こんな医者は信じてはいけない…和田秀樹「検査データと医師の指導で体が"薬漬け"になる前に確認すべきこと」

こんな医者は信じてはいけない…和田秀樹「検査データと医師の指導で体が"薬漬け"になる前に確認すべきこと」

年をとっても元気でいるためには何が必要か。医師の和田秀樹さんは「現代医療は専門分化が進みすぎて、過剰投薬が生じやすい。医者の言うことを鵜呑みにせず、自分の体調と相談して薬を飲むのをやめてみるのも大事な手段だ」という――。 ※本稿は、和田秀樹『50歳からのチャンスを広げる 「自分軸」』(日東書院本社)の一部を再編集したものです。

現代医療は専門分化が進みすぎている

私たちの健康を守るうえで、医療の果たす役割は非常に大きいです。かつては命の危険に晒されていた感染症などにかかっても死を免れることができるのも医療の進歩のおかげです。ただ、医療への過剰な依存は、健康を脅かす危険をはらんでいます。

医療はビジネスでもあります。製薬会社や医療機器メーカーとの癒着から、患者が人為的に作られる面もあります。病院に行けば行くほど、余計な検査をされ、なんらかの効能はあるものの一方で体に害もある薬を飲まされ、ときには命を縮める。決して荒唐無稽な話ではないのです。

特に問題なのが、現代医療の「専門分化」です。

現代の日本では、医療業界の専門分化が進み、心臓や肺、胃腸などの臓器ごとに医師が専門分化し、各分野の診断や治療の技術を高めることを重視しています。病院に行くと臓器別に特化した無数の診療科が並んでいます。実際、医学の進歩により各臓器に関する知識は深まり、難病を患った際はその臓器の専門医の診察を受けたほうが適切な治療が受けられるメリットがあります。

しかし、専門的な臓器ばかりを診ていると総合的に患者の体を診察できなくなるデメリットも生まれています。医師が専門以外のことを知らないため、日本は「総合診療ができる人材」が不足しているのが現状です。

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2025.05.08

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