「野菜ジュース+一品」で栄養バランスが激変…管理栄養士「食が細くなってもヨボヨボ化しない食事メニュー」
ギリシャの「死ぬことを忘れた島」でよく使われる調味料の正体
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健康を維持するためには、どんな食事を摂るのがいいのか。管理栄養士の関口絢子さんは「旬の食材には栄養が豊富に含まれているので積極的に摂るようにしてほしい。野菜ジュースには弱点もあるので、一品を加えると栄養バランスがよくなる」という――。(第2回) ※本稿は、関口絢子『食が細くなってきたら! 少食でもちゃんと栄養がとれる食べ方』(アスコム)の一部を再編集したものです。
「旬の時期」は栄養素も豊富になる
食材にも「いまが、いちばん輝いています」と言いたくなる瞬間があります。
春のたけのこ、夏のトマト、秋のさんま、冬のほうれん草……。こうした旬の食材は、まさに自然の舞台に立つ“主役”。栄養価も味わいも、その時期ならではの力強さに満ちています。
少食さんにこそ、この「ちょっとでしっかり栄養がとれる」旬の力を味方にしてほしいのです。ここで旬の食材の栄養価について、さらに詳しくお伝えしましょう。
①旬以外の時期より栄養が豊富
旬の食材の栄養価が高いのは、植物がもっとも生育に適した環境下で育つことで、必要な養分を効率よく蓄えられるためです。旬以外の時期に比べると、微量栄養素であるビタミン・ミネラル、さらにポリフェノールなどの抗酸化物質を格段に多く含んでいることが、多くの研究で明らかになっています。
たとえば、冬が旬のほうれん草は、旬以外の時期に比べてビタミンCが約2倍も多く含まれることがあります。夏のトマトも、旬の時期に太陽の光をたっぷり浴びることで、リコピンの含有量が旬以外の時期より増えるといわれています。つまり、少量でも多くのビタミン・ミネラル、抗酸化物質などを摂取できるので、少食さんにとっては低栄養の予防に大きく役立つでしょう。

























