二流社員は「口」だが、一流は「耳」と共に"ある部位"をフル稼働させる…聞き手を意のままに動かす6つの技術

二流社員は「口」だが、一流は「耳」と共に"ある部位"をフル稼働させる…聞き手を意のままに動かす6つの技術

難しい言葉を並べて淡々と話していても、誰も聞いてくれない。ビジネスパーソンがユーチューバーの話し方から学ぶべきポイントとは。

人前で話せなければあなたの価値は半減

あなたが頭脳明晰なビジネスパーソンで、会社やチームを成長させる実力や人としての器量もあるとしましょう。それでも、自分の思いをぎゅっと凝縮して相手に伝え、心や感情を揺さぶる話し方ができなければ、その価値は半減してしまいます。人前でうまく話せないことは、仕事だけでなく、人生のあらゆる場面でハンディキャップとなるのです。それが経営者やリーダーならば、なおさらです。

私は長年、会社役員などのエグゼクティブ、いわゆるエリートサラリーマンのスピーチコーチングに携わってきましたが、今のエリートの話し方ではこれからの時代に通用しないという強い危機感を持っています。話し方の常識は、昭和・平成の時代とは180度変わったと断言できるからです。

これからの時代にどんな話し方が求められているのか。例えば、再びアメリカ大統領に就任したドナルド・トランプ氏や、USスチールの買収計画で日本企業を非難したクリーブランド・クリフスのCEO・ゴンカルベス氏の話し方はどうでしょう。突拍子もないことを言っていると蔑む声も聞かれますが、聞き手の感情を揺さぶる話し方ができているという点では、私は評価しています。

トランプ氏の話には確固としたポリシーはありません。しかし、支持者の考えや聞きたいことを敏感に汲んで言語化し、共感させる能力に長けています。またゴンカルベス氏も、内容はさておき、あのエモーショナルな話し方は、AIではシナリオすら書けないでしょう。人に影響を与える話し方をしたいなら、有能さ(IQ/知能指数)よりも人としての温かみや共感力(EQ/心の知能指数)のほうが大切なのです。

一方、日本のエリートサラリーマンの話し方は真逆です。IQが高いがゆえ、ロジックばかりにとらわれ、難しい言葉を並べて淡々と話し、自分の感情も出さなければ、聞き手の気持ちもおかまいなし。正しいことを正しく伝えようとするだけでは、誰も聞く耳を持ってくれない時代なのです。

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2025.04.15

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