七夕には子どもといっしょに短冊に願い事を書こう

七夕の由来や短冊に書く言葉

七夕には子どもといっしょに短冊に願い事を書こう

七夕には子どもといっしょに短冊に願い事を書こうと考えているママやパパもいるかもしれません。今回の記事では、なぜ笹を使うのかなどの七夕の由来や五色の短冊などの準備の仕方、短冊に書く言葉の例や家族で七夕を楽しむポイントについて、ママたちの体験談を交えてご紹介します。

七夕の由来

七夕は日本古来の年中行事で、桃の節句や端午の節句と並ぶ五節句の1つとされているようです。七夕には笹を使って七夕飾りを作ることがあるようですが、なぜ笹を使うのでしょう。また、七夕にはどのような由来があるのでしょう。

七夕は奈良時代に中国から伝えられた行事が由来という説があるようです。日本では「しちせき」という名前で宮中に広がり、後に「たなばた」と呼ばれるようになって一般にも広まったとされているそうです。現代の七夕は織姫と彦星の伝説が七夕の由来として知られているようですが、豊作を祈る祭りやお盆の行事が由来となってもいるそうです。

なぜ笹を使うのかについては、お盆の暑い時期にお供え物が傷まないように笹に乗せたという説や、七夕は神事の1つなので神聖な木とされる笹を使うという説などがあるようです。

七夕の笹に飾る短冊の準備の仕方

七夕には短冊に願い事を書いて笹に飾るという風習があるようです。どのような短冊を用意して、どのように願い事を書いているのかを、ママたちに聞いてみました。


五色の短冊を用意する

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「七夕には五色の短冊を使うと聞いたので、文具店で七夕用の短冊を購入しました。金箔が散りばめられた赤、青、黄、白、紫色の五色セットの短冊を見つけ、子どもと『織姫様が喜んでくれそうだね』と言って選びました」(5歳児のママ)

七夕の短冊の五色には、父母や祖先への感謝、友人を大切にする、学業の向上などそれぞれの色に意味があるようです。近頃では五色の他にかわいいイラストのついた短冊やおしゃれなデザインの短冊などもあるようなので、子どもといっしょに選ぶのも楽しそうですね。


短冊に書く願い事を考える

「短冊の用意ができたところで、短冊に書く願い事を子どもといっしょに考えました。『どんなことを書けばいいの?』と聞かれたので、大きくなってなりたいものやお願いしたいことを子どもに聞きながら、書く言葉を決めました」(4歳児のママ)

短冊に書く願い事を子どもと相談して決めたママがいました。七夕の短冊には子どもの願い事を書くために、将来どんな人になりたいと考えているのかや今どんな希望をもっているのかなどを聞く、コミュニケーションのチャンスかもしれません。


文字や絵を使ってていねいに書く

「七夕の短冊には願い事をていねいに書くことが大切だと思い、子どもにも一文字ずつゆっくり書くように話しました。子どもも『織姫様に読んでもらえるようにきれいに書く』と言いながら、心をこめて書いていました」(6歳児のママ)

もともと、短冊には機織りが得意だった織姫にあやかって裁縫の上達を願う言葉を書いたことから、織姫様に向けて願い事を書くようになったという説もあるようです。短冊に書く言葉は、織姫様に願い事が届くようにていねいに書くことも大切かもしれませんね。子どもがまだ文字が書けないので願い事を絵に描いたというママの声もありました。

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短冊に書く願い事の例

七夕の短冊にはどのような願い事を書いているのでしょう。実際に書いた願い事の例を、ママたちに聞いてみました。


大人になったらなりたい職業

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「うちの子は『大きくなったら消防士になりたいです。消防車に乗って火事を消しに行きたいです』と短冊に書いていました。絵本で見て消防士に興味をもったようです」(5歳児のママ)

「娘は私といっしょにケーキを作ることが好きなので『私はケーキ屋さんになりたいです。おいしいケーキを作ってみんなに食べてもらいたいです』と書いていました」(6歳児のママ)

大人になってなりたい職業を書いた例を挙げてくれたママがいました。七夕には子どもが興味をもっている仕事を短冊に書くこともあるようです。


上手になりたいこと

「息子は自転車の練習を始めたところなので『自転車に上手に乗れるようになりたいです。織姫様お願いします』という願い事をいっしょに書きました。私も精一杯応援したいと思いました」(5歳児のママ)

今取り組んでいることやがんばりたいことを短冊に書く例もあるようです。他には、習い始めたピアノが上手になりたいと書いたという声もありました。


家族のこと

「娘はパパが大好きなので『パパと結婚できますように』と短冊に書きました。疲れていても毎晩娘に読み聞かせをしている夫が、とても嬉しそうに笑っていました」(4歳児のママ)

家族についての願い事を短冊に書く例を挙げたママがいました。子どもがママやパパのことを織姫様にお願いしてくれると嬉しくなるかもしれませんね。「かわいい妹がほしいです」と短冊に書いてあったというママの声もありました。

家族で七夕を楽しむポイント

七夕を家族で楽しむためには、短冊に書く以外にどのようなことをするとよいのでしょう。ママたちにポイントを聞いてみました。


七夕飾りをいっしょに作る

「我が家では家族みんなで笹の木に飾る七夕飾りを作っています。折り紙を使って網飾りや星、吹き流しなどを作り、笹の木全体に飾りつけて楽しんでいます」(3歳児のママ)

折り紙などを使って七夕飾りを子どもといっしょに作るのも楽しそうです。カラフルな紙テープはそのまま吹き流しとして使えるので、小さな子どもも飾りつけに参加することができるかもしれません。


七夕の食事を楽しむ

「七夕にはそうめんと星型にカットした食材を使って天の川に見立てた献立を作り、家族で織姫と彦星の話などをしながら食事を楽しんでいます。子どもも『今日は晴れているから織姫様と彦星様が会えるね』と嬉しそうにそうめんを食べていました」(4歳児のママ)

七夕にちなんだ献立を作り家族で食事を楽しんでいるママがいました。七夕は織姫と彦星の伝説もある行事なので、物語を献立に取り入れるなどの工夫をすると、子どもも喜んで食べてくれそうです。

七夕の短冊に願い事を書いて飾ろう

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七夕の短冊に書く願い事を子どもといっしょに考えているママがいました。五色の紙やおしゃれなデザインの紙などを短冊用に用意し、使う言葉の例などを参考にしながらていねいに書くとよさそうです。

由来やなぜ笹などの木を使うのかなどを子どもと話しながら、七夕を楽しめるとよいですね。

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2019.04.08

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