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幼児食にレバーをおいしく食べられるレシピ。子どもも食べやすくなる調理のポイント
レバーの選び方や下処理の方法をご紹介
2019.11.14
鉄分などの栄養が豊富と言われるレバーを、幼児食に取り入れたいと考えるママやパパもいるでしょう。子どもにおいしく食べてもらうために、下処理の方法やアイディアレシピを知りたい場合もあるかもしれません。今回は離乳食を卒業する1歳~1歳半頃から、小学校入学までの幼児期に食べられるレバーのレシピを紹介します。
幼児食にレバーを使いたいとき
独特の食感や臭いがあるレバーは、大人でも苦手とする人がいるため、幼児食には向かないのでは考えるママやパパもいるかもしれません。
実際に幼児期の子どもにレバーを与えていたママに、どのような理由で取り入れたのか聞いてみました。
30代ママ
30代ママ
離乳食の時期から栄養のためにレバーを取り入れていました。ごぼうなどの野菜とあわせてなめらかなペーストにし、パンに塗ったものが好きでした。
30代ママ
私がレバー好きなので、お肉屋さんで新鮮なレバーを見かけたら炒め物や甘辛煮を作ります。幼児食を始めたころから取り分けてあげていますが、風味に敏感な子どもには食べにくいようです。
子どものために栄養を考えて、レバーを幼児食に取り入れていたというママの声が複数ありました。子どもが食べやすいように工夫すれば、離乳食の時期から与えられるようです。
レバーを食べた子どもの反応として「他の食材と同じように普通に食べていた」という声もあれば、「臭いや食感があまり好きではない様子だった」という声もありました。子どもが苦手意識を持たずに食べられるようなメニューを作ってあげたいですね。
レバーを子どもにおいしく食べてもらうためのポイント
子どもにレバーを与えたことはあるけれど、あまり食べてくれなかったというママやパパもいるでしょう。子どもにレバーをおいしく食べてもらうためには、いくつか気をつけるとよいポイントがあるようです。
レバーの種類を選ぶ
レバーには牛・豚・鶏などさまざまな種類があり、それぞれ味や臭いの強さに違いがあるようです。幼児食に使うレバーを選ぶときは、比較的臭いが少ないと言われる鶏レバーにするとよいかもしれません。
鮮度のよいものを選ぶ
子どもが苦手な臭いや食感を避けるためには、鮮度のよいレバーを選ぶことも大切なようです。お店でレバーの状態を確認し、鮮やかな色をしていてつやのあるものや、ドリップが少ないものを選ぶとよいでしょう。
しっかり下処理する
幼児食にレバーをおいしく食べてもらうには、調理の前にしっかり下処理をして血の臭いや苦みを軽減することがポイントです。鶏レバーの下処理の基本的な方法をご紹介します。
1. 脂肪や筋を包丁や手でとりのぞく
2. 流水で洗う
3. ボウルにレバーとかぶるくらいの牛乳を入れ、30分ほど浸ける
4. 牛乳を水で洗い流す
5. 鍋でお湯を沸かし、しっかり茹でて火を通す
牛乳ではなく塩とたっぷりの水に入れて浸ける方法もあるようです。その場合は浸ける間に2~3回水を替え、長時間浸けすぎないようにするとよいでしょう。
下処理をするとき、レバーの臭いがつかないようまな板にビニールやラップを敷いたり、手袋をして行うなど工夫していたというママの声もありました。
味や風味の強いメニューにする
レバー独特の味や臭いの印象を薄めるために、料理の味つけや風味を濃くするのも一つの方法でしょう。カレー粉やシナモンなどのスパイスを加えたり、ウスターソースやケチャップをはじめとした調味料を使うなど、工夫するとよいでしょう。
幼児食でレバーをおいしく食べられるレシピ
レバーを使った幼児食を作るときは、初めて食べる子どもや苦手な子どもでもおいしく食べられるよう工夫したいですよね。レバーの味や臭みを軽減できるよう配慮したレシピをご紹介します。
【1歳~1歳半】レバーのトマト煮
1. 下処理したレバーを1cm角に切り、小麦粉をまぶす
2. 玉ねぎを薄切りにし、オリーブオイルを熱した鍋で炒める
3. 2に1を加えて軽く炒める
4. 3にトマトの水煮を入れてつぶし、ケチャップとしょうゆを加えて煮る
1歳~1歳半頃は離乳食完了期にあたります。子どもの離乳食の進みにあわせて、この時期から幼児食へ移行するママもいるようです。歯ぐきで噛める固さに仕上がるよう工夫すれば、レバーを使った料理も食べることがでるでしょう。
レバーのトマト煮は、トマトとケチャップの味がレバーを食べやすくしてくれるレシピです。パスタのソースとして味わったり、大人用に取り分けてスパイスを加えて楽しむこともできそうですね。
【1歳半~2歳】トーストのレバーペーストのせ
1. 鍋にしょうがの薄切りと水、しょうゆ、みりん、酒、砂糖を入れて煮立たせる
2. 牛乳に浸して臭みを抜いたレバーを1に加えて煮詰める
3. 2の汁気を切って細かく刻む
4. 食パンを食べやすい大きさに切って3を塗る
5. 4にチーズをのせてオーブントースターで焼く
幼児食に移行する子どもが多いこの時期は、さまざまな食材や味つけを楽しめるようになるでしょう。歯が徐々に生え揃ってくる時期のため、固さを残した食材に少しずつ挑戦できるようです。
ペーストを塗ったトーストは手づかみ食べがしやすいかもしれませんね。パンを星やハートの型で抜けばパーティーメニューにもなるので、子どもが楽しく食べられるでしょう。しょうがを入れた煮汁で煮るので、レバーの臭みもやわらぐようです。
【3歳~5歳】レバーの竜田揚げ
1. 下ごしらえしたレバーを食べやすい大きさに切る
2. しょうが、にんにく、しょうゆ、酒を合わせたものに1を浸ける
3. 2に片栗粉をまぶし、170度~180度ほどに熱した油で揚げる
4. フライパンでケチャップ、ウスターソース、砂糖を軽く熱する
5. 4に3を入れて絡める
3歳6カ月頃までには全部で20本の乳歯が生えそろうため、食材をしっかり噛めるようなメニューにするとよいでしょう。スプーンや箸の使い方を練習したり食事のマナーを身につけられるように、つかんだりすくったりしやすい食材の大きさを心がけるとよいかもしれません。
レバーの竜田揚げをさらに濃い味のソースに絡めたメニューは、レバー独特の風味を薄めてくれるので子どもも食べやすいかもしれません。ソースの味を子どもの好みに合わせて工夫するのもよいでしょう。
幼児食においしいレバーのメニューを作って子どもと味わおう
子どもがおいしく食べられるメニューに仕上げることができれば、栄養を考えて作りたい幼児食にレバーは重宝するかもしれません。臭みの少ない種類の新鮮なレバーを選び、下処理をしっかり行いましょう。
今回ご紹介した竜田揚げやトマト煮は、鶏もも肉などで作ったことのあるママもいるでしょう。慣れた味のメニューでレバーを取り入れれば、子どももすんなり食べてくれるかもしれません。
食べやすい味つけを工夫しながら、子どもといっしょにレバーをおいしく味わえるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2019年11月8日の記事作成時点のものです。
※今回の記事でご紹介したものは、幼児食の一例です。新しい食材・料理を取り入れる際は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。
子どもが赤身の魚や貝類が苦手で、鉄分が豊富な食材をあまり食べられなかったため、味のくせが強そうで避けていたレバーにチャレンジしてみました。濃いめの味つけにして、パサパサ感が出ないようソースを工夫すると食べてくれました。