母子手帳のもらい方。もらう場所や交付に必要なもの、かかった時間など

母子手帳のもらい方。もらう場所や交付に必要なもの、かかった時間など

妊娠を機に、母子手帳のもらい方が知りたいというママもいるのではないでしょうか。母子手帳をもらうには区役所の何課に行けばよいのか、もらう場所に迷うこともあるかもしれません。今回は、母子手帳のもらい方や交付に必要なもの、もらうには何課に行くのかや交付にかかった時間などをママたちの体験談も含めてご紹介します。

母子手帳とは?

妊娠すると、母子手帳を受け取ることができるようです。母子手帳とはどのようなものなのでしょうか。


母子手帳とは

母子手帳とは、正式名称を「母子健康手帳」といい、妊娠したママたちが妊娠の届け出をすることにより交付される手帳のこととされています。

母子手帳の中身は、省令様式といって法律によりある程度が定められており、省令様式の部分は全国共通とされています。その他、任意様式として自治体によっていくつか内容が定められている部分もあるようです。


母子手帳の使い方

母子手帳は、妊娠中の健康状態を記録することで診査や保健指導の参考にしたり、出産後の赤ちゃんの体重や発達などの成長の記録を残すことができるようです。

ママや赤ちゃんの様子をしっかりと記入しておくことで、成長の変化を確認することができそうですね。また、出産後の赤ちゃんの予防接種の記録も記入できるようなので、記入しておけば忘れてしまうことがなさそうです。

母子手帳は、妊娠や出産のアドバイスも書かれているようです。赤ちゃんを迎えるためのサポートになるのではないでしょうか。

出典:母子健康手帳の交付・活用の手引き/厚生労働省

母子手帳のもらい方

実際に母子手帳をもらうには、どのように手続きをすればよいのでしょうか。母子手帳のもらい方を調べてみました。


もらう場所

区役所
iStock.com/Loco3

母子手帳をもらうには、区役所や自治体によっては区民センターに行くとよいようです。区役所の何課に行けばよいのか受け取り場所に迷うかもしれませんが、一般的には各自治体の福祉課や保健センターなどで交付しているそうです。

何課でもらうことができるのかは自治体によって異なるようなので、区役所などに確認をするとよさそうです。


もらう時期

カレンダー
iStock.com/iStock.com/

母子手帳をもらうには、時期に決まりはないようですが実際にママたちに聞いたところ妊娠6週から10週頃で、胎児の心拍が確認できてから受け取りに行ったというママの声がありました。

タイミングはさまざまなようですが、病院から母子手帳をもらうように言われることもあるそうです。病院でいつもらえばよいのか確認してみてもよいかもしれませんね。


必要なもの

母子手帳をもらうときに必要なものはなにがあるのでしょうか。一般的に母子手帳の受け取りに必要なものは、以下のもののようです。

・妊娠届
・マイナンバーカードまたは個人番号通知カード
・本人確認書類
・委任状(代理人の場合)

マイナンバー制度の導入以降、マイナンバーカードや通知カードなど、個人番号の確認ができるものを必要なものとする自治体も多いようです。本人確認書類は忘れずに持って行くようにするとよいでしょう。

母子手帳をもらうには、出産予定日や妊娠週数などを記入する妊娠届も必要なものとしているようです。

妊娠届は、病院でもらえる場合と区役所などでその場で記入する場合があるようなので、病院や自治体にもらう場所を確認しておくとよいかもしれません。


引っ越したらどうする?

母子手帳は自治体ごとに内容に少しの違いはあるものの、ある程度の内容は決められていて全国共通のため、引っ越しても新しいものに取り換えたり手続きをする必要はないようです。住所の書き換えなどは、忘れずに行っておくとよいかもしれません。

しかし、母子手帳の交付といっしょにもらうことのできる検診の受診票は、交付された自治体でしか使用ができない場合がほとんどのようなので手続きが必要になりそうです。

こちらの記事も読まれています

母子手帳をもらうのにかかる時間

母子手帳をもらうには、どのくらいの時間がかかるのでしょうか。ママたちに実際にかかった時間を聞いてみました。

「役所についてすぐに対応してもらえましたが、母子手帳の説明などを含めると1時間くらいかかりました」(20代ママ)

「役所についてから10分ほど待ち時間があり、届出を出してから30分くらいで受け取ることができました。つわりで辛かったので、体調を考慮して説明なども手早く行ってくれました」(30代ママ)

30分から1時間ほどでもらうことができたというママの声がありました。その日の区役所などの混み具合などによって、かかる時間は変わるのではないでしょうか。

時間がかかるかもしれないことも考慮して、余裕をもっていくとよいかもしれませんね。

母子手帳といっしょにもらえるもの

母子手帳をもらうときには、他にもいくつか受け取ることのできるものがあるそうです。


検診の受診票

妊婦健康診査の費用を、自治体が一部負担する制度を設けているところもあるそうです。そのような自治体では、検診の受診票を受け取ることができるようです。

この受診票の補助金額は自治体によって異なり、ほとんどの自治体では、交付された自治体のみでの使用とされています。


マタニティマーク

マタニティマークとは、妊娠・出産に関する安全性と快適さの確保を目指して作られたマークのこととされています。マタニティマークのキーホルダーを、母子手帳といっしょに交付している自治体も多いようです。

マタニティマークは、区役所などのほかにも鉄道駅や航空会社などでも配布しているところがあるそうです。

出典:マタニティマークについて/厚生労働省

妊娠・出産の案内本

妊娠、出産について学ぶための母親学級の案内や母子手帳の副読本、育児の支援ガイドブックなどをいっしょに配布している自治体もあるようです。初めての妊娠だと特に、案内本があると助かりますよね。

その他にも、ママのサポートに関するパパのための父子手帳がある自治体もあるそうです。配布されるものは自治体によって異なるようなので、住んでいる自治体のホームページなどで確認してみるとよいかもしれません。

母子手帳で赤ちゃんの成長を記録しよう

妊婦さん
iStock.com/NataliaDeriabina

母子手帳のもらい方は自治体によって異なるようです。もらうには必要なものはなにかや、もらう場所は区役所の何課なのかなど、自治体のホームページなどで確認しておくとよいかもしれません。

時間がどのくらいかかるのかはもらう日などにもよるので、時間がかかるかもしれないことも考慮し余裕を持って行くとよさそうですね。母子手帳で、赤ちゃんの成長を記録してみてはいかがでしょうか。


2018年09月24日


広告の後におすすめ記事が続きます


基礎知識カテゴリの記事

ショート動画

教育を親の自己満足にしてはいけない。教育虐待になりうるハイパーペアレンティングの恐ろしさとは

教育熱心はどこまで?

この連載を見る

不安定な社会情勢やSNSなどを通じて得る過剰な教育情報によって、子どもの教育に奔走し、過干渉な子育てをする親が増加しています。行き過ぎた「教育熱心」が及ぼす危険性とは?そして子どもを疲弊させないために、親がどうあるべきか、各専門家に取材しました。
一面の銀世界での非日常体験 星野リゾート リゾナーレトマム×チャレンジ力

非日常の中で、子どもがさまざまな力を育むきっかけになる「旅」。今回は「星野リゾート リゾナーレトマム」親子旅のレポートです。「旅育」をテーマに専門家に話を伺い、想像力を育んだ旅についてお伝えします。