教育熱心はどこまで?
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不安定な社会情勢やSNSなどを通じて得る過剰な教育情報によって、子どもの教育に奔走し、過干渉な子育てをする親が増加しています。行き過ぎた「教育熱心」が及ぼす危険性とは?そして子どもを疲弊させないために、親がどうあるべきか、各専門家に取材しました。
2021.11.14
教育大国スウェーデンの教育現場でこぞって読まれた1冊がついに日本上陸
「新潮社」から、スウェーデンでベストセラーとなった「最強脳――『スマホ脳』ハンセン先生の特別授業」が、11月17日(水)に刊行。現在、予約受付を各書店やネット書店にて受け付けている。
今作は、日本でも55万部を超えるベストセラーとなった「スマホ脳」の著者が、「スマホ脳」やその前作「一流の頭脳」の内容を少年少女向けにやさしく述べた、「親子で読める脳力強化バイブル」。
実際、著者は「一流の頭脳」「スマホ脳」刊行後、子どもを持つ保護者や教育現場で子どもたちに向き合う教師たちから、何度も「子どもたちはこれからどうしたらよいのだろう」「なにをすればよいのだろう」という相談を受けていたそう。
そのようなリクエストを受け、児童文学者の協力を得ながら書き上げた今作は、人口1000万人のスウェーデンで、すでに15万5000部が子どもたちの元に届いている。
この本が訴えていることはシンプルに、「運動が脳を強くする」ということ。
ではなぜ運動をすれば、脳を変えることができるのだろうか。副次的な効果として、「成績が上がる/気分が上がる/集中力が上がる/記憶力がよくなる/発想力が上がる/ゲームがうまくなる/スマホに頼らなくなる」といったことが得られると著者は語る。
その理由と実践方法をわかりやすく伝えるのがこの本。コロナ禍もあり、子どもや若者の運動不足とスクリーンタイム(デジタル機器に接する時間)の増加、急増するメンタルヘルスの問題が深刻なスウェーデンでは、すでに著者が提唱するメソッドが多くの学校で採り入れられているという。
前作「スマホ脳」が日本でも大きな反響を得たのは、やはり自宅時間が増えたことによりスクリーンタイムが増加したことで、「スマホは便利だけれど、スマホ漬けになってしまって大丈夫だろうか」という社会的関心が高まっていたことが大きかったと予想される。
また、今年は「デジタル教科書本格導入元年」。「スマホ脳」の内容を、特に教育面で「どのように実践すればよいのか」に焦点が置かれた今作は、まさにいま読んでおきたい1冊だ。
私たちの脳の取り扱い説明書とも言える「最強脳――『スマホ脳』ハンセン先生の特別授業」。ぜひ親子で読んでみては。
最強脳――『スマホ脳』ハンセン先生の特別授業
著/アンデシュ・ハンセン
訳/久山葉子
新潮社刊 760円(税込)
問い合わせ先/新潮社読者係
tel.フリーダイヤル 0120-468-465(月~金 10:00~17:00)
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