共働き家庭の夕食。ストック準備や時短効率でやっていること

共働き家庭の夕食。ストック準備や時短効率でやっていること

子どもがいる共働き家庭の場合、夕食を作る時間を効率よくしたいと考えるのではないでしょうか。時短効率でやっていることや準備などについて聞いてみました。

共働き家庭の夕食はどうしている?

夕食を作る時間があまりとれない共働き家庭では、どのように夕食を準備しているのでしょうか。共働きのママたちに聞いてみました。

「週末にまとめて下ごしらえをしておき、平日は味付けした肉や魚を焼くだけで主菜ができるようにしています。食べ盛りの子どもがいるので栄養面や食事のボリュームがあるメニューにしたいと考えています」(30代ママ)

「小さい子どもがいるので、あまり遅い時間の夕食にならないよう30分程度で作れるものを考えています。どうしても時間がないときはスーパーの惣菜をメニューに加えることもあります」(20代ママ)

共働きの家庭では、事前におかずの下ごしらえしておいたり、時短できるメニューを考えたりするなどの工夫をしているといったママの声がありました。一方で、子どもには栄養バランスがよくボリュームのある夕食を出したいと考えるママもいるようです。

時間をかけて夕食を作れないとき、献立を考えるコツや時短で夕食を作るための工夫にはどのようなことが考えられるのでしょうか。

夕食の献立を考えるときのコツ

きんぴらごぼう
iStock.com/hungryworks

共働きのママたちは、いろいろ工夫をして夕食の献立を考えているようです。どのようなコツがあるのか聞いていました。


献立のパターンを決める

「月曜は焼き魚、火曜は煮物など曜日毎に献立のパターンを決めておくと、献立を考えるのが楽に感じます」(30代ママ)

「きんぴらごぼうは家族みんなが好きなおかずなので、我が家の定番おかずとして週に2、3回は副菜として食卓に出しています」(20代ママ)

献立パターンを決めておいたり、定番のおかずがあると、献立を決める時間を短縮できるかもしれません。パターンの考え方は、曜日によって和食、洋食、中華などのカテゴリーで分けるようにしているというママの声もありました。


リメイクやアレンジがしやすいメニュー

カレー
iStock.com/kazoka30

「週末には、たくさんの野菜を入れたカレーを作り、残りを冷凍しておきます。カレーうどんや焼きカレーなどいろいろアレンジできるので忙しい日の献立メニューとして役立っています」(30代ママ)

「野菜炒めは、中華や醤油など調味の仕方でいろいろ味に変化がつけられるほか、チャーハンやお好み焼きなどにリメイクできるのでよく作っています」(20代ママ)

リメイクやアレンジがしやすい料理を献立メニューに入れると、忙しい夕食作りに役立ちそうです。ママの中には、茹で鶏を作っておき、バンバンジーや鶏団子、サンドイッチの具として便利に使っているという声もありました。


常備菜を活用する

「仕事が休みの日には野菜をたっぷり使った常備菜を2,3品作っておき、毎日の夕食に副菜として出すようにしています」(30代ママ)

「切り干し大根などの乾物は、3日分ほど水で戻しておきます。おにぎりの具として使ったり、ポン酢などで味付けをして副菜で出したりするなど、いろいろな形で食卓へ出しています」(20代ママ)

すぐに食卓へ出せる常備菜を作っておくと、夕食作りの時間を短縮できるほか、栄養面でのバランスも取りやすいかもしれません。味付けした状態のものだけでなく、味付けする手前の段階で置いておけば、いろいろアレンジできて便利かもしれません。

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夕食の準備を時短するための工夫

夕食の準備を時短するために、共働きのママたちはどのような工夫をしているのでしょうか。ママたちに聞いてみました。


まとめて下ごしらえしておく

下ごしらえした冷凍肉
iStock.com/Qwart

「肉や魚などの主菜は、週末にまとめて下ごしらえしておくようにしています。味付けした状態で冷凍しておけば、食べるときには解凍して焼くだけなので、時短メニューとして気に入っています」(30代ママ)

「朝や夜など少しでも空いた時間があれば、ミニトマトのへたをとって洗ったり、使う予定の野菜を切っておくなど、時短につながりそうなことをしています」(20代ママ)

まとめて下ごしらえをしておくことが、夕食準備の時短につながるというママの声がありました。ママの中には、朝30分早く起きるようにして、夕食の下ごしらえをするようにしたら夕方の時間に余裕が持てるようになったという声もありました。


時短できる調理器具を使う

「煮物などを作りたいときには、短時間で調理できる圧力鍋をいつも使っています。硬い野菜や肉でも短時間で柔らかくなるのでとても便利です」(30代ママ)

「汁物を作るときには、ほとんど火を使わずに調理できる保温調理鍋を使うことが多いです。鍋の保温力で調理できるので、火加減などを心配する必要もなく、コンロも空くので時短で品数を多く作りたいときには役に立っています」(30代ママ)

圧力鍋や保温調理鍋などの調理器具は、時短調理をするのに役立ちそうです。料理の加熱や野菜を茹でるときには電子レンジを使って時短しているというママの声もありました。


宅配を利用する

「平日の夕飯は、簡単に作れる宅配サービスの料理キットを利用しています。献立などのメニューを考える必要がなく、栄養バランスのよい料理を食べることができるのが嬉しいです」(30代ママ)

「買い物へ行く時間もなかなか取れないので、宅配サービスを利用しています。買い物へ行く時間も不要になるほか、無駄買いも減って助かっています」(30代ママ)

共働きのママたちの中には宅配を利用している方もいるようです。使われている食材や調理に必要な時間などは、宅配サービスによってさまざまのようなので、検討する場合にはサービスの内容を調べてみるとよいかもしれません。

共働き家庭の夕食づくりは工夫して

家族で夕食の時間
iStock.com/JohnnyGreig

子どもがいる共働きのママたちは、夕食作りをするとき、献立作りやメニューの考え方などいろいろな工夫をしているようです。時間をかけて夕食を作れないときには、献立パターンを決めたり、宅配サービスを考えたりしてみるとよいかもしれません。いろいろ試してみて、時短でおいしい夕食が作れるとよいですね。

2018.08.19

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