パートでもらう雇用契約書とは?もらえる時期や内容について

雇用契約書をもらえないとき

パートでもらう雇用契約書とは?もらえる時期や内容について

パート先から雇用契約書をもらえる時期について気になるママもいるでしょう。契約書をもらえなくて不安を感じているママもいるかもしれません。今回は、パートの雇用契約書について、労働条件通知書との違い、雇用契約書をもらえる時期や確認したい内容、もらえないときにの対応についてご紹介します。

パートの雇用契約書とは?

パートの雇用契約書とはどのような書面なのでしょうか。交付されたことがあるママに聞きました。

20代ママ
20代ママ

雇用契約書には労働条件が書かれていました。署名と捺印をして契約をしました。

30代ママ
30代ママ

労働時間や定休日、仕事の内容や給与の支払い日などが書かれていました。契約期間は半年になっていて、期限が近づくたびに新しい契約書を交わしています。

雇用契約書は、雇用者と労働者の間で、労働内容についての合意を証明する書面のことを指し、雇用後に労働時間や業務内容、賃金などの雇用契約に争いが起こらないように交付される場合が多いようです。

雇用契約書と労働条件通知書の違い

印鑑
maroke/Shutterstock.com

パート先から雇用契約書ではなく、労働条件通知書をもらうこともあるようです。労働条件通知書と雇用契約書との違いについて解説します。


労働条件通知書とは

労働条件通知書は、労働条件を分かりやすく示した書面のことを言います。労働基準法で、「雇用者は労働者を採用する際に労働条件を明示しなければならない」と定めているため、雇用者は労働者に労働条件通知書を交付する必要があります。

平成31年4月からは、労働者が希望している場合に限り、書面だけでなくFAXやメール、SNSでも労働条件の明示ができるようになりました。メールやSNSで明示される際は、印刷がしやすいようにファイルで送られる場合が多いようです。


雇用契約書と労働条件通知書の違い

雇用契約書は署名や捺印を必要とする場合が多いですが、労働条件通知書は労働条件を明示することが目的であるため、署名や捺印をして取り決めに合意する必要はありません。

雇用契約書と労働条件通知書は共通する記載事項が多いため、法律で義務づけられている労働条件通知書を雇用契約書として交付する会社もあるようです。

出典:よくある質問/厚生労働省
出典:「労働基準法施行規則改定」のお知らせ/厚生労働省

パート先から雇用契約書をもらえる時期

スーツを着た女性
TORWAISTUDIO/Shutterstock.com

パート先から雇用契約書が交付される時期について気になるママもいるでしょう。ママたちは、雇用契約書をいつもらったのでしょうか。

30代ママ
30代ママ

初出勤の時にもらいました。上長と中身を確認し、相違がないか確認し合いました。

20代ママ
20代ママ

入社日に、会社のメールアドレス宛てに雇用契約書が届いていて、内容を確認してサインをして提出しました。契約が半年ごとに更新のため、契約期間が終わる頃に新しい契約書を取り交わしています。

20代ママ
20代ママ

雇用契約書をもらったのは入社日です。出社してすぐに人事の方からもらいました。

雇用契約書を入社日にもらうママが複数いました。会社によっては、内定が決まってから入社するまでに雇用契約を取り交わすこともあるようです。

パート勤務が試用期間から始まる場合も、入社前や入社日に雇用契約書が交付されるようなので、もらっていない方はパート先の上司や人事部門へ問い合わせてみるとよいかもしれません。

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パートの雇用契約書で確認したい内容

パートの雇用契約書は、仕事の内容や労働時間、賃金、保険などについて記載されているようです。パート先で雇用契約書を交付された際、特に注意して確認した項目を、ママたちに聞きました。

20代ママ
20代ママ

労働条件の確認は大事だと思うので、全てしっかり確認しましたが、特に気にしていたの有給休暇の項目です。子どもが小さいので休むこともあると思い、いつからもらえるのか気になりました。

30代ママ
30代ママ

今回の契約はいつまでなのか、契約の更新日はいつになるのかが気になったので、雇用期間を確認しました。

30代ママ
30代ママ

面接であまり詳しく話さないことなので、賃金の支払日について確認しました。

賃金や有給休暇などについて確認するママが多いようです。安心して働けるように、全ての項目に目を通したうえで、署名や捺印をするようにしましょう。

パート先で雇用契約書がもらえないとき

労働者に交付しなくてはいけない書面は労働条件通知書であると労働基準法で定められているされているため、雇用契約書は交付されない場合もあるようです。

働き始めてから労働条件に関する問題が起きたとき、雇用者と労働者の双方が労働条件に同意した証明である雇用契約書があると解決に導きやすいため、雇用者に交付してもらうようお願いしてみるとよいかもしれません。

雇用契約書だけでなく、労働条件通知書も交付されない場合は、会社が義務を果たしていないことになります。雇用者に請求しても交付の対応をしてもらえない場合は、行政機関に相談してもよいでしょう。

パート先から雇用契約書をもらおう

笑顔の女性
violetblue/Shutterstock.com

雇用契約書は、雇用者と労働者の間で、労働時間や業務内容などの労働内容について、合意を証明する書面のことを言うようです。雇用契約書ではなく、労働基準法で定められている労働条件通知書を交付される場合もあります。

初出勤日に雇用契約書を交付されたママが多くいましたが、出社日までに契約を取り交わすこともあるようです。雇用契約書がもらえないときは、雇用者に交付してもらうようお願いしたり、行政機関に相談してもよいでしょう。

パート先から雇用契約書をもらって労働条件をしっかり確認し、安心して働けるとよいですね。


※記事内で使用している参照内容は、2019年12月6日の記事作成時点のものです。

2019.12.17

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