赤ちゃんの健やかな成長を願うお食い初めのやり方

口につける真似をするなど

赤ちゃんの健やかな成長を願うお食い初めのやり方

お食い初めについて気になっているママやパパもいるかもしれません。今回の記事では、お食い初めの料理を赤ちゃんの口につけるのかなどのやり方や用意するもの、料理を赤ちゃんの口に入れることのないように気をつけるといった、お食い初めをするときに意識したことを、ママたちの体験談を交えてご紹介します。

お食い初めとは

お食い初めとは生まれてきた赤ちゃんの健やかな成長を願って行う行事のようです。お食い初めを行うのは、赤ちゃんの乳歯が生え始める生後100日から120日くらいがよいとされているそうです。

お食い初めを行うときには、赤ちゃんにとって身近な人の都合にあわせて日時を決めたりお祝いをする場所を決めたりするとよいかもしれません。

今回は、お食い初めのやり方についてママたちに聞いてみました。

お食い初めに用意するもの

お食い初めにはどのようなものを用意するとよいのでしょう。ママたちに、お食い初めのために準備した料理などを聞いてみました。


お食い初めの料理

20代ママ
20代ママ

お食い初めには定番のお赤飯と鯛の焼き物、お吸い物や煮物、香の物を用意しました。料理には海のものと山のものを入れるとよいと母から聞いたので、煮物にはにんじんや大根などの野菜の他にきのこも取り入れてみました。

お食い初めの定番である鯛や赤飯、山の幸を取り入れた煮物などの5品を用意したママがいました。お食い初めの料理を赤ちゃんが直接口につけることや口に入れることはしないようですが、お祝いとしてしっかり準備できるとよいかもしれません。


祝い箸と食器

30代ママ
30代ママ

お食い初めに使う道具として、祝い箸と赤ちゃんのための食器を準備しました。食器は生後5カ月頃から使おうと考えて購入しておいた離乳食セットを利用し、祝い箸は赤ちゃんの口につける真似をするために清潔なものを用意しました。

お食い初めには料理を入れる赤ちゃん用の食器と口につける真似をするための祝い箸も必要になるようです。ママのなかには、男の子の赤ちゃんのために、祝い膳として市販されている朱塗りのセットを購入したという声もありました。


歯固め石

歯固め石
Akkalak/Shutterstock.com
40代ママ
40代ママ

お食い初めに使う歯固め石は、庭でみつけたきれいな石を煮沸消毒して使うことにしました。赤ちゃんが直接石を口につけることはないと思いましたが、丈夫な歯が生えるようにという願いをこめて清潔な石を用意しました。

自宅の庭にある石を煮沸消毒して、お食い初め用の歯固め石にしたママがいました。歯固め石は赤、白、黒の3色セットでケースに入れて市販されているものもあるようなので、お食い初めの記念にしたい場合は購入してもよいかもしれません。

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お食い初めのやり方

お食い初めのやり方は地域や家庭によって違いがあるようです。ここでは実際にママたちが行なったやり方をご紹介します。


料理を順に口につける真似をする

30代ママ
30代ママ

我が家では用意した料理を赤ちゃんの口につける真似をするというやり方で、お食い初めを行いました。はじめにお赤飯を赤ちゃんの口につける真似をし、それから汁物、お赤飯、鯛や煮物、お赤飯という順番で3回繰り返しました。

お食い初めの儀式では、用意した料理を順番に赤ちゃんの口につける真似をするようです。儀式を行うのは年長者がよいとされている地域もあるそうなので、お食い初めの計画を立てる際に確認するとよいかもしれません。


歯固め石に当てた箸を口につける

20代ママ
20代ママ

料理を口につける儀式が済んだところで、歯固めの儀式を行いました。祝い箸を歯固め石に当て、その箸を赤ちゃんの口に入れるようにしながら歯茎に当てるという儀式なので、危なくないように慎重に行いました。

歯固めの儀式では、石を赤ちゃんに近づけるのではなく、石に当てた箸を口につけるようにしてやさしく歯茎に当てたというママがいました。歯固めの儀式のときには、家族みんなで赤ちゃんに丈夫な歯が生えることを願ったというママの声もありました。


家族で料理をいただく

笑顔の親子
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30代ママ
30代ママ

お食い初めの儀式がひと通り終わったところで、用意した料理を家族でおいしくいただきました。お赤飯や鯛の焼き物などを一口ずつ口に入れるたびに、赤ちゃんの健やかな成長を願うことができてよかったと思います。

歯固めの儀式が終わると、家族揃って赤ちゃんのお祝いの料理をいただくことになるようです。ママのなかからは、料理を口に入れるときに赤ちゃんが嬉しそうな顔でじっとみつめてきて、早く食べられるようになってほしいと感じたという声も聞かれました。

お食い初めをするときに意識したこと

赤ちゃんのお食い初めをするときには、どのようなことを意識するとよいのでしょう。ママたちが気をつけたことを聞いてみました。


赤ちゃんの口に入れることがないようにする

30代ママ
30代ママ

お赤飯や鯛の焼き物などを口につける真似をするときに、うっかり口に入れることのないように気をつけました。お食い初めの頃はまだ離乳食が始まっていないので、味のついた汁などをなめないように意識するとよいと思います。

お食い初めの料理はおいしそうな匂いがするので、興味をもつ赤ちゃんもいるかもしれません。口につける真似をする際には、赤ちゃんが口を開けてなめることのないように、近づける距離を意識するとよさそうです。


家族の思い出に残る工夫をする

20代ママ
20代ママ

お食い初めは赤ちゃんの大切な行事なので、家族揃って写真を撮ったりお食い初めの様子をビデオに収めたりしました。赤ちゃんが成長したときに、アルバムや動画を見ながらいっしょに思い出を語りあいたいと思っています。

赤ちゃんの健やかな成長や丈夫な歯が生えることを願うお食い初めは、家族の思い出として写真やビデオに残しておくとよいかもしれません。よい記念になるように、部屋を華やかに飾りつけて赤ちゃんの写真を撮ったというママの声もありました。

赤ちゃんのために家族でお食い初めを行おう

笑顔の赤ちゃん
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赤ちゃんが生まれて100日ほどたったときに行うお食い初めでは、用意した料理を口につける真似をしたり、歯固め石に当てた箸を口元につけたりすることがあるようです。儀式の後で料理を口に入れるたびに、赤ちゃんの健やかな成長を願ったというママいました。

赤ちゃんに乳歯が生え始める頃になったら、家族で心をこめてお食い初めを行うことができるとよいですね。

お食い初めの食事を用意するとき。準備するものや食べ方のポイント

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2019.12.17

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