おせち料理の飾り切りと小物の飾り付け。食材別飾り切りの方法を紹介

手作りおせちの飾り付けの工夫

おせち料理の飾り切りと小物の飾り付け。食材別飾り切りの方法を紹介

お正月のおせちを手作りするときに、おせちを華やかに見せる飾り切りの方法や、飾り付けの小物や葉っぱについて知りたいと思うこともあるかもしれません。今回の記事では、にんじんやかまぼこなどの飾り切りや、飾り葉などの小物を使った飾り方についてご紹介します。

お正月のおせち料理の飾り

彩りよくきれいに飾り付けられたおせち料理は、お正月の気分を盛り上げてくれるのではないでしょうか。おせちに飾られているかまぼこや野菜などに、ひと手間加えて「飾り切り」をすると華やかになりそうですね。

簡単に作れて見栄えのよい飾り切りの方法や飾り付け用の小物はあるのでしょうか。

野菜の飾り切り

おせち料理にぴったりな野菜の簡単な飾り切り方法をご紹介します。


花にんじん

花にんじん
© kazoka303030 - Fotolia

1.にんじんは皮をむいて1~2cmの厚さに切る
2.梅の型を使って型抜きをする
3.花びらの中心に向かって切り込みを入れる
4.包丁を斜めに入れて立体感を出す

花にんじんは型抜きを使うと、簡単に飾り切りを作ることができそうです。にんじんを梅のようにかたどると、おせちが華やぎそうですよね。


たけのこの末広切り

1.たけのこを一口大の大きさに切る
2.2~3mm幅に切り込みを入れる
3.指で扇形に広げる

扇子のような形に切る末広切りは、おせち料理の煮物に入れるたけのこを使って作るとよいかもしれません。たけのこには、子どもの健やかな成長や出世を願う意味があるようです。末広がりのおめでたい形は、お正月にぴったりの飾り切りになりそうですね。


しいたけの亀甲切り

1.しいたけの軸を切り落とす
2.しいたけの左右を5mmほど切る
3.6角形になるように上下を八の字に切る

しいたけも簡単に飾り切りをすることができるようです。亀甲切りは、しいたけを長寿の象徴である亀の甲羅の形に見立てています。かさの部分に、模様を入れるとより華やかになりそうです。

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その他の食材の飾り切り

野菜のほかにも、こんにゃくやかまぼこでも飾り切りができるようです。こんにゃくやかまぼこを使った飾り切りをご紹介します。


手綱こんにゃく

手綱こんにゃく
© YY&L - Fotolia

1.こんにゃくを6~8mmほどの厚さに切る
2.断面の中心に1/3ほど切り込みを入れる
3.こんにゃくの端を中央の穴に入れて通し、反対側に出たこんにゃくを引っ張る

こんにゃくの厚さは1cm以上あると巻き込みづらく、薄すぎると切れやすくなるため少し注意が必要かもしれません。茹でる前に手綱にしておくのがポイントです。

馬の手綱を模して作られている手綱こんにゃくは、手綱を引き締めるように心を引き締めるという由来があるようなので、おせち料理にぴったりかもしれませんね。


市松かまぼこ

1.紅かまぼこ、白かまぼこを同じ厚さに切る
2.それぞれ縦半分に切る
3.市松模様になるように交互に並べる

切って交互に並べ替えるだけで、紅白のかまぼこが市松模様のように見えます。市松かまぼこは、さまざまな飾り切りの方法があるかまぼこの中でも最も簡単な飾り切りかもしれません。市松模様は柄が途切れることなく続くことから、繁栄の意味が込められているようです。


かまぼこうさぎ

1.かまぼこを2~3cmに切る
2.色の境目に沿って2/3程度まで剥くように切る
3.剥いた部分を1cm切り落とす
4.剥いた部分の真ん中に切り込みを入れる
5.うさぎの耳の形になるように丸める
6.細いストローを使って目の部分に穴を開ける

かまぼこの形は、初日の出に似ていることから縁起がよいとされています。かまぼこうさぎが入っていると、かわいらしいおせちになりそうですよね。

おせち料理を飾り付ける小物

おせち料理は飾り切りだけでなく、葉っぱや小物でも飾ることができるようです。お正月の食卓を華やかに演出できる小物についてご紹介します。


飾り葉

おせちに飾る葉っぱは、彩を添えてくれるだけでなく抗菌作用や味うつりを防いでくれるようです。おせちの下やお重の隅に添え物として飾るのがポイントになるでしょう。

飾り葉にはいくつか種類があり、裏白(うらじろ)と呼ばれる葉っぱには長寿の意味が、南天(なんてん)と呼ばれる葉っぱは、「難を福に転じる」という意味が込められているそうです。その他、小笹(おざさ)やはらんもおせちに使われる飾り葉です。


飾り串

飾り串は見た目がキレイなだけでなく、料理を取りやすくする役割もあります。干支の動物があしらわれたものや、梅やコマなどお正月のデザインの飾り串もあるようです。

おせちに使う飾り串はプラスチック製のものより、青竹などの和を連想させる素材だとよいかもしれませんね。料理に合わせて、デザインや長さを選ぶとよいでしょう。


金箔

金箔を 振りかけると、おせちの華やかさがより増すでしょう。食用の金箔には味が付いていないため、黒豆や数の子など、ほとんどのおせちと相性がよいようです。特別感を演出できる金箔は、用意しておくとよい小物のひとつかもしれません。

飾り切りや飾り付けで華やかな手作りおせちを作ろう

おせちを食べる家族
iStock.com/recep-bg

おせちを華やかにする飾り切りにはさまざまな方法があるようです。簡単に手作りできるものもあるようなので、試してみてはいかがでしょうか。

飾り葉や飾り串などの飾り付け小物を添え、飾り方を工夫するのもよいかもしれません。彩り豊かなおせちを食べてお正月を楽しめるとよいですね。

2019.10.02

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