうか。おせち料理の由来から、入れると縁起が良い食材一覧(かまぼこ、いくら、くわい、ぶり、蓮根(れんこん)、伊達巻、黒豆、など)とその理由をご紹介します。

おせち料理の由来

おせち料理は平安時代の宮中料理が発祥とされています。宮中では、大切な節目の日に神様に料理のお供えをしていて、その料理が「御節供(おせちく)」と呼ばれていたそうです。

江戸時代になって大衆にも御節供(おせちく)料理が広まるようになると、さまざまな節目のなかでもお正月が最も重要と認識され、やがてお正月に食べられる料理をおせち料理と呼ばれるようになったといわれています。

神様にお供えする料理が起源であるため、それぞれに祈りや意味が込められた食材が豊富に詰め込まれているのもおせち料理の特徴です。

縁起のよいおせち料理一覧

かまぼこ

かまぼこ
yasuhiro amano/Shutterstock.com

お正月で使うかまぼこは半円の形が多いですよね。この形が日の出を表すとされ、おせち料理には欠かせない食材です。

おせち料理には紅白のかまぼこが用いられ、紅いかまぼこはめでたさや喜びだけではなく魔除けの意味があり、白いかまぼこは神聖であることが表されていると言われています。

いくら

いくらがおせち料理に仲間入りしたのは比較的最近だといわれています。古くからおせち料理に入っている数の子と同様、魚の卵というところから、子宝に恵まれることや子孫繁栄への祈りが込められる食材のようです。

くわい

くわいは、お正月以外ではなかなかお目にかかることがない食材の一つでしょう。里芋ほどの大きさのくわいの先には芽が出ていて、これが出世を意味するとされているようです。

おせち料理でくわいの煮物を作る際に黄色く着色することで、お金や豊かさに例えられることもあります。

ぶり

ぶりは成長に伴い名前が変わることから出世魚と呼ばれています。その出世魚にあやかり、出世を祈願するためにおせち料理に入れられたというのが有力な説です。

れんこん

れんこん
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れんこんは、お煮しめの重要食材であるほか、酢れんこんとしてお重に詰められていることもあります。れんこんの穴は将来の見通しがよくなるようにという願いの象徴です。

れんこんを含む根菜類と鶏肉をいっしょに煮込むお煮しめは、家族が仲良く暮らせるようにという意味も含まれています。

伊達巻

黄色く丸い見た目が目を引く伊達巻。「伊達」とは「おしゃれ」や「華やか」という意味があります。昔はおしゃれな人は「伊達者」と呼ばれていて、彼らが着ていた着物によく似ていたことから伊達巻と呼ばれるようになりました。

伊達巻を作る(巻く)工程が巻き物の書物にも似ており、知識を増やすようにとの願いから、伊達巻がおせち料理に入れられているそうです。

黒豆

おせち料理の祝い肴に含まれる黒豆は、「まめに」働くという語呂合わせが有名。いつまでも健康で元気に働けるようにと願いが込められています。

お重詰めの知識

お重詰め
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おせち料理は重箱に詰めるのが主流です。

重箱はその名の通り、箱を重ねているため「福が重なりおめでたい」という意味にもつながります。正式な重箱は四段ですが、現代は多くの家で三段の重箱を用います。

壱の重

重箱の一番上は壱の重と言われ、主に「祝い肴」と呼ぶ料理が詰められます。祝い肴とは、関東では黒豆、数の子、田作りの三種です。関西では田作りではなくたたきごぼうが入ります。

元旦の朝、お屠蘇(とそ)でお祝いする際にこの三種があればおせちとして成り立つと言われるほど、おせち料理に大切な食材です。

祝い肴のほかには、かまぼこ、伊達巻、栗きんとん、昆布巻、きんぴらなどが入ります。

弐の重

弐の重に入るのは、縁起の良い海の幸を使った焼き物や、お口直しの酢の物などです。

焼き物の中身は「腰が曲がるまで長生きすること」を願う海老や、ぶり、「めでたい」にかけた鯛など。

酢の物では紅白なますが多いです。酢れんこんや、カブを飾り切りした菊花カブが入る場合もあります。

参の重

お重の一番下、参の重には季節の野菜を入れ、家庭の味付けで煮たお煮しめや筑前煮が入ります。お煮しめを作る際には、お正月らしく人参を梅の花の形にしたり、こんにゃくを手綱状にしたりする、飾り切りをするとおせち料理が一層華やかになります。お煮しめに入れる具材にもそれぞれ意味があります。

例えば芋類。里芋は子孫繁栄、八つ頭は出世を願う具材。ごぼうは地中で深く根を張るという特徴から、それぞれの家もその土地で末永く安泰に暮らせるようにと願われ煮物に入れられます。

お煮しめはほかの料理に比べて保存がきかないため、常温で保存する場合は一日に一度は鍋に戻して温めるようにするとよいでしょう。また、普段よりも味付けを濃くしておくことも、お正月の三が日にお煮しめをおいしく食べられるコツです。

食材の意味を知り、楽しくおせち料理を食べよう

おせち料理
nana77777/Shutterstock.com

おせち料理に入れる食材の意味を知ると、おせち料理を作る人も食べる人も、もっと味わえるのではないでしょうか。

重箱の中にたくさんの願いや祈りが込められるおせち料理はこれからも伝えていきたい日本の文化。子どもがいる家庭は、パパやママがおせち料理の意味を教えながらいっしょに楽しめたらよいですね。

2017年10月19日

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