共働きで夫が単身赴任をしている間の生活費や子育てを考えよう

仕事が忙しいときの家事や育児の工夫

共働きで夫が単身赴任をしている間の生活費や子育てを考えよう

共働き世帯で夫が単身赴任をしている家庭では、生活費などをどのようにしているのか気になるママもいるかもしれません。今回の記事では、共働き世帯の単身赴任中の生活費のやりくりや、子どもとのコミュニケーションのとり方などの子育ての工夫、家事や育児をこなすコツについて、ママたちの体験談を交えてご紹介します。

単身赴任をしている共働き夫婦の悩み

夫が単身赴任をしている共働き夫婦はどのようなことが気になっているのでしょう。ママやパパに悩みを聞いてみました。

30代ママ
30代ママ

夫が単身赴任中は2世帯分の生活費がかかるので、やりくりの仕方が気になっています。夫婦2人の収入をいっしょにしてやりくりするとよいのか、それぞれにする方がよいのか悩みます。

30代パパ
30代パパ

単身赴任中は家事や育児と仕事との両立で妻に負担が偏ってしまうことが悩みです。また、なかなか子どもに会えないので子育てに参加できないことも気になっています。

単身赴任をしている共働き世帯のママやパパは、生活費や子育てなどで悩むことがあるようです。単身赴任をしているパパの家賃や光熱費など生活に欠かせない費用もあるので、夫婦で生活費についてしっかり相談したというママの声もありました。

実際、共働きの家庭では単身赴任中の生活費をどのように考えてやりくりしているのでしょう。

共働き家庭の単身赴任中の生活費のやりくり

単身赴任をしている共働き家庭のママやパパに、生活費のやりくりの仕方について聞いてみました。


収入を合算して考える

お金と通帳
iStock.com/takasuu
40代パパ
40代パパ

妻と私の収入を合計した金額をもとに生活費を話しあって決めています。私の住居の家賃や2軒の光熱費などを差し引いて、残りの金額で食費や交際費などをいくら使えるかを考えています。

夫婦の収入を合算した金額から単身赴任中の生活費を考えることもあるようです。毎月の支出がほぼ決まっている家賃や光熱費、通信費、保育料などを除いてから、食費や子どもの衣類などに使う分を考えれば、生活費のやりくりがしやすいかもしれません。


それぞれの収入で生活する

30代ママ
30代ママ

夫の単身赴任中は、それぞれの収入で生活費をやりくりするようにしています。子育ての費用については、保育料は夫の収入から、その他は私の収入から支出するなど、おおまかに割り振って生活しています。

単身赴任中はそれぞれの収入を使って生活をしているというママがいました。共働きで夫婦2人の収入が同じくらいの場合は、生活費のどの部分をどちらから支出すると決めておくことでスムーズにやりくりすることもできそうです。


貯蓄を優先して生活費を決める

40代ママ
40代ママ

私たちは子どもの将来のことも考えて貯蓄をしっかりしたいと考えています。夫が単身赴任中も計画的に貯蓄できるように2人の収入から貯蓄分を差し引き、残った金額を生活費として食費や光熱費などの計画を立てるようにしています。

貯蓄を考えて生活費を決めているママやパパもいるようです。1カ月生活して残った分を貯金するということもできそうですが、あらかじめ貯蓄する分を確保しておいて生活費を割り振ることで計画的に貯金することができるかもしれません。

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単身赴任をしている間の子育ての工夫

パパが単身赴任をしている間、ママはどのように子育てをしているのでしょう。共働きのママに工夫していることを聞いてみました。


テレビ電話でコミュニケーションを図る

30代ママ
30代ママ

夫が単身赴任をしている間は子どもが寂しいと感じているかもしれないと思い、毎日テレビ電話で話す時間をつくっています。朝の忙しい時間も短時間パパの顔を見て話すことで、子どもも元気に一日を始めることができるようです。

子どもとパパのコミュニケーションツールとしてテレビ電話を使っているママがいました。毎日時間を決めて親子で話をすることができれば、寂しさも減るかもしれません。他には、夜寝る前にテレビ電話でパパに読み聞かせをしてもらっているという声もありました。


都合をつけて定期的に行き来する

マンション
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30代ママ
30代ママ

夫が仕事の都合で帰省できないときには、私と子どもが単身赴任先に出かけて行くようにしています。共働きをしているとどちらかが忙しい時期もあるので、時間にゆとりのある側が都合をつけて定期的に行き来できるように工夫をしています。

単身赴任をしているパパが帰省できない場合は、ママと子どもがパパに会いに出かけるとよいかもしれません。普段一人で生活しているパパも定期的に子どもと会うことで疲れがとれると言っているというママの声もありました。


休日の子育てをパパに任せる

40代ママ
40代ママ

単身赴任中は主に私が子育てをしているので、帰省したときには夫が積極的に育児をしてくれています。共働きをしているために忙しくて普段できない家事などを、夫が子どもと遊んでいる間にまとめてできてありがたいと感じています。

休日に帰省したパパに子どものお世話をお願いすることで、普段子育てと仕事で忙しくしているママもほっとできるかもしれません。子どもといっしょにすごす時間は、なかなか育児に参加できないパパにとっても癒される時間になりそうです。

共働きのママが家事や育児をこなすポイント

パパが単身赴任をしている共働きのママは、どのように家事や育児をこなしているのでしょう。ママたちにポイントを聞いてみました。


便利な家電やサービスを利用する

40代ママ
40代ママ

夫が単身赴任でいない間は私一人で家事と育児をこなすのは大変なので、自動掃除機や自動調理機などの便利な家電を利用しています。仕事が忙しいときには、子どもとすごす時間をつくるために家事の代行サービスを利用することもあります。

共働きをしているママは、パパが単身赴任しているときに便利な家電を使って家事をこなすこともあるようです。ママのなかには、仕事と家事や育児を1人でこなすのは大変だろうとパパが心配して掃除のサービスを頼んでくれたという声もありました。


自分の時間をもつ

30代ママ
30代ママ

仕事と家事、育児で疲れが溜まることのないように自分の時間をもつように心がけています。夫が帰省しない休日には子どもの世話を短時間両親にお願いして、美容院やショッピングに出かけリフレッシュするようにしています。

パパが単身赴任で休日に帰って来ることができない場合は、ママがリフレッシュする時間をもつとよいかもしれません。ときにはベビーシッターを利用するなどの工夫をしてもよさそうです。

共働き世帯の単身赴任中の生活を工夫しよう

夫婦と笑顔の赤ちゃん
iStock.com/Yagi-Studio

共働き世帯でパパが単身赴任をしている家庭では、生活費のやりくりや子育ての工夫をしているようです。仕事と家事や育児をこなすために、便利な家電やサービスを利用しているママがいました。

単身赴任をしている間は子どもとのコミュニケーションのとり方なども考えて、家族がなかよく生活できるとよいですね。

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