里帰り出産中は寂しいと感じる?旦那側、妻側それぞれの心境とは

里帰り出産中は寂しいと感じる?旦那側、妻側それぞれの心境とは

里帰り出産でママが実家に帰ると、夫婦それぞれが寂しいと感じることもあるかもしれません。今回の記事では、里帰り出産中の妻側、旦那側それぞれの心境や、寂しいと感じた瞬間、里帰り出産中に夫婦のコミュニケーションをとるために意識したことなどを体験談をもとにご紹介します。

里帰り出産前の夫婦それぞれの心境

出産のときのサポートや、出産後の生活も考え、里帰り出産を選択するママもいるのではないでしょうか。里帰り出産中は夫婦が離れて暮らすようになるため、それぞれ心配に思うこともあるようです。里帰り出産前はどのような心境だったのか、ママとパパそれぞれに聞いてみました。


ママの心境

「初めての出産なので里帰り出産を選びました。しかし、普段家事をまったくしない旦那をひとり家に残していくのは心配でした」(30代ママ)

里帰り出産で実家に行くことを楽しみにしているというママがいる一方で、家にひとり残していくパパが心配だったという声もありました。また、1カ月以上離れてすごすことを寂しく感じたというママもいるようです。


パパの心境

「仕事で家を空けている時間が長いので、妻には里帰り出産することを勧めました。僕の食事や家事の心配をしてくれていましたが、一人暮らしの経験もあるのでなんとかなるだろうと思っていました」(30代パパ)

「妻には実家ですごしてもらったほうが安心なので、里帰り出産するように決めましたが、いざひとりで家ですごすとなると家事も心配だし、寂しく感じると思います」(20代パパ)

妻の里帰り期間中、家にひとりでいることを苦に思わないパパもいれば、食事や家事をどうすればよいのかと心配に感じていたというパパもいました。いざ出産のときにすぐに駆け付けられるかが気になるというパパの声もありました。

里帰り出産中旦那が寂しいと感じたとき

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iStock.com/kanonsky

ママの里帰り期間中、パパはどのようなときに寂しいと感じたのでしょうか。パパが寂しいと感じた瞬間について聞いてみました。


誰もいない家に帰るとき

「いつもは家に帰宅すると、妻と2歳の娘が『パパ、おかえり』と出迎えてくれるのですが、里帰り出産期間中はそれがなかったので毎日とても寂しかったです」(30代パパ)

仕事が終わり誰もいない家に帰ったときや、家の中がシーンと静まり返っていることを感じた瞬間、寂しさを感じたというパパがいました。普段賑やかな家に一人ですごすとなると、パパも寂しいと感じざるを得ないかもしれませんね。


家事をしているとき

「自分のためだけに料理を作るときや、お風呂に入る準備しているときなど、ひとりで生活しているんだと実感して寂しくなりました」(30代パパ)

家事をしているときに寂しさを実感するというパパの声がありました。日常の何気ない瞬間に家族の姿を思い出し、ひとりで生活していることをしみじみと実感するのかもしれませんね。

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里帰り出産中に妻が寂しいと感じた瞬間

里帰り出産中、実家にいるママも寂しいと感じることもあるようです。どのような瞬間に寂しいと感じたのか、ママたちに聞いてみました。


出産を不安に思うとき

「初めての妊娠出産のため、出産予定日が近づくととても不安に感じました。実家には母もいて心強い面もあったのですが、この気持ちを旦那にも伝えたくても伝えられず、泣くこともありました」(30代ママ)

「妊娠したときからずっといっしょに赤ちゃんの成長を楽しみにしてきたのに、出産近くになって旦那がいないので、そのことをすごく寂しく感じました」(30代ママ)

出産を不安に思う気持ちをパパに話して共有したかったというママもいました。父や母には話せないことも、パパになら安心して話せるということもあるかもしれませんね。


子どもの様子をすぐに共有できないとき

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「生まれた後の赤ちゃんの姿やかわいく泣く様子など、嬉しい瞬間を旦那と共有できないときに寂いと感じました。すべての瞬間がかわいいのでもったいないなと思いました」(30代ママ)

新生児ならではのかわいい瞬間を共有できないことを、寂しく思うママもいるようです。写真や動画に撮りきれない瞬間もあり、もどかしく感じたというママの声もありました。

里帰り出産中に寂しくないよう意識したこと

里帰り出産中、寂しくならないように対策をしたというパパとママもいるようです。どのようなことに意識して対策をとったのか聞いてみました。


1日1回は連絡をとりあう

「1日1回は電話かメールで旦那と連絡をとりあっていました。寂しくて泣くこともありましたが、その日にあったことを10分から20分くらい話すだけでも、寂しい気持ちが少し紛れました」(20代ママ)

1日1回は電話をするなど、まめに連絡をするようにしていたというパパとママの声がありました。距離が離れているからこそ、意識的にコミュニケーションをとることが大切になってくるかもしれませんね。


時間があるときには会いに行く

「里帰り出産の期間中、週末は妻の実家に出かけていました。妻の実家までは車で片道2時間なのですが、妻と子どもに会えることが楽しみだったので毎週行っていました」(30代パパ)

休日など時間のあるときに、積極的に会いに行ったというパパもいました。次に会うときを楽しみに、平日の仕事をがんばることができたというパパの声もありました。また、ひとりですごしているパパの様子が気になるママにとっても、定期的に会いにきてくれることで、パパの様子などが知ることができてよいかもしれませんね。


約束事を決める

「離れている間にがんばることを約束事として決めました。妻は出産までの体調管理をがんばり、僕は妻がいない間家事と仕事をがんばると約束しました。約束事のおかげで里帰り出産期間も短く感じられました」(30代ママ)

「お互いに産まれてくる赤ちゃんの名前を考えようと旦那と約束をしました。会ったときにどんな名前を考えたのか発表するようにしていました」(30代ママ)

夫婦間で約束事を決めることによって、里帰り期間中もがんばって乗り越えることができたというママやパパもいました。お互いが同じ気持ちでがんばっていることを感じられれば、離れてすごしていてもあまり寂しさを感じずにすむのかもしれませんね。

お互いを思いやって里帰り期間を乗り越えよう

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里帰り出産の期間中に寂しいと感じたり、寂しくて泣くことがあったという声もありました。寂しいと感じる瞬間は妻側、旦那側でそれぞれ違いがあるようですが、離れている間にも意識的にコミュニケーションをとることによって、寂しさを減らすことができそうです。里帰り出産期間をうまく乗り越えて、赤ちゃんを温かく迎え入れてあげられるとよいですね。

2018.10.29

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