「仕事が遅い人」は休日も仕事のことを考えている…「仕事が速い人」の休日の過ごし方と"投資を惜しまないもの"
Profile
毎月、新たに発売されるビジネス書は約500冊。いったいどの本を読めばいいのか。読書家が集まる本の要約サービス「flier(フライヤー)」で、4月にアクセス数の多かったベスト20冊を、同サービスの編集部が紹介する――。
第1位:『静かな退職という働き方』(海老原嗣生著、PHP研究所)
第2位:『目標を「達成する人」と「達成しない人」の習慣』(嶋津良智著、明日香出版社)
第3位:『「仕事が速い人」と「仕事が遅い人」の習慣』(山本憲明著、明日香出版社)
第4位:『僕が若い人たちに伝えたい 2035年最強の働き方』[ひろゆき(西村博之)著、Gakken]
第5位:『グーグル社員はなぜ日曜日に山で過ごすのか』(河原千賀著、PHP研究所)
第6位:『7日でマスター 瞬時(すぐ)に動く技術』(赤羽雄二著、明日香出版社)
第7位:『がんばらない早起き』(井上皓史著、かんき出版)
第8位:『口下手さんでも大丈夫 本音を引き出す聞き方』(田中知子著、かんき出版)
第9位:『頭のいい人が話す前に考えていること』(安達裕哉著、ダイヤモンド社)
第10位:『あなたの話が「伝わらない」のは声のせい』(墨屋那津子著、飛鳥新社)
第11位:『世界は行動経済学でできている』(橋本之克著、アスコム)
第12位:『週末アウトプット』(池田千恵著、日本実業出版社)
第13位:『「すぐに」をやめる』(沢渡あまね著、技術評論社)
第14位:『だけどチームがワークしない』(縄田健悟著、日経BP)
第15位:『結局、会社は思うように動かない。』(下地寛也著、総合法令出版)
第16位:『人は出会いが100%』(垣花正著、KADOKAWA)
第17位:『若手が辞める「まさか」の理由』(井上洋市朗著、秀和システム)
第18位:『仕事も対人関係も 落ち着けば、うまくいく』(和田秀樹著、クロスメディア・パブリッシング)
第19位:『[新装版]「やさしさ」と「冷たさ」の心理』(加藤諦三著、PHP研究所)
第20位:『名医が教える飲酒の科学』(葉石かおり著、浅部伸一監修、日本経済新聞出版)
※本の要約サービス「flier」の有料会員を対象にした、2025年4月の閲覧数ランキング
「静かな退職」はサボりではない
今月の第1位は『静かな退職という働き方』でした。
最近よく耳にするようになった「静かな退職」という言葉。もともとアメリカのキャリアコーチが発信した労働観ですが、今、日本のビジネス界にも浸透しつつあります。
本書によれば、静かな退職とは、「言われた仕事はやるが、会社への過剰な奉仕はしない」「顧客との面倒な付き合いは断る」「急ぎの仕事が発生しても残業はしない」といった、最低限の業務のみをこなす働き方のこと。
もしかすると、あなたは「一生懸命働かないなんてけしからん」「給料をもらっている以上、仕事にはコミットすべき」と思うかもしれません。ですが、本書を読むと、現代における働き方と雇用の課題の本質を見つめることができ、新たな視点が得られるはずです。
本書の著者である海老原嗣生さんは、「静かな退職とは、ぶら下がり社員のようなサボタージュの推奨ではありません。誰もが無理なく長く働くための、新たな労働シフトを指しています」と述べています。今後の働き方を考えるにあたり、必ず読んでおきたい一冊だと言えるでしょう。