姉弟の生活リズム。上の子が無理して合わせるのはかわいそう?【吉田明世】
読者からお悩みを募集し、子育て、教育、健康など各分野の専門家にご回答いただく人生相談コーナー。今回はフリーアナウンサーの吉田明世さんが年齢の違う兄弟の生活リズムの違いに悩むママのお悩みに答えます。
ごはんの時間やお風呂の時間と違って、子どもの寝る時間というのは年齢や体の成長具合によって異なるため、きょうだいがいる場合は折り合いをつけるのがとても難しいですよね。
我が家も6時過ぎには眠くなる0歳の息子と、6時頃にお腹がペコペコになる3歳の娘の生活リズムの違いに四苦八苦する毎日です。
そして、相談者さんは3人のお子さまをお持ちとのこと……本当に尊敬します。
確かに、10歳で20時に寝るのは少し早めかもしれませんが、みんなと同じタイミングで、一緒に寝たいと言っている娘さん、とっても優しいお姉ちゃんなんだなぁと感じました。
お母さんとしては、無理をさせてしまっているのではないかと心配な気持ちもあるかもしれませんが、きっと、娘さんにとって、「みんなで寝る」というのに幸せを感じているのかもしれません。
私自身もそうなのですが、一日頑張って、寝る準備を終えて、子どもたちとベッド入り、眠りにつくまでゴロゴロしたり、今日こんなことがあったよね〜と、振り返る時間って、とても愛おしい時間だと思うのです。(ときには、もういい加減に寝なさい!なんて言ってしまったりもしますが……)
娘さんにとっても、そんな家族の時間が大好きだからこそ、慌ただしくなってしまっても、一緒に寝たいと思っているのかもしれませんね。
それに、大人も子どもも、夜早く寝るのに越したことはないです!この際なので、早く寝る分、一緒に早起きをする、というのはいかがでしょうか。
まだ下の子たちが寝ている間に(場合によっては、お父さんに下の子たちをお任せして)10歳の娘さんと普段の学校の話などをする時間を作ってみたり、ちょっとお散歩に行ったり。それぞれの読書の時間にしてお互いに感想を伝え合ってみたり。
そんな風に、娘さんとの朝活で朝の時間を充実させてみるのも素敵だなぁと思います。
1988年生まれ。2児の母。絵本専門士と保育士の資格を持つ。TBSのアナウンサーを経て2019年2月にフリーになり、現在はテレビ番組にとどまらず、ラジオ、イベント、講演会など、多彩に活躍。