離乳食のポトフはいつから?ポトフの作り方やポイント

離乳食の時期にあわせたポトフを作ろう

離乳食のポトフはいつから?ポトフの作り方やポイント

離乳食期の赤ちゃんに、ポトフを作りたいと考えるママもいるのではないでしょうか。今回は、離乳食にポトフはいつから食べられるのかや離乳食期のポトフの作り方、離乳食にポトフを作るときのポイントを厚生労働省の資料を参考にしながら、ママたちの体験談を交えてご紹介します。

離乳食にポトフを作りたいとき

離乳食の時期が進むと、さまざまな離乳食メニューを作り慣れたママもいるのではないでしょうか。これまで大人用のメニューとして作っていたポトフを、離乳食に取り入れたいと考えるママもいるかもしれません。どのようなときに、ポトフを離乳食に取り入れたいと思ったのかをママたちに聞いてみました。


野菜をたくさん食べてほしいとき

「普段よく作っている離乳食メニューは、野菜が少ないかもしれないと感じていました。ポトフはいろいろな種類の野菜を使って作れるので、子どもにもたくさんの野菜が食べやすいかなと思いました」(30代ママ)

野菜をたくさん食べてほしいとき、さまざまな種類の野菜を煮込んだポトフを離乳食に取り入れたいと考えたママもいるようです。1品でたくさんの種類の野菜を食べられるやさしい味つけのポトフは、赤ちゃんも食べやすいかもしれませんね。


取り分け食を作りたいとき

「離乳食の時期が進むと、子ども用と大人用の食事を途中まで同じお鍋やフライパンで作れるようになってきました。お鍋1つで調理できるポトフは、取り分け食を作りやすいと思いました」(20代ママ)

離乳食の時期が進むと、取り分け食を作りやすくなると感じるママもいるようです。煮込んだ材料を取り分けて別々に味つけをする取分け食は、家事や育児で忙しいときにも短時間で離乳食と大人用のメニューを作りやすいかもしれませんね。

離乳食のポトフはいつから?

食事を待つ赤ちゃん
iStock.com/kool99

離乳食のポトフはいつから食べることができるのでしょうか。厚生労働省の資料も参考にしながら、いつから食べるようになったのかをママたちに聞いてみました。


時期の目安

「初めて離乳食用にポトフを作ったのは、10カ月の頃でした。キャベツは繊維が噛み切りにくいかもしれないと思ったので、じゃがいもとにんじん、鶏肉とたまねぎを離乳食用に取りわけていました」(20代ママ)

「1歳2カ月の頃に、初めて子どもにポトフを作りました。いろいろな食材を噛んで食べられるようになってきたので、食べ慣れた食材を使って作りました」(30代ママ)

離乳食後期や完了期に初めてポトフを作ったママもいるようです。厚生労働省の資料によると、じゃがいもやにんじん、キャベツやたまねぎは離乳食初期から、鶏肉は離乳食中期から食べられるようです。ポトフを作るときは、食べ慣れた食材を使って作ると、赤ちゃんも食べやすいかもしれませんね。


進み方の目安

「11カ月の頃、歯ぐきでつぶせる硬さを目安に離乳食を作っていました。初めてポトフを作ったときは、ポトフの具材のなかからやわらかく煮たじゃがいもとにんじん、たまねぎを盛りつけました」(20代ママ)

「うちの子は1歳5カ月のときに初めてポトフを食べました。硬さのある離乳食が苦手な子だったので、鶏肉やキャベツなどポトフの具材が無理なく食べられるようになってから作りました」(40代ママ)

離乳食の進み方によっても、離乳食後期や完了期などポトフを初めて食べる時期はさまざまなようです。ポトフはいつから食べられるという時期は決まっていないようなので、赤ちゃんの様子にあわせて初めて作る時期を決めたというママの声もありました。

出典:「Ⅱ離乳編」/厚生労働省

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離乳食期のポトフの作り方

どのような作り方をすると、離乳食期の赤ちゃんが食べやすいポトフが作れるのか気になるママもいるかもしれません。ママたちに聞いた、離乳食期のポトフの作り方をご紹介します。


材料

野菜
iStock.com/philipimage

・鶏もも肉
・じゃがいも
・にんじん
・たまねぎ
・ベビー用コンソメ
・塩

ポトフに入れる野菜は他に、キャベツやかぶなど季節の食材を取り入れたママもいるようです。キャベツを使うときは、内側の柔らかい葉の部分を使うと、離乳食期の赤ちゃんも食べやすいかもしれませんね。


作り方

1.鍋にお湯を沸かします。

2.一口大に切った鶏もも肉と、7mm角に切ったにんじんを鍋に入れて煮ます。

3.7mm角に切ったじゃがいもとたまねぎ、ベビー用コンソメを入れて煮ます。

4.具材に火が通ったら、塩で味を整えて完成です。

離乳食の時期や進み方にあわせて、鶏もも肉を皮なしタイプのウインナーに置きかえるアレンジをしたママもいるようです。大人用といっしょに調理し、途中で取りわけるときは、取りわけるタイミングで具材を小さく切ったというママの声もありました。

離乳食にポトフを作るときのポイント

離乳食にポトフを作るとき、どのようなポイントがあるのでしょうか。ママたちに、離乳食にポトフを作るときのポイントを聞いてみました。


時期にあわせた形状にする

「離乳食後期の頃にポトフを作るとき、豆腐くらいの硬さを目安にしていました。子どもの食器に盛りつける前に、必ず全部の食材がやわらかくなっているか確認するように意識していました」(20代ママ)

「離乳食完了期の頃は、歯茎で噛める硬さを意識してポトフを作りました。完了期の時期のなかでも1歳0カ月頃はやわらかめの肉団子の硬さを目安にし、月齢を重ねる毎に少しずつ硬めにして変化をつけました」(40代ママ)

時期にあわせた形状や硬さを意識してポトフを作ると、離乳食期の赤ちゃんが食べやすくなりそうですね。

赤ちゃんがポトフを食べないと感じるとき、形状が赤ちゃんにあっていないかもしれないと考え、煮込む時間を変えて硬めにしたりやわらかめにしたりと調整すると食べてくれるようになったというママの声もありました。


薄味を心がける

「離乳食にポトフを作るときは、ベビー用のコンソメを使って薄味になるよう心がけました。弱火でじっくり煮込み、鶏肉や野菜など食材の味を活かして作ると、子どももおいしそうに食べてくれました」(20代ママ)

離乳食期に作るポトフの味つけは、薄味になるよう心がけたママもいるようです。他にも、昆布やかつおぶしでだしをとり、和風味のポトフにアレンジすると、薄味でもしっかりとした味つけに感じられるかもしれませんね。

離乳食の時期にあわせたポトフを作ろう

ポトフ
© Tomatoya - Fotolia

ママたちが離乳食にポトフを作った時期は、後期や完了期などさまざまなようです。鶏肉やいろいろな種類の野菜を使ったポトフは、大人用から取りわけて調理しやすいメニューかもしれません。時期にあわせた形状や薄味を意識しながら、離乳食メニューのひとつとして赤ちゃんのためのポトフを作れるとよいですね。

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