共働きで食事を作らない日や別々で食べるとき。作り置きや宅配を活用するには

共働きで食事を作らない日や別々で食べるとき。作り置きや宅配を活用するには

共働きで子どもがいるママのなかには、忙しい毎日のなかでの食事の準備や夫婦が別々に食事することに悩むことがあるかもしれません。今回の記事では、共働き家庭の食事の様子と食事を作らない日についての他に、作り置きや宅配サービスの活用についてママたちの声を聞きました。

子どもがいる共働き家庭の食事

共働きで子どもを育てながらの家事の両立は、難しいと感じる場面もあるのではないでしょうか。洗濯や掃除と違って食事をしない日はないため、毎日の食事作りに頭を悩ませるママもいるようです。共働き家庭のママたちに、毎日の食事の様子について聞いてみました。


帰ってからの支度が忙しい

「子どもを保育園にお迎えに行くのが18時30分頃になる日もあり、買い物をしてから料理をしていると食事の時間が遅くなってしまいます。帰ってからも片づけたり、子どもが甘えてきたりすると忙しくてなかなか夕食の支度に手が回りません」(20代ママ)

仕事を終えてから帰宅して食事の支度をするとなると、時間に追われて忙しいと感じる共働きのママもいるようです。他には、夕食を食べてからもお風呂や寝かしつけなどがあることから、1日が終わる頃にはクタクタになってしまうというママの声もありました。


夫婦別々での食事が多い

「共働きをしていますが、夫と私の勤務時間や休日がバラバラの状況です。帰宅する時間によって夫婦は別々の食事になることも多いです」(20代ママ)

共働きをしていると、帰宅時間によっては食事を夫婦別々でとる場合もあるかもしれません。基本的に平日の夕食は夫婦別々になってしまうことを考えて、休日や朝食などで家族で同じ食卓を囲む時間を意識して作っているというママの声もありました。


食事を作らない日もある

キッチンスペース
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「フルタイムで働いて毎日きちんと食事を作ろうとすると、時間的にも体力的にも無理していると感じることがあったので夫に相談しました。夫も『無理せず作らない日を決めてもよいのでは』と提案してくれたので、週2日は自分で食事を作らない日を設けています」(30代ママ)

週に何日かは、食事を作らない日と設けているママもいるようです。週末や夫の休日など、食事を作らない日を決めておくことで 、あらかじめ家事のスケジュールも立てやすくなるかもしれません。

食事を作らないときのすごし方

共働きで忙しいママたちからは、毎日は食事を作らないという声も聞かれました。食事を作らない日は、具体的にどのようにすごしているのでしょうか。


お惣菜を買う

「無添加食材にこだわったお惣菜屋さんが近くにあるので、よくテイクアウトで利用しています。優しい味つけで野菜のおかずのバリエーションも多く、子どもも残さず食べてくれるので助かっています」(30代ママ)

スーパーのお惣菜やテイクアウトできる料理は、買ってからすぐに食べることができるので忙しいときに便利なようです。他にも、忙しくて食事が作れないとなったときのために、レトルトや冷凍食品を買い置きしておくというママの声もありました。


外食する

食堂
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「在宅で仕事をしているのですが、忙しかった日は夫と子どもが帰宅したタイミングで、家の近くにある飲食店へ食べに行きます。仕事を気にしながら食事の支度をするよりも、夫や子どもとの食事を楽しむことでオンとオフの気持ちの切り替えがしやすいと感じます」(30代ママ)

外食することで食事の準備の時間をなくし、夫や子どもとのコミュニケーションの時間にしていることもあるようです。他には、子どもを迎えに行ってから仕事終わりの夫と待ちあわせをして、3人でファミレスで食事する日を定期的に作っているというママの声もありました。


宅配サービスを利用する

「カット済みの野菜や、下味がついたお肉などの食材を宅配してくれるサービスを利用しています。一回分の調味料もついているので、鍋に入れたり焼いたりするだけで手間なく簡単に作れるので助かってます」(20代ママ)

「対象の範囲内にあるレストランの食事を届けてくれる宅配サービスを利用しています。小さな子どもがいると外食するにも移動時間もかかり大変ですが、宅配だと家で自分たちのペースで食べられるので助かります」(30代ママ)

簡単に調理できる食材や、レストランの料理を宅配してくれるサービスもあるようです。便利な宅配サービスは、帰宅が遅く外食先への移動時間も取りにくい場合や、食事の準備にまで手が回らないほど時間に追われる時期などの場合にも頼もしい味方になってくれるかもしれません。

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作り置きを活用する

「メインのおかずはよくお惣菜を利用しますが、汁物のみは冷蔵庫にある野菜を使ったスープをまとめて作り置きしてます。さまざまなアレンジが簡単にでき満足感も感じられます」(40代ママ)

他にも、おかずは多めに作って翌日の分にしたり、ご飯も毎回2日分を炊いておくというママもいるようです。スープや副菜など一品だけでも作り置きがあると、食事を準備するときの気持ちにも少し余裕が生まれるのかもしれませんね。


味つけをシンプルにする

「調理するときは、シンプルな味つけを意識しています。子どもと夫とで味の好みも違うので、たれやケチャップなど自由に足してもらっています。フライパンにソースなどがつかないので、すぐに他の調理をしたいときにも洗う手間が省けます」(20代ママ)

使う調味料が増えると、調理の工程や洗う手間が増えてしまうかもしれません。ママのなかには、後から各自の好みの味つけにしてもらえばよいと考えると気分が楽になり、食事作りのハードルがぐっと下がったと感じたという声もありました。


ワンプレートで盛りつける

「ワンプレートに盛りつけるようにしてから、洗い物が少なくなっただけでなく彩りを見て使う食材も考えるようになりました。ひと皿で食事のバランスが判断できるのもよいと思います」(30代ママ)

ワンプレート料理や丼ものなど、洗い物が少なく済む料理のレパートリーを増やすことも、時短テクニックのひとつと言えそうです。カフェの食事やお子様ランチのように盛りつけると、見た目もオシャレになり子どもも喜んでくれるかもしれませんね。

それぞれにあう食事の仕方を見つけよう

食事する子ども
KPG_Payless/Shutterstock.com

共働き家庭のママたちは、毎日必ず食事を作らないといけないと気負わず、宅配サービスや外食などを便利に活用していたという声も聞かれました。食事を手作りする場合も作り置きを活用したりと、無理なく続けられる工夫をしているようです。

夫婦別々で食事をする場合も、各家庭にあう食事のあり方を見つけて子どもとの時間を大切にすごせるとよいですね。

2018.10.08

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