哺乳瓶の選び方について。サイズやちくびを選ぶポイントとは

ちくびをサイズアップするときの目安など

哺乳瓶の選び方について。サイズやちくびを選ぶポイントとは

哺乳瓶を用意するときに、どのようにサイズを考えたらよいかや、母乳とミルクの混合育児の場合にちくびの選び方に違いがあるかが知りたいママもいるのではないでしょうか。今回は、哺乳瓶の種類と、高さや用途などサイズ選びのポイント、ちくびをサイズアップする目安についてママたちの体験談を交えてご紹介します。

哺乳瓶のサイズの種類

赤ちゃんがミルクを飲むための哺乳瓶にはさまざまな種類があり、どのように選べばよいか悩むママもいるのではないでしょうか。哺乳瓶にはどのような種類があるのかが気になる場合もあるかもしれません。そこで、ママたちの声をもとに哺乳瓶の素材やサイズなどの種類についてご紹介します。


素材

哺乳瓶の素材には、ガラス製やプラスチック製、シリコン製などがあるようです。ガラス製は熱や消毒に強く、ミルクを冷水で冷ましたり搾乳した母乳を温めたりするときに便利だったというママの声もありました。

一方で、プラスチックやシリコン製の哺乳瓶は、軽くて割れにくいという特徴があるようです。素材によって耐熱温度にも違いがあるようなので、煮沸や電子レンジでの消毒もできるか確認しておくと安心かもしれません。

素材毎の特徴を知り、家では熱伝導のよいガラス製、外出するときは軽く持ち運びがしやすいプラスチック製と、シーンにあわせて使いわけてもよさそうですね。


サイズ

哺乳瓶
iStock.com/imagestock

哺乳瓶のサイズは80mlから240mくらいのものを使っていたというママの声もありましたが、サイズのわけ方はメーカーによって違いがあるようです。哺乳瓶を使い始めるときに、120mlと200ml、240mの3種類のサイズがセットになったものを用意したというママの声もありました。

哺乳瓶のサイズ選びのポイント

ママたちに哺乳瓶のサイズを選ぶときのポイントについて聞いてみました。


月齢

「生後2カ月頃まで、1回に110mlから150mlほどのミルクを飲んでいました。160mlまで測れる哺乳瓶は、その頃に活躍しました」(20代ママ)

「生後5カ月のときは、1回につき170mlから200mlのミルクを飲んでおり、240mlのサイズの哺乳瓶を使っていました。その後離乳食も始まったので、卒乳するまで長く使えました」(20代ママ)

月齢や飲めるようになった量にあわせて哺乳瓶のサイズを選んでいるママがいるようです。80mlや120mlなど小さめサイズの哺乳瓶は、お茶や薬などを飲むときにも便利だったので、マグを使うようになるまで重宝したというママの声も聞かれました。


高さ

「哺乳瓶のサイズに対し授乳する量が少ないと、飲むときに空気が入りやすいと思ったので、娘の飲む量にあった高さを選びました」(30代ママ)

「パパに授乳してもらう機会が増えたとき、高さのある哺乳瓶だとパパの大きな手にもフィットして持ちやすそうでした」(20代ママ)

哺乳瓶のサイズを選ぶときのポイントとして、高さを意識しているというママがいるようです。同じ容量の哺乳瓶でも、メーカーによって高さや幅が違う場合もあるようなので、授乳のしやすさを意識して選ぶとよいかもしれません。


用途

「母乳と混合なのですが、200mlの哺乳瓶はフォローアップミルクを作るときによく使っていました。哺乳瓶の中でミルクやお湯を混ぜるとき、中身がこぼれることもなくちょうどよいサイズで便利でした」(30代ママ) 

水分補給をするときやフォローアップミルクを作るときなど、用途にあわせて哺乳瓶のサイズを選んでいるママもいるようです。母乳とミルクの混合育児をしているママからは、哺乳瓶のちくびの形にも注目して選んだという声も聞かれました。

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哺乳瓶のちくびの選び方

ミルク
iStock.com/Floortje

哺乳瓶のちくびはどのように選べばよいのでしょうか。ママたちの声をもとにポイントをまとめてみました。


穴の形

ちくびの形には丸穴、スリーカット、クロスカットの3種類があるようです。丸穴タイプは哺乳瓶を傾けるだけでミルクが出るので、まだ上手にちくびを吸えない新生児の赤ちゃんでも比較的飲みやすそうだったというママの声もありました。

飲み口がスリーカットやクロスカットになっているちくびは、吸う力によってミルクの出る量が変わることが特徴のようです。ミルクを飲むスピードが早い赤ちゃんや、繊維質のある果汁を飲むときに使っていたというママの声もありました。

他にも、ミルクと混合の混合育児の場合、穴の形が母乳が出るときに近いと考え3つ穴があいたタイプを選んだママもいるようです。


素材

ちくびの素材には、天然ゴムとイソプレンゴムとシリコンゴムなどの種類があるようです。ゴムの素材を選ぶときには、天然ゴムは熱湯消毒でなく、つけ置きで消毒を行っていたというママの声もありました。

イソプレンゴムやシリコンゴムなど、素材によって弾力やお手入れ方法にも違いがあるようなので、好みにあわせて選ぶとよいかもしれません。赤ちゃんが匂いや素材の違いに戸惑うことがないよう、新生児から卒乳まで同じ素材のちくびを使っていたというママの声もありました。

哺乳瓶のちくびをサイズアップする目安

哺乳瓶のちくびのサイズアップは、どのような事を目安に行えばよいのでしょうか。


授乳に時間がかかるとき

「丸穴が小さかったのか息子の吸う力が強くなり、ちくびの先が潰れてミルクが出にくくなることがありました。息子のペースで飲みたい量を飲めるよう、ちくびの穴がより大きいスリーカットのちくびにサイズアップしました」(30代ママ)

飲む量が増えたときなど、飲むのに時間がかかるようになったときにちくびにサイズアップしたママがいるようです。他にも、飲むときの時間が経ってもミルクの量が減らなかったので、ちくびが赤ちゃんにあっていないと考えてサイズアップしたというママの声も聞かれました。


赤ちゃんが嫌がるとき

「哺乳瓶でミルクをあげようとしたとき、娘が泣いて嫌がったときがありました。よく見るとちくびの先が裂けて劣化していたので、すぐに新しいちくびに買い替えてサイズアップしました」(20代ママ)

赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がったときに、サイズアップを考えたママもいるようです。ちくびを使い始めてから時間が経っていなくても、劣化していないかどうかを確認するとよいかもしれません。

哺乳瓶のサイズは赤ちゃんにあわせて

授乳するママ
iStock.com/monzenmachi

哺乳瓶のサイズは、80mlから高さのある240mlくらいまで、さまざまな種類にわかれているようです。家ではガラス製、外出時にはシリコン製と素材による違いを意識して哺乳瓶を使いわけているというママの声もありました。

混合育児の場合は、母乳が出るときに近い形に作られているものや、柔らかく弾力がある天然ゴムなどのちくびを選んでもよいかもしれません。飲むのに時間がかかったときなど、ちくびをサイズアップするときの目安も参考にしながら、赤ちゃんにあった哺乳瓶を選べるとよいですね。

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2019.02.04

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