お彼岸のお供え物やのしについて。のし紙やのし袋などの選び方書き方

ママたちが選んだお供え物を紹介

お彼岸のお供え物やのしについて。のし紙やのし袋などの選び方書き方

お彼岸のお供え物や掛け紙を用意しようと考えたとき、どのようなのし紙を選べばよいのかやのし袋の書き方を知りたいママもいるのではないでしょうか。今回は、ママたちがお彼岸に用意したお供え物やのしの種類や選び方、表書きや名前の書き方などについて、体験談を交えてお伝えします。

お彼岸にお供え物を用意しよう

お彼岸にお墓参りや仏壇へのお参りをするとき、ご先祖様や故人にお供え物を用意したいと考えるママもいるのではないでしょうか。また、お供え物にかけるのし紙はどのようなものを選べばよいかや、表書きや名前の書き方が気になることもあるかもしれません。

そこで今回は、お彼岸に用意したお供え物やのし紙などの用意の仕方について、ママたちに聞いてみました。

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お彼岸に用意したお供え物

お彼岸に、どのようなお供え物を用意したらよいのか悩むママもいるかもしれません。実際に、ママたちはどのような品物をお供え物に選んでいるのでしょう。


お菓子

「お彼岸の期間は7日間あるので、お供えしている間に痛んでしまわないよう、日持ちのする焼き菓子を用意しました。お店の人に『お彼岸のお供え物にしたい』と伝えて、箱の上からのし紙をかけてもらいました」(30代ママ)

お彼岸のお供え物として、お菓子を用意したママがいるようです。ママのなかには、実家がある地域にはお彼岸団子をお供えする風習があったので、子どもといっしょに作って持って行ったという声も聞かれました。


果物

お供えの果物
© sakura - Fotolia

「主人の祖母が生前好きだった果物をお供えしたいと思い、メロンを中心にキウイやみかんなど籠盛りの果物を選びました。持ち運びしやすいよう持ち手つきの籠に入れてもらい、透明のセロファンとリボンで包装した上にのし紙をつけてもらいました」(20代ママ)

果物など、故人が生前好きだったものをお供え物に選んだママもいるようです。ママのなかには、お彼岸に都合がつかず先方へ行けなかったため、のし紙がついた籠盛りの果物をインターネット通販で注文して送ったという声もありました。


お金

「家族の都合がつかずお葬式に出席できなかったので、お彼岸のお参りに行ったときに叔父への感謝の気持ちを込めお金をのし袋に入れて用意しました。生前好きだったお花もいっしょにお供えしました」(20代ママ)

お彼岸のお供え物として、品物ではなくお金を用意したママもいるようです。訪問先が一人暮らしの場合、お供え物を食品にすると食べきれないかもしれないと考えて、お金を包んだというママの声もありました。

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お彼岸のお供えものにかける水引の選び方

お彼岸のお供え物にかけるのし紙やお金を入れるのし袋は、どのようなものを用意すればよいのでしょう。実際に、どのように選んだのかをママたちに聞いてみました。


水引の型

「お彼岸のお供え物には、かけるのし紙の選び方がわからなかったので、お供え物を買ったお店の方に確認しました。すると『お彼岸のお供えには結び切りの水引です』お店の人から教えてもらいました」(20代ママ)

お彼岸のお供え物には、結び切りの水引が施されたのし紙をかけたというママの声がありました。結び切りには、簡単にほどけない結び方であることから「悲しみを繰り返さない」という意味が込められ、お彼岸やお盆などのお供え物に使う水引となるようです。


水引の色

のし袋
© tamayura39 - Fotolia

「主人の実家のある地域は、水引の色が黄と白ののし紙をかける習わしがあるようでした。主人の母にも確認して、黄白の水引がついたのしをかけてもらいました」(30代ママ)

「地域によってのし紙に使う水引の色に違いがあると聞いたので、事前に私の祖母に確認しました。地域の習わしでは、四十九日を過ぎると双銀の水引を使うとのことだったので、それにあわせた水引ののし袋を用意しました」(20代ママ)

のし紙にかける水引の色は、黒白や双銀、黄白のものなど地域によって違う種類のものを使うことがあるようです。先方の住まいのある地域が何色の水引がついたのしがよいのか気になる場合、事前に親戚や知人に確認しておくと安心かもしれません。


水引の本数

「いくら位のお供え物がよいか迷ったので、夫の兄に相談して金額の相場をあわせてお供え物を用意しました。のし紙の水引はお供え物の金額にあわせた本数になるよう意識しました」(20代ママ)

お彼岸のお供えにかけるのし紙を選ぶとき、用意したお供え物の金額にあう水引の本数になるよう意識して選んでいるママもいるようです。他にも、お彼岸を始めとする弔事では水引の本数が2本、4本、6本などの偶数になっているのしを選んだというママの声もありました。

お彼岸に使うのし紙やのし袋の書き方

お供え物にかけるのし紙や、お金を包む際に使うのし袋の表書きや名前の書き方を知りたいママもいるかもしれません。ママたちに、のし紙やのし袋の書き方について聞いてみました。


表書きの書き方

「のし袋を用意して、水引の上部分の真ん中に『御供』と書きました。普段使わない筆ペンでも失敗せずにきれいな字を書けるよう、のし袋に書く前にノートに書いて練習してから書きました」(30代ママ)

表書きとは、水引の上側に記入する品物の用途を表すとされ、お彼岸のお供えの場合は「御供」とするとよいようです。「御供」の他にも、お彼岸に使うのし紙の表書きに「御仏前」と書いたというママの声も聞かれました。


名前の書き方

「初彼岸のときは親戚が多く集まることから、名字だけでなく夫の名前をフルネームを書きました。フルネームが記載されていることで、誰からのお供えなのか先方にもわかりやすかったようです」(20代ママ)

お彼岸に使うのし紙やのし袋に名前を書くとき、名字だけでなくフルネームで書いているママがいるようです。ママのなかには、一家を代表したパパのフルネームのスタンプを作っておくと、さまざまな場面で使えるだけでなく名前の書き損じも防げるため便利という声も聞かれました。

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水引
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ママたちがお彼岸に用意したお供え物は、お菓子や果物などさまざまです。のし紙やのし袋は結び切りのタイプのものや、地域の習わしにあった種類のものを選ぶとよいでしょう。

お彼岸の行事がより有意義なものになるといいですね。

2019.03.22

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