生物が大人になるまでの成長戦略を紹介する「生き物が大人になるまで」が発売中

生物が大人になるまでの成長戦略を紹介する「生き物が大人になるまで」が発売中

ベストセラー「生き物の死にざま」の著者がつづる、多様で面白い生き物の成長の仕方から、人間にとっての成長とは何か?人間とは何か?を考えるきっかけになる1冊

「大和書房」から、「生き物が大人になるまで~「成長」をめぐる生物学~」が発売中。ベストセラー「生き物の死にざま」の著者、稲垣栄洋氏が、生き物が大人になるまでの驚きの成長戦略の数々を紹介する最新刊では、子どもだけでなく、大人が読んでもためになる、「成長とは何か」「学ぶとは何か」「大人になるとは何か」を考えるヒントになる物語がつづられている。

生き物が大人になるまで~「成長」をめぐる生物学~ 1400円(税抜)
生き物が大人になるまで~「成長」をめぐる生物学~

「知能を選んだ動物」や、「本能を伸ばした虫」など、生き物たちはそれぞれにその能力を伸ばし、生かしてきた。たとえば、虫は本能を磨いてきたことで、生まれながらに正確な行動をとることができるが、想定外の環境の変化には対応できない。反対に、知能に頼る動物は、学ぶことで環境の変化に順応するが、成長に時間がかかり、さらに正しい行動をとれるとは限らない。

生き物

また、生き物の世界では、必ずしも、子どもが小さくて、大人が大きいものともかぎらない。たとえば、キングペンギンの赤ちゃんは、モコモコの毛に覆われて、大人のキングペンギンよりも大きいというように、子どもと大人の姿が違う場合、それぞれの時期に適切な姿があり、小さいのであれば小さくある理由が、軟らかいのであれば軟らかくある理由が存在する。

生き物

生物としてみると、子どもは大人になるために生き、大人は子どもを作るために生きる。命のバトンを渡していく、という使命を持つ生物の親は、子どものために命をも捧げる。未来の世代を犠牲にして、今を生きようとする生き物がいるとすれば、それは人間だけなのかもしれない。

生き物

さまざまな生き物がどのような姿を経て成長していくのか、それにはどのような意味があるのかを知ることができる、夏休みの自由研究にもぴったりの1冊。生物の驚きの成長戦略が学べる「生き物が大人になるまで」を、ぜひ親子で読んでみては。


「生き物が大人になるまで~「成長」をめぐる生物学~」

著者/稲垣栄洋

お問い合わせ先/大和書房

tel.03-3203-4513(営業部)

http://www.daiwashobo.co.jp/book/b510232.html

2020.08.13

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