年末の大掃除のスケジュール。リストを使って計画的に

大掃除の由来やポイント

年末の大掃除のスケジュール。リストを使って計画的に

年末が近づくと大掃除について考え始めるママやパパもいるかもしれません。どのように大掃除のスケジュールを組めばよいのか悩むママもいるでしょう。今回は、年末の大掃除のスケジュールの決め方や大掃除する場所のリストなど、年末に大掃除をするようになった由来も含めてご紹介します。

年末に大掃除をするようになった由来

そもそも、なぜ年末に大掃除をするようになったのでしょうか。

その由来は平安時代まで遡ります。当時は「煤払い(すすはらい)」と呼ばれ、新年を迎え神様を迎えるにあたり宮中を清めるために掃除していました。この煤払いが、年末の大掃除の由来となっているようです。今でも神社などでは年末の神事として煤払いが行われているところもあるようです。

地域にもよりますが、当時は12月13日を「お正月事始め」として煤払いなどお正月の準備を始める日としていたようです。現在では家族が休みに入った時期に大掃除をすることが多いことから、「年末の大掃除」という風習が定着したそうです。

身の回りをキレイにして新しい年を迎えたいという思いは、昔も今も変わらないのかもしれませんね。

年末の大掃除の進め方

年末の大掃除をしたいけれど、どのように大掃除を進めればよいか悩むママやパパもいるかもしれません。スケジュールの立て方や具体的な進め方をママたちに聞いてみました。


大掃除の計画を立てる

カレンダー
iStock.com/in-future
30代ママ
30代ママ

家のどこを掃除するのかリストアップしてスケジュールを立てました。雑誌で年末大掃除の特集が組まれていたので、参考にしました。

計画を立てずに大掃除をしてしまうと、目についたところから掃除してしまい効率が悪いことがあるかもしれません。紙に書き出すなどして大掃除をする場所をリストアップするとよさそうです。


担当を決める

20代ママ
20代ママ

一人では掃除しきれないので、主人と担当を決め分担して大掃除をしました。子どもも手伝いたいと言ったので床拭きなど子どもでもできることをお願いしました。

普段手の届かないところまで家じゅうを大掃除するのは大変です。担当を決めてみんなで大掃除をすると終わるのも早いですよね。

家具の上や照明器具はパパ、子どもは床掃除など担当を決めるとよいでしょう。キッチンの油汚れやお風呂場などこする力が必要な場所をパパにお願いするというママもいました。


日時を決める

30代ママ
30代ママ

年末ギリギリに掃除をしたとき、ゴミの回収が年末休みに入っていて大量のゴミ袋と新年を迎えることになったことがありました。それ以来ゴミの収集日は必ず確認しています。

30代ママ
30代ママ

大掃除の日を決め、1日集中するようにしています。夜中までダラダラ掃除していて疲れてしまったので、この時間までに終わらせる、と時間の区切りもつけます。

せっかく大掃除をしたのに、ゴミを出すことができず新年を迎えることになっては残念です。粗大ゴミは回収に日にちがかかることもあります。事前にゴミ収集日の確認をしておきましょう。

一つの場所に多くの時間をかけすぎてしまうと全体の大掃除が終わらないこともあるかもしれません。掃除場所あたりにかける時間をあらかじめ計画しておくとよいでしょう。

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各部屋

リビング
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・床(フローリング・絨毯・畳)
・クローゼット・押入れ
・照明器具
・家具の上、すき間
・窓ガラス、網戸
・エアコン

各部屋の掃除は、クローゼットの中や棚の整理から始めましょう。懐かしいものを目にしても、できるだけ手を止めずに整理してしまうことが早く終わらせるポイントです。

照明器具やエアコン、窓など高いところから掃除し、最後に床掃除をするとよいようです。


キッチン

・ガスコンロ
・シンク
・換気扇
・家電製品(冷蔵庫・電子レンジなど)

ガスコンロや換気扇は油がこびりつき掃除に時間がかかるかもしれません。油汚れはお湯を使うと掃除しやすくなるそうです。重曹やブラシなどを使って掃除しましょう。

冷蔵庫やパントリー内は、食品の賞味期限が切れていないかなどをチェックし、不要なものを処分してから拭き上げるとよさそうです。


トイレ

・便器
・ウォシュレット

取り付け型のウォシュレット機能付き便座はスライドして外せるものが多いようです。しつこい汚れにはゴム手袋を付け、酸性洗剤を使うとよさそうです。トイレの床や壁の掃除のほか、便座カバーやトイレマットも洗濯してキレイにしましょう。


お風呂・洗面所

水回りはぬめりや水垢などの汚れが気になる場所ですよね。お風呂場は温かいためカビの繁殖しやすい場所でもあります。洗剤につけ置きするなどして、しつこい汚れを除きましょう。

スプレーなどを使うときは衣類の色落ちや、スプレーが目に入らないよう工夫しましょう。


玄関

・ドア
・下駄箱
・傘立て
・表札
・ポスト

玄関は、まずホウキなどを使いホコリを掃きます。次に濡らしたデッキブラシなどで泥汚れを除き、最後に雑巾やメラミンスポンジで仕上げるとよいようです。

玄関まわりは表札やポストのほか、玄関ライト、ガーデニングなども掃除できるとスッキリするかもしれません。

年末の大掃除のポイント

最後に年末の大掃除のポイントをご紹介します。


掃除の順番を工夫する

掃除は内から外、奥から手前、上から下の順番に掃除をすると効率がよいようです。

2階の部屋から1階へ、トイレやお風呂場などからリビング、最後に玄関へというように、内に溜まったホコリを外に出すイメージで掃除をするとよいでしょう。

リビングを掃除するときは、上から下へを意識します。上のほうにある照明器具からカーテンレール、続いて棚の上、テーブルやテレビ台、最後に床掃除をするとよいかもしれません。

年末の大掃除をするときは順番を工夫するとよいかもしれません。


掃除道具を揃える

大掃除の計画を立てるときに、必要な掃除道具についてもリストアップします。どの場所にどの掃除道具を使うのか調べて用意し、足りないものがないようにするとよいかもしれまっせん。

重曹、メラミンスポンジ、ゴム手袋、雑巾、アルコール除菌スプレーなどは基本的な掃除用具として用意しておくとよいでしょう。

年末の大掃除はスケジュールを立て計画的に

掃除をする家族
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年末の大掃除は事前にスケジュールを考え、計画的に進めるとよさそうです。掃除の日時や担当などを考えてスケジュールを立てましょう。

掃除の順番も考慮し、家の中がキレイな状態で新しい1年を迎えられるとよいですね。

2019.10.08

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