共働きの家事分担表。作り方のアイディアと夫婦で活用し続けるポイント

共働きの家事分担表。作り方のアイディアと夫婦で活用し続けるポイント

家事をスムーズに分担する方法として、家事分担表を活用している夫婦もいるようです。共働きしつつ子育てしていると、毎日の家事が負担になる場合もありますよね。家事分担表はどのように用意すればよいのでしょう。継続して使い続けるためのポイントといっしょにご紹介します。

家事分担表を作る前に

共働き夫婦が家事の分担表を作るには、まず何をしたらよいのでしょう。スムーズに分担ができるように始めたい下準備をご紹介します。


家事や子どもに関わる内容をすべて書き出す

パパと家事を分担するなら、まずはどのような家事を普段しているのか目に見える形で書き出してみてはいかがでしょう。朝起きてから就寝まで、できるだけ細かく思い出せるとよいかと思います。書き出すと夫婦で必要な家事と子育てを認識できたり、毎日やる必要のない家事も見つかるかもしれません。家事を見直すだけでも、パパの意識が変わるよいきっかけになりそうですね。


得意なこと、苦手なことをお互い認識する

パパとママが同じように家事ができたらよいのかもしれませんが、得意なことや苦手なことはそれぞれ違いますよね。パパにはできない、ママには無理、という家事もあるかもしれません。分担表にして書きだしてみると、これはパパもできそうだなと分かる場合もあるでしょう。苦手な家事を押しつけあわないために、得意なことをはっきりさせておくとよいようです。

共働きの家事分担表のアイディア

共働きのママやパパが家事を分担するには、どのような家事分担表を用意すればよいのでしょう。働き方や生活リズムにあった分担表のアイディアをご紹介します。


平日用と休日用で分ける分担表

カレンダー
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土日は固定でお休みなど、夫婦そろって毎週同じ曜日に休みが重なるなら、分担表は平日用と休日用の2種類用意してみてはいかがでしょう。休日は食事の準備をパパにお願いしたいママもいるかもしれません。手に届きにくい場所の掃除など、平日は無理でも時間に余裕がある休日ならできる家事もありそうですよね。平日と休日で担当する家事を入れ替えるのも、よい気分転換になるかもしれません。休日だけは簡単な家事を子どもに任せたりして、家族みんなで協力しても楽しそうですね。


状況によって担当を変えられる分担表

共働きで働いていると、起きる時間や帰宅時間が日によって異なる場合もありますよね。パパが毎日お風呂を洗う、ママが必ず朝ごはんを用意するなど、家事分担を固定化するのが難しいなら、状況によって担当を変える分担表が利用しやすいようです。例えば「家を出るのが遅い人がゴミ出しをする」「早く帰宅した人が炊飯器をセットする」「子どもといっしょにお風呂に入らない人が、子どもの歯を磨く」など、家庭によって状況は異なるかと思います。仕事が忙しいときでも家事が負担にならないよう、夫婦で話し合いながら決めてみてはいかがでしょうか。


やったことを報告できる分担表

共働き夫婦の中には、家事を分担してルール化するのに抵抗がある場合もあるかもしれません。ルール化はしたくはないけどスムーズに分担をしていきたい、そんなときはマグネットとホワイトボードを使った分担表はいかがでしょうか。

ホワイトボードに家事の内容を表や箇条書きで書き出し、ママとパパで色の違うマグネットを複数用意します。家事をやったら、自分のマグネットを隣に貼っていくという方法です。例えば、ママがお風呂を洗ったらお風呂掃除欄の隣にママのマグネットを、パパがゴミ出しをしたらゴミ出し欄の隣にパパのマグネットを貼っていきます。これならだれが何をやったか一目でわかり、やっていない家事も明確です。ママとパパがマグネットを貼る様子を見て、積極的にお手伝いしたがる子どももいるかもしれませんね。

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せっかく家事分担表を作ったのなら、継続して使い続けたいですよね。共働きでも無理なく分担し続けるには何に気をつければよいのでしょう。


やり方を無理して揃えない

食器を洗う順番や洗濯物の干し方など、夫婦間でやり方が違う場合もありますよね。「そのやり方じゃだめだよ」とつい口を出したくなるかもしれませんが、家事のやり方全てを統一するのは難しいのではないでしょうか。どうしても気になるようなら、なぜその方法でやっているのか相手に聞いてみてもよいかもしれません。お互い気持ちよく家事ができる環境を整えられるとよいですね。


完璧を目指さない

仕事で疲れてしまったときなど、毎日必ずしも分担通りに家事ができるわけではないですよね。子どもがぐずって家事が滞る場合もあるでしょう。共働き世帯に限りませんが、毎回完璧に家事をするのは難しい場合が多いのではないでしょうか。分担通りにできていなくても、責めない心のゆとりをお互い持てるとよいかもしれません。できない日が続くようなら、分担表の内容をこまめに変更していってもよさそうですね。


気が向いたら相手の家事も手伝う

いつもより早めに帰宅できたり、自分が担当する家事がすぐに終わった日があれば、たまには相手の家事を手伝う日があってもよいかもしれません。手伝いを強制してしまうとお互い負担になりがちかもしれませんが、「気が向いたら」程度にしておけば精神的な負担も少なく、もしかしたら手伝いやすくなるかもしれません。分担表を作りつつ、ママとパパがそれぞれ助け合いながら家事をすすめられるとよいですね。


感謝の気持ちを忘れない

家事にはいろいろありますが、すべての家事は家族を思ってのことですよね。ママやパパが家事をするのが当たり前にならないよう、お互い感謝の気持ちは忘れないよう心掛けられるとよいでしょう。ママとパパがお互い「ありがとう」と言い合う姿を見て、子どもも自然と「ありがとう」と言葉にする習慣が身につくかもしれません。まずは夫婦で感謝し合える関係を続けてみてはいかがでしょうか。

家事分担表を利用しよう

仲のいい夫婦
iStock.com/TAMAKI NAKAJIMA

共働きをしつつ子育てをしていると、思い通りに家事ができず悩んでいるご家庭も多いのではないでしょうか。仕事と家事育児の両立は簡単ではありません。分担表があれば家事の負担が偏らず、子どもと過ごす時間も増える場合もあるでしょう。家族みんなが笑顔に過ごせるよう、共働きだからこそ自分たちに合った家事分担表を利用してみてはいかがでしょうか。

2018.10.02

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