1歳の子がわがまますぎる?癇癪や泣くワガママへのママたちの対処法

どのような場面でわがままが起きていたか

1歳の子がわがまますぎる?癇癪や泣くワガママへのママたちの対処法

1歳頃の赤ちゃんは歩いたり話せるようになるなど成長を感じる反面、自己主張が強くなりわがまますぎる態度に悩むママは少なくないかもしれません。しつけをどこまでしたらよいのか気になることもあるでしょう。今回は、1歳のわがままがどのような場面で起きたかや、ママたちの対処法について体験談を交えてご紹介します。

1歳のわがままはイヤイヤ期のはじまり?

赤ちゃんが1歳頃になると、好き嫌いがはっきりし始め、ママの言うことを素直に聞かず困ることもあるでしょう。ママはわがまますぎると感じることが増えるかもしれません。

2歳の本格的なイヤイヤ期に似ていることから、1歳のわがままを「プレイヤイヤ期」と呼ぶこともあるようです。

実際に、1歳のわがままとはどのようなものなのでしょうか?

1歳のわがままはどのような場面で起きていた?

1歳のわがままはどのような場面で起きていたのか、ママたちに聞いてみました。


毎日のお世話のとき

30代ママ
30代ママ

1歳半頃から、寝た状態でのオムツ替えや歯磨き、お風呂上がりのドライヤーを嫌がって泣くようになりました。1歳8カ月の現在は、着替えのときお気に入りの服を脱ぐのを嫌がるようになり、ワガママの度合いが強くなってきたと思います。

30代ママ
30代ママ

1歳7カ月頃から、母乳の出が悪く他の飲み物をあげようとすると、癇癪を起こして嫌がります。

毎日のお世話で子どもが嫌がる場面が続くと、ママも大変に感じるかもしれません。

寝た状態ではなく立ったままオムツ替えをしたり、ドライヤーの風量を弱くするなど少しやり方を変えることで、あまり嫌がらなくなったというママの声もありました。


お気に入りの人がいないとき

夫婦
iStock.com/Yagi-Studio
30代ママ
30代ママ

以前は私だけ、もしくはパパだけで寝かしつけができたのに、1歳8カ月頃から家族全員で寝ないと嫌がるようになりました。

30代ママ
30代ママ

1歳7カ月頃に、久しぶりに会うおばあちゃんに抱っこされて、少しでも私やパパから離れただけで大泣きしていました。以前まではそのような反応はなかったと思います。

大好きな人が少しでも離れてしまうと、不安になってしまう子どもは少なくないでしょう。

保育園へ通ったり、親などのいっしょにいたい人と少し離れる経験を積むことで、慣れていく場合もあるかもしれませんね。


お気に入りのものを手放すとき

30代ママ
30代ママ

1歳2カ月頃、いっしょに遊んでいるお友だちにおもちゃを貸すのが嫌で、癇癪を起こしていました。

30代ママ
30代ママ

1歳7カ月頃から、自分が満足する前にお気に入りのものを手放すことを、全力で嫌がるようになりました。お風呂に入るとき、濡れたら困るものをいっしょに持っていこうとするので、手放すよう説得するのが大変です。

お気に入りのものを手放す場面のときは、代わりになりそうなものを子どもに渡してあげると落ち着いたというママの声もありました。


行きたい場所があるとき

30代ママ
30代ママ

1歳半頃くらいから、朝に保育園へ送るときに、保育園とは逆方向のお気に入りの公園やスーパーの方を『こっち、こっち』と指さしてどこまでも行きたがり、従わないと癇癪を起こし泣いて抱っこをせがまれました。

30代ママ
30代ママ

1歳8カ月頃、児童館へ行く度に楽しくて帰りたくないようで、帰り道ではいつも児童館の前や自宅の玄関で泣くことが多いです。

子どもの好き嫌いがはっきりし、歩くことが上達してくると、自分の行きたい場所がはっきりして、行きたい場所に行けないと泣くこともあるようです。

1歳のわがままはさまざまな場面で起き、わがままの原因は好きな人やものへのこだわりなど共通点があるかもしれません。

こちらの記事も読まれています

1歳のわがままへのママたちの対処法

1歳のわがままへのママたちの対処法をご紹介します。


パパと協力する

スーツを着た男性
iStock.com/Bobby Coutu
30代ママ
30代ママ

子どもがわがままなときでもパパと2人掛かりでやれば、何でもすんなりできる気がします。

30代ママ
30代ママ

私は子どもが嫌がる歯磨きが苦手で、パパの方がやさしく上手にできるので、いつもパパに担当してもらっています。

ママ1人だけで子どものわがままと向き合っているよりも、パパと協力し合えば気持ちが楽になることもあるかもしれません。

育児ではパパの方が得意なこともあるので、わがままの対応で困ったときに活かせるとよいですね。


共感して落ち着かせる

30代ママ
30代ママ

公園から帰りたくないとぐずったとき、まずは子どもの気持ちに共感しました。少し気持ちが落ち着いたら、家での遊びやおやつなど帰ったときのお楽しみを提案しました。

30代ママ
30代ママ

子どもが癇癪を起こしているときでも、好きなおもちゃをあげると落ち着いて機嫌がよくなり、素直になるときがあります。

30代ママ
30代ママ

何でも大人の真似をしたがって駄々をこねるときが多く、少しでも自分でやらせるようにしたり、できたときほめるととても満足そうです。

自分でやりたい気持ちを尊重したり、子どもに共感して寄り添うことを意識すると、ママ自身もイライラせずに落ち着くことができそうですね。

子どもの機嫌がよくなりやすいものを、普段から見つけておくことも大切かもしれません。


わかりやすく伝える

30代ママ
30代ママ

子どもが歯磨きを嫌がるので、歯磨きに関する絵本を読んで『必要なことなんだよ』と説明するようにしました。

30代ママ
30代ママ

子どもがワガママなとき、わかりやすく少し大げさに私がかなしそうな顔をして黙って待っていると、自分が悪かったと思うところもあるようで子どもが素直になることがあります。

30代ママ
30代ママ

歩くのを嫌がって子どもがぐずったとき、『ここまでは歩こう』と距離を決めて見通しを伝えておくと、スムーズに進みました。

ママの伝えたいことを絵本や表情などでわかりやすく説明すると、子どもも素直に納得しやすいかもしれませんね。

頭ごなしに叱らず、子どもの気持ちをわかってあげることが、わがままを和らげる近道かもしれません。

1歳のわがままをあたたかく見守ろう

笑顔の赤ちゃん
iStock.com/karinsasaki

今回は、体験談をまじえながら、1歳のワガママが起きていた場面や、ママたちの対処法についてご紹介しました。

子どもがわがまますぎるときや、癇癪を起こして泣くときは、なるべくパパと協力したり、子どもが自分でできるような環境を作ったり、工夫して対応するとよいでしょう。

わがままはいつまで続くのかや、どこまでしつけたらよいのか不安になる場合もあるかもしれませんが、子どもが成長した証と捉え、あたたかく見守っていけるとよいですね。

2019.09.26

家族カテゴリの記事

ショート動画

教育を親の自己満足にしてはいけない。教育虐待になりうるハイパーペアレンティングの恐ろしさとは

教育熱心はどこまで?

この連載を見る

不安定な社会情勢やSNSなどを通じて得る過剰な教育情報によって、子どもの教育に奔走し、過干渉な子育てをする親が増加しています。行き過ぎた「教育熱心」が及ぼす危険性とは?そして子どもを疲弊させないために、親がどうあるべきか、各専門家に取材しました。
夫婦2人で全部は無理?「子育て・家事・仕事」現代子育てに素敵な選択肢を

共働き家庭が増加している昨今、夫婦ともに実家が遠いと、どうしてもシッターが必要になることもあるのではないでしょうか。今回の記事では、共働き家庭のママが有資格者のみが登録できるKIDSNAシッターのサービスをはじめて利用した様子をレポートします。