コミュニケーションが不足している夫婦こそ、一緒にすごす休日の「質」が重要

コミュニケーションが不足している夫婦こそ、一緒にすごす休日の「質」が重要

みなさんは夫婦で一緒にすごす休日を楽しんでいますか?ふだん忙しくてコミュニケーションが不足している夫婦こそ、一緒にすごす休日の「質」は重要なのではないでしょうか。そこで今回は、夫婦そろっての休日をより心地よくすごすためにはどうしたらいいのかについて考えてみました。

夫婦そろっての休日

パパは休日でも、ママに休日はない

夫婦そろっての休日。みんなで楽しくのんびりすごせるのが理想ですが、ママは丸1日休日というわけではありません。特に専業主婦の場合は「パパはお休みだから寝かせてあげよう」などと、


休日の方がむしろ孤独なワンオペ育児になりがちな方もいるのではないでしょうか。


また、休日は家族全員で食事ができるからと、ついつい張り切ってお料理してしまうなど、ママががんばりすぎて疲れてしまう場合もあります。

共働きでも「今日はママお休みね」と家事育児全てを請け負ってくれるようなパパはまだまだ少数派なのではないでしょうか。


子どもがいると、休日の計画が必要

結婚前または出産前なら「とりあえずこれから出かけてみよう」「今日は部屋で1日ダラダラしよう」とその日の気分で過ごすことができました。でも、子どもがいるご家庭では


「とりあえず出かける」ことはちょっとむずかしいですよね。


授乳、おむつ替え、食事する場所(子どもが食べられるようなメニューがあるか、子連れでもOKか)など、事前に予定を立てる必要性があります。その過程で夫婦間で希望が一致しない場合もあるかもしれません。

パパの休日のすごし方

お休みの日はゆっくりしたい、と思うものですが、ちょっとしたことで夫婦のすれ違いに発展することも…。まずはパパのタイプ別「休日のすごしかた」を考えてみました。


(1)趣味に一直線


平日は仕事でがんばっている分、休日は自分の趣味のために時間を使いたいと思っているパパもいると思います。ママとしては「どうしてあなただけ?」と不満を感じることもあるようですが、子どもを一緒に連れていってくれるならむしろ助かることもありますね。


(2)家族と一緒に過ごしたい


「休日は、家族と一緒に過ごしたい」をモットーとしているパパもいますよね。実はママは「毎週家族でお出かけは疲れる」「たまには一人で買い物に行きたい」と疲労感が倍増してしまうこともありますが、基本的に「いいパパ」だと感じるママが多いようです。


(3)とにかく休みたい...


「休日は寝ていたい」「ゲームしていたい」と、家で一日中すごすタイプのパパもいます。家にいるのに何もしてくれない、となると、ママにとってはストレスになることも。疲れているのはわかってあげたいのですが、なにか一緒にできることがあるといいですよね。

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お互いにストレスをできるだけなくして、楽しく休日をすごすためにはどうしたらいいでしょうか。


休日の予定を前日に話し合う

子育て世代にとって午前中はゴールデンタイム。休日当日に話し合っていると時間を有意義に使えなくなってしまうので


前日に「出かけるのか出かけないのか」だけでも話し合っておくとスムーズです。


パパが忙しくて時間がなくなかなか話し合うタイミングがない場合には、スマホでのやりとりで「こんな予定はどう?」と事前に伝えておくといいかもしれません。

お互いの希望を伝え合うことで、誤解からくる無理解を防ぐこともできそうですね。


また、平日一緒に食事ができないご家庭は「休日ぐらいは家族そろって食事を」と考えがちですが、食べたいものが合わないなら


1食くらいはそれぞれの好きな食事を選んでもいいと思います。


または、食事のメニューや外食先を決める主導権を交代制にしてみると、パパが子連れで行きやすいお店を探してくれたり、「一緒に料理しようか」ということになるかもしれません。


パパと子どもでお出かけしてもらう

パパと子どもがおでかけしてくれると、そのあいだに家事を済ませたり休むことができるので、ママは大助かりですよね。

でも、パパに子どもとお出かけして「こんなはずじゃなかった」という失敗体験があったり、そもそも子どもとのお出かけの経験すらなかったりすると、ハードルが高いかもしれません。

そういうパパには、まずは近所のコンビニや公園など、近場からでいいので


「子どもと一緒にちょっとそこまで行ってきてくれない?」とお願いしてみましょう。


そして、出かけた先での結果(食事内容や行動スケジュール)について後から「こうしたらよかったのに」など文句を言わず、パパを褒めてあげるとどんどん遠出してくれるようになるかもしれません。

【体験談】夫に本音を伝えてみた

筆者の夫は「休日は家族とすごしたい」と考えているタイプなので、休日は家族でお出かけすることがほとんどでした。でも、お互いに「こうしたい」という意思がそこそこ強いタイプの夫婦なので、無理やり相手に合わせようとすればするほどそれが負担になってしまう時期がありました。

そこである時、


「たまにはひとりですごしたい」


と本音をぶつけてみました。すると、「俺と一緒にいたくないってこと?」と誤解されてしまい、モメてしまった失敗談があります…。

なので、それを踏まえて、できるだけ愚痴っぽくならないように


「毎回お出かけはちょっときついかも」


ということを、"お互いに休日をもっと楽しくすごすために"という前向きな前提のもと、伝えてみました。するとそれ以降、少しずつですが夫は私がひとりになれる時間を作ってくれるようになりました。

失敗を重ねながらも、相手がどう感じるか伝え方を模索することは大事なのかもしれません。

パパと話し合う前に

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パパと話し合い、理解を深めることはもちろん大切ですが、ママ自身が自分の気持ちをじっくり見つめてみるのも必要です。

「ひとりになって休みたい」のか「出かけてなにか目的を果たしたい」のかそれがクリアになれば、休日のプランも立てやすくなるのではないでしょうか。子どもができることで夫婦関係は変化しますが、さらに


子どもの成長過程でも変わってきます。


どんなにうまくいっているように見える夫婦でも、悩みがない夫婦はいないと思います。せっかくの休日は夫婦でコミュニケーションを深めつつ、楽しくすごせたらいいですね。

2017.04.07

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