子ども用おまるの使い方や補助便座との違い。トイトレの手順や嫌がるときのコツ

子ども用おまるの使い方や補助便座との違い。トイトレの手順や嫌がるときのコツ

子どものトイトレを始めようと考えたとき、おまると補助便座の違いが気になるママもいるのではないでしょうか。今回の記事では、おまるの使い方やトイトレの手順、男の子や女の子で気をつけること、おまるを嫌がったときのコツなどママたちの体験談を交えてご紹介します。

おまるの特徴や補助便座との違いとは

子どものおしっこの間隔が延びたときや、おしっこの出るタイミングがわかり始めると、トイトレを考えるママもいるのではないでしょうか。しかしトイトレの準備をするにあたり、おまるの種類や特徴、補助便座との違いなどがわからないとどのように選んだらよいか困ってしまうこともあるかもしれません。

実際に、おまるや補助便座を使っていたママたちに種類や特徴などを聞いてみました。


おまるの種類や特徴

「ハンドルつきで和式タイプのまたいで座るおまるを使っていました。おまるは持ち運びもしやすく、子どもの足が床につくので安定した体勢でおしっこやうんちができることがメリットだと感じました。我が家のおまるの便座部分を取り外せ、補助便座のなるタイプだったので段階に応じた使い方もできました」(30代ママ)

「洋式タイプの座るおまるを使っていました。使い方もズボンとパンツを下ろして座るだけなので、子どもも椅子の延長と考えたのか馴染みやすいようでした。また、洋式タイプは、大人用のトイレに移行するときにも子どもの抵抗も少なくトイレに行けたと感じました」(30代ママ)

おまるには和式タイプや洋式タイプなどの種類があり、特徴としては床に置くことで子どもの足元が安定しやすいといった点のようです。他には、ティーカップやバケツに似た形状をしているホーロー製のおまるや、男の子用の立っておしっこができるタイプのおまるを使っていたというママの声もありました。


補助便座との違い

「おまるは排泄物の処理に手間がかかりそうだと思ったので、ステップつきの補助便座を使っていました」(30代ママ)

「おまるは子どもが自分で出してできるようですが、補助便座は大人が毎回セットする必要があると感じました」(40代ママ)

おまると補助便座の違いとしては、排泄物の処理や毎回セットの必要があるなど手間がかかるといったことがあるようです。他には、補助便座はトイレのなかに置いておいても邪魔になりにくい反面、おまるを収納するスペースの確保の必要があるといったママの声もありました。

おまるを使ったトイトレの手順 

おまるに座る女の子
iStock.com/Saklakova

おまるを使ってトイトレをしようと考えるママたちは、どのような手順でおまるを使えばよいのかわからないかもしれません。おまるの使い方やトイトレの手順についてまとめてみました。


トイレを促す声をかける

トイトレを始めたばかりの頃は、起床やお昼寝前後、就寝前など生活リズムにあわせたタイミングでトイレを促す声かけをするとスムーズにトイレに誘導できるかもしれません。前回のおしっこの時間から計算してタイミングをはかったり、もじもじしている雰囲気があったら声をかけるようにしてもよさそうです。


おまるに座らせる

おまるに座るとき、前すぎたり後ろすぎたりすると、転んだりすることもあるようなので座る位置にも気をつけるとよさそうです。男の子の場合、おまるに座って尿をすると周りに飛び散ることもあるので、陰部の根元を抑えて下に向けるようにするとおまるの周りを汚すことを抑えられるかもしれません。


おしっこやうんちをふき取る

排泄物が出たあとはトイレットペーパーで陰部をきれいにしましょう。男の子の場合は陰部に残った尿を吸い取り、女の子の場合は前から後ろに向かって拭くとよさそうです。


片づけ

おまるを使い終わったら、すぐに排泄物の処理をして清潔にし、次のトイレで気持ちよく使えるようにお手入れしておくとよいでしょう。

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おまるのお手入れ方法

おまる トイレットペーパー
iStock.com/NataliyaDorokhina

おまるの排泄物をどのように片づけたらよいのか悩むママもいるかもしれません。基本的なおまるのお手入れ方法をご紹介します。

1.おまるの受け皿の排泄物をトイレに流す。

2.トイレットペーパーで受け皿の汚れを拭き取るか、水洗いをして水気を拭き取る。

3.除菌スプレーを吹きかけて乾かす。

おまるでおしっこやうんちをするとき、受け皿だけでなくおまる本体も汚れる場合があるので定期的に掃除をしてきれいに保つことも大切のようです。ママのなかには、おまるの受け皿におまる用シートを敷いて、排泄物を簡単に片づけられるような工夫をいていたという声もありました。

おまるを嫌がるときのコツ

おまるを使ったトイトレをするときに、座ることを嫌がる子どもに困っているママもいるかもしれません。子どもがおまるを嫌がったときどのように工夫していたのかママたちに聞いてみました。


定期的に座らせる

「座り方や使い方がわからず嫌がっているように感じたので、まずは、おまるに慣れてもらおうと考えて定期的におまるに座らせてみました。何度か座っているうちに慣れてきたようで嫌がることが減ったと思います」(30代ママ)

おまるを嫌がる理由に慣れていないことがあると考え、定期的に座らせて徐々におまるに慣れさせていったという工夫をしているママもいるようです。ママのなかには、トイトレの前段階として新品のおまるを子どもが目につくところに置いておき、興味を持った様子が見られたら『こうやって使うんだよ』と声をかけながら座らせたという声もありました。


楽しい雰囲気にする

「おまるに座っても嫌がってすぐに立ってしまうことがあったので、座ることが楽しくるようにと考え、子どもの好きなキャラクターのついたおまるに買い替えました。ボタンがあり音や音楽が鳴ることを楽しいと感じたのか、歌いながらおまるに座ってくれることが多くなりました」(30代ママ)

子どもが興味をもてるようなおまるを使って楽しい雰囲気になるよう工夫していたママもいました。シンプルなオマルを使っているママのなかには、座っていることに慣れさせるためにおもちゃを持たせたり、トイレを楽しいと感じる内容の絵本を読み聞かせたという声もありました。

子どもにあったおまるで楽しくトイトレをしよう

iStock.com/romrodinka


おまるは補助便座と比べて、持ち運びやすかったり、子どもが座ったときに足元が安定しやすいといった特徴の他に、男の子向けタイプもあるようです。おまるの使い方を工夫して楽しくトイトレができるとよいですね。

2018.10.08

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