ブランクがあるママの履歴書の書き方。専業主婦期間のアピール方法や志望動機の例文

ブランクがあるママの履歴書の書き方。専業主婦期間のアピール方法や志望動機の例文

仕事のブランクがあるママがパートを始めようと考えたとき、専業主婦をしていた期間について履歴書にどう書けばよいのかなど気になることもあるのではないでしょうか。今回は、パートを始めるときの履歴書の選び方や書くときのポイント、志望動機の例文を体験談を交えながらご紹介します。

ブランクがあるママが履歴書を書くとき

結婚や子育てなどをきっかけに、仕事にブランクができるママもいるのではないでしょうか。子育てが一段落したタイミングなどで、そろそろ仕事復帰しようと考えることもあるかもしれません。ママたちは、履歴書を書くときにどのようなことが気になったのでしょうか。

「子育てのため、仕事のブランク期間が5年ほどありました。専業主婦をしていたブランク期間を履歴書にどのように書くとよいのか気になりました」(30代ママ)

「パートの仕事に応募しました。家が近いのが一番の志望動機でしたが、それ以外に何を志望動機として書いたらよいか悩みました」(30代ママ)

ママたちは、専業主婦をしていたブランク期間をどう書くかなど、履歴書の書き方について気になっていたようです。ブランク期間が長いと、何をアピールしたらよいのか悩んだというママの声もありました。

履歴書の選び方

パートや正社員など、希望する働き方やアピールしたいことによって履歴書の選び方は違うのか気になるママもいるかもしれません。ママたちは、どのようなことをポイントに履歴書を選んだのか聞いてみました。


職歴欄が書きやすいもの

履歴書を書く人
iStock.com/maroke

「結婚を機に退職し、専業主婦になりました。職歴欄の空白部分が目立たないように、職歴欄が少なめの履歴書を購入しました」(20代ママ)

職歴が少ない場合は、空白が目立たないようにと考えて履歴書を選ぶママもいるようです。パート用と書かれた、職歴欄の少ない履歴書もあるようなので、自分の職歴を考えながら書きやすい履歴書を選ぶとよいかもしれません。


職務経歴書つきのもの

「正社員で何回か転職経験がありました。これまでの業務内容をアピールしたいと思ったので、職務経歴書がセットになった履歴書を選びました」(30代ママ)

これまで経験してきたことを積極的にアピールしたい場合など、職務経歴書つきの履歴書を選んだというママもいました。パートの場合でも、応募先によって職務経歴書の提出が求められることもあるかもしれませんね。

こちらの記事も読まれています

履歴書を書くときのポイント

専業主婦をしていて仕事にブランクがある場合、履歴書を書くときにはどのようなことに気をつけるとよいのでしょうか。履歴書を書くときのポイントをご紹介します。


専業主婦の期間を明記する

「ブランクの期間が長かったので、その間は専業主婦をしていたことをしっかりと伝えたほうがよいのではと考えました。自己PR欄を使い、ブランク期間中は専業主婦として家事育児に専念していたことを書きました」(30代ママ)

「結婚後はずっと専業主婦でした。志望動機の冒頭で、退職後は専業主婦だったことを明記し、専業主婦の期間にしたことなどをアピールしました」(20代ママ)

結婚や子育てなどで仕事のブランクがある場合、専業主婦をしていたことを自己PR欄や志望動機の欄に書いたママもいるようです。専業主婦でも、子育て経験から得たことや経験して身につけたことなどは、アピールできるポイントとなるかもしれません。


職歴を具体的に書く

オフィス
iStock.com/segawa7

「職歴欄には、勤務先の会社名だけではなく、どのような仕事をしていたかを具体的に書くようにしました。部署名と従事していた仕事内容についても書きました」(30代ママ)

部署名や従事していた仕事内容を書くなど、職歴を具体的に書いたというママもいました。面接官が履歴書をひと目見たときに、どのような仕事をしてきたのか伝わるように工夫するのもよいかもしれません。


人柄が伝わるエピソードを書く

「いろいろな人とすぐに打ち解けられるのが、私の長所です。新しい職場でも、この性格を活かしたいと思ったので、子育て中の体験などを交えて自己PRを書きました」(30代ママ)

未経験でも応募できる仕事の場合など、人柄を見られることもあるのではと考えるママもいるようです。職歴や経験が少ないときでも、具体的なエピソードを交えながら自分の性格を伝えたというママの声もありました。

志望動機の例文

パートなどで仕事復帰を考えたとき、志望動機に何を書いたらよいのかわからないママもいるのではないでしょうか。仕事にブランクがあるときの志望動機の例文をご紹介します。


未経験の職種の場合

未経験の職種に応募するとき、志望動機にはどのようなことを書くとよいのでしょうか。応募先を事務職と小売店を想定した志望動機の例文をご紹介します。

【事務職】
「結婚後はパソコンで家計簿を作成しています。事務職の経験はありませんが、パソコンの基本的な操作はできますし、貴社には未経験者向けの研修制度があると知り、応募いたしました。知らないことも積極的に学びながら、長く勤めたいと考えております」

【小売店】
「他店にはない品揃えのよさに魅力を感じ、普段から貴店で買い物をしています。このたび、自分が希望する条件で求人募集していることを知り、応募いたしました。販売の経験はありませんが、人と接することが好きなので、長く働きたいと思っています」

未経験の仕事に応募するときは、応募先に感じている魅力や、仕事に活かせそうな自分の性格などをアピールするとよいようです。新しいことに挑戦したいという意欲も伝えられるとよいかもしれませんね。


経験のある職種の場合

これまでに経験したことのある職種に応募する場合、ママたちはどのような志望動機を書いたでしょうか。応募先を事務職と専門職を想定した例文をご紹介します。

【事務職】
「事務の仕事を3年間担当していました。出産のため退職しましたが、また事務職で働きたいと思い、自宅近くで募集していた貴社に応募いたしました。主要なパソコンソフトは前職でも使っていましたので、基本的な操作は問題なくできます。一から学ぶ気持ちも忘れずに、積極的に取り組みたいです」

【専門職】
「出産前は、介護の仕事に5年ほど携わっていました。利用者様から感謝されたときに介護の素晴らしさを知り、また同じ職種で働きたいと思い応募しました。介護福祉士の資格を活かし、利用者様のために誠心誠意対応していきたいと思います」

経験のある職種に応募する場合、これまでの資格や経験、応募した仕事の魅力などを具体的に書くとよいようです。即戦力になれることをアピールしたというママの声もありました。

履歴書で自分をアピールしよう

PCで仕事するママと子ども
iStock.com/Yagi-Studio

パートなどの新しい仕事を始めようと考えたとき、履歴書の志望動機など、どう書けばよいのか不安に感じるママもいるかもしれません。自己PRとして専業主婦の期間に身につけたことを書いたり、人柄が伝わるエピソードを書いたりと工夫したママもいるようです。

ブランク期間の育児経験で得たこともアピールしながら、履歴書を書いてみてはいかがでしょうか。

2018.09.13

仕事カテゴリの記事

ショート動画

教育を親の自己満足にしてはいけない。教育虐待になりうるハイパーペアレンティングの恐ろしさとは

教育熱心はどこまで?

この連載を見る

不安定な社会情勢やSNSなどを通じて得る過剰な教育情報によって、子どもの教育に奔走し、過干渉な子育てをする親が増加しています。行き過ぎた「教育熱心」が及ぼす危険性とは?そして子どもを疲弊させないために、親がどうあるべきか、各専門家に取材しました。
夫婦2人で全部は無理?「子育て・家事・仕事」現代子育てに素敵な選択肢を

共働き家庭が増加している昨今、夫婦ともに実家が遠いと、どうしてもシッターが必要になることもあるのではないでしょうか。今回の記事では、共働き家庭のママが有資格者のみが登録できるKIDSNAシッターのサービスをはじめて利用した様子をレポートします。