七草粥を子どもと食べよう。餅などを使った子どもも食べやすいアレンジレシピ

七草粥を子どもと食べよう。餅などを使った子どもも食べやすいアレンジレシピ

七草粥を食べるとき、食べる由来をどのように子どもに伝えたらよいのか気になるママやパパもいるのではないでしょうか。今回は、七草粥の由来の子どもへの伝え方や子どもが食べやすい七草粥の工夫、餅などを使った七草粥のアレンジレシピなどを体験談を交えてご紹介します。

七草粥の由来を子どもに伝えよう

春の七草とは「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ」の七種類の植物のこととされています。これらを入れて作ったお粥を七草粥というようです。

七草粥を食べる由来には諸説あるようですが、子どもにはどのように話すと伝わりやすいのでしょうか。ママたちに子どもへの伝え方を聞いてみました。

「お正月におせち料理や普段食べないごちそうを食べたので、お腹が疲れたといっているねと話しました。お腹にやさしいお粥を食べて、休ませてあげようと伝え、七草粥を食べました」(20代ママ)

「雪のなかからがんばって芽を出した春の七草を食べると、元気になって風邪を引かなくなるんだよと伝えました。子どもにも伝わったようで、たくさん食べてくれました」(30代ママ)

七草粥の由来や食べる理由を子どもに伝えるときは、子どもの年齢にあわせた話し方や伝え方をするとわかりやすいかもしれません。七草粥を食べると家族みんなで元気に暮らせると伝えたというママの声もありました。

子どもが喜ぶ七草粥を作る工夫

普段食べることが少ない七草粥は、食べにくいと感じる子どももいるかもしれません。実際に、ママたちがした子どもが七草粥を食べるときの工夫をご紹介します。


子どもの好きな味つけにする

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「七草粥の青臭さをいやがったので、子どもの好きなカレー風味にしました。粉末のカレー粉を少量加えるだけで、青臭さが気にならなくなったようで食べてくれました」(30代ママ)

「緑色の野菜が苦手な子どもなので、子どもの好きなトマト味の七草粥を作りました。トマトの缶詰を加えると、食べやすくなったようで完食してくれました」(20代ママ)

基本の七草粥はシンプルな塩味のため、七草の青臭さが気になったり、野菜が苦手だったりすると食べにくいと感じる子どももいるようです。味噌味にすると喜んで食べてくれたというママの声もありました。


具だくさんにする

「七草だけでは食べ飽きてしまうかもしれないと思い、かまぼことコーンを入れました。見た目もカラフルになり、楽しんで食べてもらえました」(40代ママ)

「七草粥に溶き卵を入れて作り、肉そぼろとのりをトッピングしました。気に入ってくれたようでおかわりもしてくれました」(20代ママ)

子どもが喜んで食べてくれるように、子どもの好きな食材を入れて具だくさんの七草粥を作ったママもいるようです。なるとや花麩など子どもの目を引く具を入れると、喜んで食べてくれたというママの声もありました。


餅を入れる

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「七草粥に餅を入れて作りました。餅が溶けてとろみが出ると、子どもも七草粥を食べやすくなったようです」(20代ママ)

「小さめに切った餅を揚げ、七草粥に乗せました。クルトンのようなサクサクとした食感が気に入ったようで、たくさん食べてくれました」(40代ママ)

餅を煮込んでとろみをつけたり揚げ餅を乗せたりして、子どもが喜んで食べてくれる工夫をしたママもいるようです。焼いた餅を乗せると、餅が少しずつやわらかくなるので、子どもも食感が変わることを喜んで食べてくれたというママの声もありました。

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七草粥のアレンジレシピ

子どもでも食べやすい七草粥のレシピが知りたいと考えるママもいるのではないでしょうか。ママたちに、七草粥のアレンジレシピを聞いてみました。


中華風の七草粥

「七草は下茹でして刻んでおきます。鍋にご飯と水を入れて火にかけ、お粥状になったら刻んだ七草とほぐしたホタテの缶詰を汁ごと入れます。鶏ガラスープの素と塩で味を整え、火を止めてごま油を回し入れたら完成です」(30代ママ)

ホタテやごま油を使い、中華風の七草粥を作ったママもいるようです。ごま油の香りで、子どもも七草の青臭さが気にならなくなるかもしれませんね。


豆乳風味の七草粥

「鍋に豆乳とだし汁を入れて加熱し、味噌としょうゆと塩を入れて溶かします。作っておいた七草粥を加えて煮ます。最後に白ごまをかけたら完成です」(20代ママ)

子どもが七草粥を食べたがらないとき、豆乳などで味つけをアレンジしたママもいるようです。鶏肉を加えると、豆乳鍋のようになり子どもも喜んだというママの声もありました。

餅を使った七草粥のアレンジレシピ

地域によっては、餅を使ったレシピで七草粥を作るところもあるようです。お正月らしい、餅を使った七草粥のアレンジレシピをご紹介します。


餅入りリゾット風の七草粥

「刻んだ七草を耐熱容器に入れ、ラップをかけて加熱しておきます。バターを溶かした鍋にお米を入れ、水とコンソメスープの素を加えて煮込み、煮立ったら牛乳と小さく切った餅を加えます。お米がやわらかくなったら七草ととろけるチーズを入れ、塩とコショウで味を整えたら完成です」(30代ママ)

餅やチーズを使ってリゾット風の七草粥を作ったママもいるようです。七草粥があまったときに、最後に牛乳とチーズを入れてリゾット風にアレンジし、最後に焼き餅をトッピングしたというママの声もありました。


焼き餅とたらこの七草粥

「鍋に水とお米を入れて火にかけ、お米がやわらかくなったら刻んだ七草を加えて煮込みます。和風だしと塩で味つけし、食器に盛りつけ、焼いた餅とたらこを乗せたら完成です」(20代ママ)

基本の七草粥のレシピに、焼き餅と焼きたらこをトッピングすると子どもに好評だったというママの声がありました。子どもはたらこ、大人は明太子など好みにあわせて使う食材を変えてもよいかもしれませんね。

家族みんなで七草粥を食べよう

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子どもと七草粥を食べるとき、どのような工夫をすると喜んでくれるのか知りたいママもいるのではないでしょうか。子どもが七草粥を食べにくいと感じるときは、餅やチーズを使ったアレンジレシピを考えるママもいるようです。

七草粥の由来や食べる意味を子どもにもわかりやすく伝えながら、七草粥を作ってみてはいかがでしょうか。

2018.09.06

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